[全般]円安是正へ

先週はパウエル議長の議会証言ではこれまでと変わらずややタカ派的な内容が示された。また、米CPIが予想を上回ったことでFRBの早期利下げ観測が後退し、利上げの可能性も浮上。ただ、トランプ政権の相互関税に署名したものの実施は先になるとの報道で一先ず安心感が広がりドル売りで反応。154円後半に上昇していたドル円も152円付近まで押し戻された。
今週は市場の注目がドルから円に移るとみている。
日米首脳会談ではトランプ大統領が対日貿易赤字を減らしたいとの意向を示した。また、自国通貨安を誘導する国に対して批判的な発言も聞かれ、ドル安発言などには注意が必要だ。
今週は日本の貿易収支やCPIの発表を控えている。
対米貿易黒字が拡大するようならトランプ大統領による円安けん制の動きが強まりかねない。
また、日本の1月CPIは前月から上昇が予想され、物価上昇基調が改めて確認されるようなら早期利上げ観測が意識される。
トランプ政権による過度な関税への不安は一先ず後退する中で今週は円安是正への動きが強まるか注目。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) – ジャンル:株式・投資・マネー