【見通し】17日香港株=反落して始まるか、利益確定売りが重荷

週明け17日の香港市場は反落して始まるか。前週末のハンセン指数終値は昨年10月7日以来およそ4カ月ぶりの高値を更新したとあって、いったん利益を確定する売りが先行するだろう。17日は米国がプレジデントデーの祝日でNY市場が休場となるだけに、積極的な買いが見送られそうだ。
もっとも、売り一巡後は下げ渋る展開が予想される。14日発表の米1月小売売上高が市場予想以上に悪化したことで、米利下げ期待が再び高まるだろう。同日の米長期金利指標となる米10年債利回りは前日の4.525%から4.478%に低下し、4日ぶりに4.50%を下回って終了した。
14日のNY株式相場は高安まちまち。 ダウ平均が反落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は3日続伸した 。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のアリババ集団(09988)と美団(03690)、銀行株の中国建設銀行(00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が上回って引けた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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だが こうした楽観的な見通しは 非常に甘いものだった
4つの取引所は株式相場を支えるため、5月7日から終日取引を復活させると発表した。さらに株式市場の先行きについて、明るい見通しの発言が、証券当局の関係者やマクレホース総督から飛び出し、徐々に落ち着きが戻ってきた。5月21日にはハンセン指数が861.54ポイントまで回復した。
その後はやや戻したものの、3月は1,301.13ポイントで終了し、月間下落率は20.0%に達した。この時点でも一部の投資家は、やがて相場は上昇基調に戻ると信じ、安くなったところで買い戻すよう勧めていた。だが、こうした楽観的な見通しは、非常に甘いものだった。
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