今週の注目通貨ペア・銘柄はこれだ!
■ ドル/円 このチャートではさすがに買えないか・・・
先週は、月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。やや下値不安の強い週初となり、週央にかけて何とか値を保っていましたが、木曜日の陰線で2月7日の安値を大きく下回ってしまい、買い方の劣勢が明らかとなりました。週末の金曜日も大きく値を戻す局面があったものの、最終的には長い上ヒゲを残して安く引けていて、下値不安の強い形での越週となっています。
移動平均線は、3本とも下落しました。実体線は短期の移動平均線の下側で推移する時間帯が圧倒的に長く、買い方は戻り売りスタンスに徹するのが精一杯。3本の移動平均線が扇形に開き始めていて、下落トレンド入りの様相を呈しています。MACDもゼロラインの下側で下落を継続していて、買い方にとっての不安は尽きません。
今週は、売り先行スタンスを取らざるを得ないと考えます。売り方の肩を持つわけでは決してありませんが、冷静にチャートを見た場合、先週金曜日のように戻したところで着実に頭を抑えられる展開が続いているうちは、戻っても買い方の戻り売り、下がったら買い方の投げが先行する可能性が高いと考えるのが妥当だと思います。昨年12月3日の安値が目前に迫っていますが、サポート力にはあまり期待できないと思います。
その他 通貨ペア・銘柄分析
■ ユーロ/円 戻りは着実に抑えられそう・・・
先週は、月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。先々週の水曜日の陽線の下支えがあり、何とか下値不安を払拭できれば・・・という展開でしたが、週央からの下落でその願いも吹き飛んでしまいました。金曜日には大きく戻す局面もあったのですが、結局長い上ヒゲを残して安く引け、チャート的には先週月曜日の安値を強く意識するような形での値動きとなっています。
今週は、売り先行スタンスで臨まざるを得ないと思います。チャート的に買いを示す指標は皆無で、値ごろ感をベースにした押し目買いはワークしない可能性が高いと考えるべきでしょう。12月10日の安値を下回ってしまうと買い方のポジションは一層苦しいものとなり、投げざるを得ない参加者が多くなる可能性も想定しておきたいところですね。
■ ポンド/円 上値追いは夢のまた夢か・・・
先先週は、水曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。週初から週央にかけては、まだ先週水曜日の陽線の効果が残っていたのか、何とか値を保つ展開が続いていましたが、週末にかけ下落基調をたどってしまいました。金曜日は大きく値を戻す場面もあったのですが、結局長い上ヒゲを残して安く引けてしまい、買い方のポジションの痛みが鮮明になる形での越週となっています。
今週は、売り先行スタンスで臨まざるを得ないと思います。2月10日の安値までまだ少し距離は残していますが、サポート力を見極めるというよりも、売り方の恰好のターゲットとなる可能性が高いかもしれません。MACDも下落基調をたどり、実体線と移動平均線の関係を見ても、買い方にとって何らかの下支えを見いだすのは難しい状況です。意味のない押し目買いはワークしないと考えた方がよいと思います。
■ オージー/円 買い方のポジションは厳しい・・・
先週は、月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。週央にかけて下値をじわじわ切り下げる動きが続き、木曜日は完全に下放れを実現してしまいました。金曜日は逆に大きく値を戻す局面がありましたが、結局売り込まれてしまい、安値圏での引けとなっています。買い方のポジションが大きく傷んでの越週となってしまいました。
今週は、売り先行スタンスで臨みたいところです。2月10日の安値が視野に入ってきていますが、先週後半の値動きを見る限り、このラインに強いサポート力を期待するのは無理があるのではないでしょうか。大きな下落を演じるというよりも、取引価格帯を下側にじわじわと移行させるような値動きが続く可能性が高いかもしれませんね。
■ ユーロ/ドル 条件付きで上方向で見たいところ・・・
先週は、月曜日に高値を付け、水曜日に安値を付ける展開でした。週央にかけて弱含みましたが、先々週の木曜日の陽線の胴体部分を下回ることなく切り返し、木曜日は陽線で高く引けました。金曜日は一転陰線で安く引け、やや方向感の見られない状態のままでの越週となっています。ただ、週間を通じた上下の値幅は大きくなく、トレンド性のある動きからは遠いと思います。
今週は、条件付きで買い先行スタンスを取りたいところです。やはり、先々週の木曜日・先週の木曜日の陽線の状況を考えると、大きな下落リスクよりも上値を追う動きを実現する可能性の方がやや高いような気がしています。特に、先週の高値を勢いを伴って抜けてくるような場面があるようであれば、すかさず買いスタンスを取りたい感じがしています。中期の移動平均線が下支えとして機能するようなイメージで考えてみたいところですね。
■ WTI原油 売り先行スタンスで臨みたい・・・
先週は、週初に安値を形成したものの、その先は連続陽線の出現で値を戻しました。このまま越週するのか・・・と思いきや、まさかの金曜日の陰線の出現、実体線は短期・長期の移動平均線を容易に割り込み、さらに週間の安値を更新するどころか、実体線は昨年末の水準にまで押し込まれていて、陰線1本とは言えチャートの悪化が鮮明となる形をキープしての越週となっています。
今週は、売り先行スタンスで臨みたいところです。さすがの先週金曜日の値動きを見る限りにおいては、安易な押し目買いは報われない可能性が高いと言わざるを得ない感じがします。また、その下落も速さを伴っていて、買い方の投げが到底追い付いていないと考えると、戻りは当然に重くなると考えてよいのではないでしょうか。安易な押し目買いはワークしそうにないと考えた方がよいと思います。
今週のチャートリーディング ~相場の強さ~
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社チャートリーディングならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。
円相場は一時 1ドル=149円台まで値下がりして水準を更新
これだけドル高が続けば、アメリカの輸出企業にダメージが及ぶはずだ、あるいはドル独歩高で世界各国が通貨安に見舞われるのは世界経済にも悪影響となるので、アメリカ政府も内心、ドル高は止まって欲しいと思っているのではないか。アメリカの専門家の中にもこのような見方をする人もいました。
先週の米ドル/円は、7月21日(木)の139円近辺から週末にかけて一時1ドル135円台まで円高が進みました。これにより米ドル陽線が7週連続でストップ、8週間ぶりの米ドル陰線引けとなりました。このようななか、マネックス証券・チーフFXコンサルタントの吉田恒氏は、「米ドル高・円安トレンドが変化した可能性」を指摘します。詳しくみていきましょう。
このなかでドル高を懸念しているかどうかを尋ねられて「ドル高は懸念していない」と述べるとともに「問題はほかの国々の経済成長や適切な経済政策の欠如だ」と突き放しました。アイスクリームを食べながらの発言に、日本の当局者は衝撃を受けたのではないでしょうか。
この特徴があてはまるのであれば、米ドル陰線は先週だけにとどまらず、今週以降も続く可能性があるでしょう。
ただ投機筋などは、かなり米ドル買い・円売りにポジションが大きく傾斜していると見られることから、基本的に米ドル高・円安の余地は限られるのではないでしょうか。その上で円安阻止介入が実現する可能性もあり、その場合は米ドル買いポジションが逆流する可能性もあるでしょう。以上を踏まえると、今週の米ドル/円予想レンジは147.5~153.5円と想定したいと思います。
今回、市場で懸念されていたポンドが買われ、ドルやユーロ、円と、主要通貨を比べたときに金利が低く、一番人気がない円が売られるという動きが起きました。
毎日少額から暗号資産を積み立てられる「まいにち暗号資産」は、リスクを抑えながら投資を始めたい人にピッタリです。特に、ドルコスト平均法を活用してリスクを分散できる点が魅力的。ただ、対応銘柄がビットコインなど主要通貨に限られているため、アルトコインに興味がある人にはやや選択肢が少ない印象です。
そもそも、一時140円に急接近した米ドル高・円安は、米金利との関係では「行き過ぎ」懸念も目立ち始めていましたが、先週末にかけて米金利が低下すると、それに米ドルも連動、比較的大きな米ドル反落となりました(図表2参照)。
・先週末にかけての米ドル反落は、米CPI発表後の「1%米利上げ説」をきっかけに、いわば「フライング」で137円を大きく上回った米ドル高・円安の修正ということが基本か。
それにしても、先週の米ドル/円が比較的大きく反落し、上述のように8週間ぶりの米ドル陰線引けとなったのは、直接的には米景気懸念を示す経済指標に反応し、米金利が低下したことに連れた結果だったでしょう。
週足の米ドル陽線が7週も続いていたことから、さすがにいつ米ドル反落となってもおかしくありませんでした。それにしても、2022年3月から展開してきた記録的ペースの米ドル高・円安、これを私は「怒涛の円安」とも呼びますが、すでにそれは4ヵ月以上も続きました。そのなかでの米ドル陰線は先週を含めてもたったの4回と、驚くほどに少ない動きにとどまっていました。
そのなかで、先週を除いた3回の米ドル陰線は、3月から5月にかけて米ドル陽線が9週連続した後に3週連続で起こったものでした。この米ドル高・円安相場には、一方向に動きやすいという特徴があります。
楽天ポイントを仮想通貨に交換できる点がとても便利です!普段の買い物で貯めたポイントを仮想通貨に変えることで、投資のハードルが下がります。さらに、仮想通貨を楽天キャッシュにチャージして買い物に使えるのも嬉しい機能です。ただ、取り扱い銘柄が少なく、もっと多くの選択肢があればいいなと思います。スマホアプリ専用なので、パソコンで取引したい人には不便かもしれません。
このような米ドル高値・円安値圏で横這う最近にかけての動きには、日米金利差変化の影響が少なくなっているという印象があります(図表2参照)。日米金利差の変化へ反応せず、米ドル高・円安傾向が続いていることを正当化できそうなのは投機筋の円売り拡大ではないでしょうか(図表3参照)。
円相場は一時、1ドル=149円台まで値下がりして水準を更新。また、円はユーロに対しても1ユーロ=146円台半ばまで値下がりしておよそ7年10か月ぶりの円安ユーロ高水準となりました。
コメント