京都 日本人の「分散観光」に異変

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京都 日本人の「分散観光」に異変
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 京都 日本人の「分散観光」に異変

京都におけるインバウンド顧客誘致と消費拡大についてみていきます

久保:2つ目が「場所や時期」の分散です。先ほど泉谷さんもおっしゃっていましたがオーバーツーリズムが問題になっているのは一部の場所や地域のみです。京都にはまだまだ注目されていない歴史的名所があります。そういった場所が注目されるように魅力が伝わる体験コンテンツをつくることで全体の観光キャパシティを増やそうという解決策です。

「オーバーツーリズム問題は全世界的に起こっている。解決するノウハウも相当ありますし、京都は自然にどんどん進化していって、世界の観光地としては先進的な場所になる可能性があると思いますね。」

京都市の調査結果とAIを活用したオーバーツーリズム対策の推進は、今後の観光都市のあり方を考える上で重要な示唆を与えている。

世界有数の観光都市である京都は、最先端を行くさまざまなサービスが誕生する街である一方、新たな課題にも直面しています。京都観光が抱える課題と対策について、京都観光推進の中核を担う京都市観光協会の主な施策を中心にみていきます。

京都観光白書2024 観光客の移動における交通インフラの課題...

*DMOとは:Destination Management/Marketing Organizationの頭文字の省略で、観光地域づくりを推進する法人を指す。(*1)持続可能で国際競争力の高い魅力ある観光地域づくりを行う「世界的なDMO」を目指す「観光地域づくり法人(DMO)(*2)観光庁が戦略的に支援を実施するために募集・選定したDMO2024年4月、京都市観光協会はインバウンド向けの主要施策として「観光コンテンツ造成支援ハンドブック」を発行し、インバウンド顧客誘致と消費拡大への啓蒙活動を推進しています。

世界、日本全体、そして京都における直近の観光動向、および京都における観光の課題と対策、令和6年の施策展開について詳しく解説しました。観光は日本および京都にとって重要な産業のひとつであり、観光振興によって大きな経済的メリットも期待できます。この記事を読んで、観光に関する事業展開や活性化を考える事業者は是非お役立てください。

直近の2023年における京都の観光動向について、主な数値からみていきます。

例えば、滋賀県の比叡山坂本エリア。比叡山延暦寺のお膝元の地域です。ここは日本のお城の石垣をつくる穴太衆の里で、石垣のまち並みがとても素敵。春は桜、秋は紅葉が綺麗です。京都駅から電車で15分から20分ぐらいで行けるのですが、京都市内ほどの人は来てません。ただ、知られてないからです。こういった場所に観光客を促していくことで、延暦寺や坂本エリアに分散させることができます。広域連携でプロジェクトを一緒にやってるからこそできることですね。

「実は日本には34の国立公園があり、世界自然遺産が5か所ありますが、まだまだ実は世界に知られていません。日本は文化観光が得意なわりに自然観光は苦手なんですよね。自然観光が得意な国はカナダやスイス。自然観光が強くなるともっと地方に分散し、京都や大阪のオーバーツーリズム問題にも相当な効き目があるんじゃないかと思います」

京都におけるインバウンド顧客誘致と消費拡大についてみていきます。

また、京都市および京都市観光協会は、インバウンド顧客を誘致してさらなる観光地域へと発展させるために、事業者や一般市民を巻き込んださまざまな取り組みも実施しています。

もちろん昼間に来ても楽しめますが、夜に来てもらえるとこんな演出を見ることができる。お茶屋さんなどの売店も工夫しています。このようにきちんと観光客に京都や二条城で見せたいものをしっかり入れ込んでPRしていくんです。

一部地域での混雑やマナー問題といった観光課題を解消するため、2020年11月に「京都観光行動基準(京都観光モラル)」を策定し、関係者や観光客へ広く発信しています。持続可能な京都観光を創りあげていくことを目指し、観光に関わる全ての方に大切にしてほしい内容をまとめた行動基準です。

外国人の宿泊者数を都道府県別に見ると、1位東京、2位大阪、3位京都、4位北海道、5位福岡です(観光庁「宿泊旅行統計調査」2023年の年間値)。驚くべきは、この5都道府県が全国の宿泊者数の74%を占めていること。関西2府4県では大阪・京都が宿泊者数の93%を占めています。

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