タイパ重視「時短美容室」に商機

では、実際にタイムパフォーマンスはどうやって上げるのでしょうか？

これらは日常生活における負担が大きく、効率化のインパクトが高い分野であることが分かります。 効率化の先にあるタイパの目的は「自分時間の確保」や「大切な人との時間」

これらの結果から、タイパの目的は単なる効率化ではなく、空いた時間を「自分らしく過ごす」ことに重点が置かれていることが分かります。

なぜタイパアップをめざすべきなのか。より短い時間で利益を出せるようになると、もっと自分投資できる時間も増え、メリハリのある生活が送れるようになります。より明確に自分の人生設計ができるようになります。

では、こうして削減された労力はなにに置き換えられたのでしょうか？ これは2つのパターンがあると考えられます。ひとつは「ゆとり」、もうひとつは「もっとタイパを向上するにはどうすればいいのか考える時間」です。

近年は忙しい日常を効率的にこなすために、コスパとタイパの両方を重視する人が増えています。

タイムパフォーマンス、略してタイパとは何かについて、改めて紹介します。

では現代の女性がコスパよりタイパを優先する場面はあるのでしょうか？

専属アシスタントやチーム制の場合はアシスタントの労働時間も入れて計算します。パートタイムでアシストしたり手の空いたスタイリストが手伝うパターンなどは、アシストの定義が難しいため、除外します。

生き方を自分で選び取るためにも、安定して長く働き続けるためにも、スタイリスト自身がこの数値に自覚的でいる必要があります。

食品大手が短時間で簡便に料理を作れる調味料の開発を競っている。キッコーマン（2801）や味の素（2802）はフライパン1つで料理が仕上がる新商品を相次ぎ投入。物価高が続くなか、外食より費用を抑えたいが料理の手間は省きたい、出来合いの弁当や総菜では物足りない、という消費者のニーズを捉え「タイパ」や「コスパ」の良さが人気を呼んでいる。

今回の調査で時短やタイパを重視する目的を尋ねたところ、もっとも多かった回答は「空いた時間を趣味など自分の時間に充てるため」（43.5％）でした。

美容師を長く続けるためにも、タイパUPは必須の課題なのです。

タイパという言葉が注目を集める一方で、費用対効果を示す「コスパ」は、長らく商品やサービスを選ぶ際の基準とされてきました。

ただし、タイパ＝すべての効率化という意味ではありません。