【S&P500】上値余地を探る動きが継続。
直近の日足は値幅の小さい陽線引けとなり、上値トライの流れを変えていません。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、トレンドが強い状態を保っており、上値トライの動きが継続すると見られます。6,120-30の抵抗をしっかり上抜けて終えれば一段の上昇へ。逆に、可能性が低いと見ますが、6,020-30の抵抗を下抜けて終えた場合は、1/13に付けた5,773を直近安値とする短期的なサポートラインを割り込んで下値リスクがやや高くなります。短期トレンドは5,900を割り込んで終えない限り、大きく変化しません。上値抵抗は、6,120-30,6,150-60,6,170-80に、下値抵抗は6,090-00,6,060-70,6,020-30,6,000-10にあります。
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SP500 プロの予想 強気を維持
2024年の日経平均を振り返ってみましょう。 2月22日、日経平均はバブル最高値(38,957円)を34年ぶりに上抜き、その熱冷めやらぬ3月4日には初の4万円台に乗せました。昇竜のごとき凄まじい株高には、強気の筆者もさすがに驚かされました。
10月中旬から市場を覆っていた政治的不透明感は後退し、「トランプ2.0」と呼ばれる共和党主導による「プロビジネス」や「アニマルスピリッツ」(法人減税や規制緩和など企業寄り)と呼ばれる政策期待が株式市場の上昇要因となりました。また、今年も為替市場では総じてドル高・円安となっています。
マーベリック・トレーディング(Maverick Trading)で株式デリバティブを主戦場にスイングトレード(=短期売買で利ざやを稼ぐ取引)を手がけるジョン・サラーマ氏は、過剰なほどに超強気な投資スタンスを維持してきた。
実際のところS&P500は23年7月~10月 に通算10.92%下げたのを最後に、高値から10%以上の下落を13か月以上も経験していない、異例の強さとなっています。上げ潮ムードが続くなか、強気相場に乗り遅れる恐怖(FOMO)が投資家の間に強まりました。今では機関投資家はエクイティに資金を「オール・イン」し、現金比率は10月時点で3.9%へ低下しました(経験則からは現金比率の4%割れは「売りシグナル」とされています)。まったくもってこの状況は、現在の現金比率を過去最大に高めていると伝わる、「オマハの賢人」ことウォーレン・バフェット氏と好対照をなしています。
エリオット波動に基づくと、25年前半にも日経平均は、20年3月底(16,358円)以来のプライマリー級第③波による上昇をすべて走り終えるでしょう。5年間の強気相場はいったん終了し、しばらくは停滞期(プライマリー級第④波)に入る可能性があります。
なお1年前に提示した想定レンジ[2万9000円-3万7000円](上下幅8千円)に対し、24年の実勢レンジは[3万1156円-4万2426円](同1万1270円)です。想定以上に上振れたのは、"シン・強気相場"に相応しい、嬉しい誤算です。一方、安値については(株価急落を想定していた甲斐があり)想定範囲内にとどまりました。
現在、米国株市場の参加者のほとんどが─プロもアマチュアも─陶酔に浸っている、と言えるかもしれません。2025年というのは、大きく楽観に振れた群集心理の振り子が逆回転を始め、株高から株安へと流れが大きく変わる年になる可能性があります。
いくらなんでも野心的すぎる予測と思うかもしれないが、S&P500種指数が間もなくこの6年間で5度目、2009年以降では11度目となる2ケタ上昇を記録するのはほぼ確実な状況。強気予想を支える十分な実績が存在する。
景気が過熱もせず、失速もせず、緩やかに拡大。物価上昇率は2%程度に落ち着き、政策金利は中立的な水準に維持されるという、理想のソフトランディングに近い形は達成可能でしょう。米景気は緩やかな拡大モメンタムを持って25年に入るとみられます。金融緩和のプロセスは始まっており、政策金利は25年を通じて中立的とみなせる水準へと接近するでしょう。金融政策が景気をオーバーキルするリスクは小さく、また労働市場の堅調が示唆するように、家計の所得環境が大きく悪化する理由も見当たりません。
こうしたローテーション(=投資対象の切り替え)は「強気相場を牽引する原動力」だと同氏は説明する。
ところが23年の後半から、指数はトレンドの上辺から大きな逸脱を続けています。 このような「上がり過ぎ」が示されるのは、過去100年間で今回がわずか三度目に過ぎません。最初の上がり過ぎはドットコム・バブルのときにみられ、二度目はパンデミック後のプリント・マネー政策(ばらまき)の期間に起きました(赤丸の箇所)。そして現在、相場は歴史的な過熱ぶりを示しています。2025年のどこかで、強気から弱気への大きな転換点がやってくる可能性があります。
当時は非現実的な強気予想と見る向きが多かったが、結果としてここまでほぼ的中している。
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