金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
2月10日の金相場は最高値を記録しました。ニューヨーク商品取引所における4月限の金先物は、2,934.40ドルで取引を終え、46.80ドル(1.62%)の上昇となりました。
この上昇の主な要因は、米国の関税政策に対する市場の懸念です。米政権による鉄鋼・アルミニウムへ25%の新規関税導入や相互関税の方針表明により、国際金融市場での不確実性が増大しています。この状況下で、投資家の安全資産志向が強まっています。
市場関係者の見方としては、金市場は依然として有利な環境にあるとの指摘があります。特に注目すべき点として、中国人民銀行が3カ月連続で金準備を拡大し、さらに国内保険会社に対して資産の1%まで金投資を認める新たな試験的プログラムを開始したことが挙げられます。この施策により、約2,000億元規模の新規需要が見込まれています。
今後の展望については、11、12日のパウエルFRB議長議会証言が注目されています。金融政策の方向性が明らかになる可能性があり、特に利下げに慎重な姿勢が示された場合、金価格に影響を与える可能性があります。しかし、世界的な脱ドル化の動きや地政学的リスクが、引き続き金価格を支える要因となっています。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が上向きになる中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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近年金相場は オリンピック開催で上昇すると言われています
また、世界的な高インフレも継続しており、市場には金価格上昇要因が多く存在していると言えます。
1979年に起こった「ソ連・アフガニスタン戦争」は、ソ連軍とアフガニスタンの反政府軍が戦った戦争です。戦争は長引き、ソ連の完全撤収までには約10年の期間を要しました。このときには全世界で政治不安が高まり、一時的に金の価格が高騰したのです。
金相場が変動する要因の1つとしてよく挙げられるのが経済的・治安的なリスクです。治安的なリスクとはテロや戦争などを指します。
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金価格は確かにウクライナ問題や世界的なインフレ進行により足元で大きく値上がりしましたが、実は長期間にわたり値上がりを続けているのです。10年前に比べると約2倍、20年前に比べると約5倍に上昇しています。
ここまで、金の価格変動には世界情勢やそれに関連した人々の行動が深く関わっていることを解説してきました。では、実際にこれまでの歴史の中ではどのような現象が金価格に影響を与えたのでしょうか。
リーマンショックとは、アメリカ合衆国の大投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したことで連鎖的に勃発した、世界規模の金融危機のことです。このときに金も一時的に価格が下落しましたが、その後どの金融商品よりもいち早く回復しました。
また、長い目で見たドル離れや地政学リスクの高まりなどで、世界的に金融市場は不安定化する懸念やインフレが再燃するリスクもある。価値が最も安定している金に対する需要は今後も高まることが想定される。当面、価格の上昇は続きそうだ。
金価格の堅調な展開は、今後も続く可能性が高そうだ。米国や欧州で、右派と左派、保守とリベラルの社会の分断はかなり深刻だ。総選挙後の英国では、移民問題で大規模な暴動が発生している。
2000年代最大の悲劇とも言われるアメリカ同時多発テロですが、この事件の勃発は世界中に大きな不安を与え、米ドルの信頼度にも影響を及ぼしました。加えて同時期に起きたITバブルの崩壊から、リスクヘッジとしての金需要が高まり、金価格が高騰したのです。
米ドル安になると、米ドル以外で金を購入する投資家にとっては相対的に金価格が割安と感じられるので、それが金需要の増加につながり、価格上昇を引き起こす要因となります。
金は鉱山で採掘した金鉱石から取り出されて製錬されます。しかし何らかの理由によって既存の鉱山からの産出量が減少することも珍しくありません。
金の価格が動く要因として、インフレも挙げられます。インフレすなわちインフレーションとは、市場のさまざまなものの価値が上がり、相対的に貨幣の価値が下がってしまう現象のこと。通貨価値が下がったときに需要が集まるのが金です。なぜなら、金は通貨として利用される一方で「商品」の1つであり、インフレ時には物価上昇の影響を受けて価格が上昇するため、資産構成の1つとして金を保有することによって、インフレの影響に備えることができるわけです。
近年金相場は、オリンピック開催で上昇すると言われています。
将来を見越して長期保有を前提とするのであれば、生活の中の余剰資金を元手に、無理のない範囲で購入を進めていくのがオススメです。
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