中東に位置するトルコの通貨リラを取り巻く環境を分析し、トルコリラの今後の値動きを予想した。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也 X(Twitter)
2月CPI、政策金利、ウクライナ停戦協議が注目ポイント
来週はトルコリラにとって重要な週になりそうだ。まずは3月3日に発表されるトルコ2月消費者物価指数(CPI)が注目される。前月1月CPIは前年比+42.12%と伸びが鈍化(12月+44.38%)したものの、市場予想の+41.10%を上回った。エネルギーや食品などを除いたコアCPIも+42.65%と高止まりした。これを受けてトルコ中銀は今月7日のインフレ報告でインフレ見通しを上方修正。その上で、利下げを一時停止する可能性もあると示唆した。
さらに来週6日にはトルコ中銀金融政策決定会合が行われる。3日の2月CPIが多少鈍化した程度では(予想外の加速なら当然)、中銀は追加利下げに踏み切れない公算が大きい。仮に利下げを強行するようなら、政策金利からインフレ率を差し引いた実質金利が再びマイナス圏に転じかねないことから、リラ売りが強まるリスクがあるためだ。なお、トルコリラは足元、対円、対ドル、対ユーロでいずれも最安値圏にある。それだけに、2月CPIと中銀の金融政策決定を受けた来週の相場展開に注目したい。また、ウクライナ戦争の停戦を巡る協議に進展があるかどうかも来週のトルコリラ相場にとって注目ポイントになるだろう。
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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トルコリラの焦点 3日にCPI 6日に政策金利ウクライナ情勢も合わせて注目の3月第1週に
ヌラポ氏によると、NUMSAはアングロ・アメリカン・プラチナムの精錬所と製錬所の労組としては最大で、これらの事業所で1800人が加盟している。労働者の最低賃金は5000−6000ランド。同社が23日に発表した文書によれば、これらの事業所はAMCUによるストの影響は受けていない。
【1月23日 AFP】南アフリカ政府は、最近公開された故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領のブロンズ像の耳の穴の中に密かに彫り込まれていたウサギの像を取り除くよう命じた。当局関係者が22日、明らかにした。
【3月13日 AFP】交際相手のリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さんを射殺したとして殺人罪などに問われている南アフリカの両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)被告(27)の裁判で12日、重要な証拠の取り扱いで不備があったとする弁護人の主張を捜査当局が認めた。
【3月7日 AFP】恋人を射殺したとして殺人罪などに問われている南アフリカの両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)被告(27)の公判で6日、被害者のリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さん(当時29)に必死の救命活動をする被告の痛ましい様子を目撃者が証言し、被告は両手で耳をふさぎ涙を流した。
[ニューヨーク 27日 ロイター] -27日の外国為替市場でトルコリラが対米ドルで最安値を再び更新するなど、新興国からの資金流出が止まらない。新興国からの資金流出は米緩和規模縮小懸念から前年5月にも見られたが、今回は問題の根源が新興国に内在しているとの意味で前回と異なるとの見方も出ている。
銅像は高さ約9メートルで、先月16日に公開された。ウサギは銅像の右耳の穴の中に座った状態で彫り込まれている。AP通信によると、制作した2人の彫刻家は地元紙に対し、政府に署名刻印を却下されたため、ひそかにウサギを彫ったと説明。公用語の一つであるアフリカーンス語の「ウサギ」という単語は「急ぐ」という意味もあることから、銅像を急いで完成させるプレッシャーを表すためにウサギを選んだと話している。政府は報道されるまでウサギ像に気付いていなかった。
こうしたなか、トルコリラは1ドル=2.39リラとまで下落し、最安値を更新。ただその後、トルコ中央銀行が緊急の金融政策決定会合を28日に開催すると発表。リラは相場は持ち直した。
救助隊の広報担当者、ウェルナー・バーマーク氏は16日の電話インタビューで、救助隊がシャフト内に入り残っている採掘者を救出するのは非常に危険だと述べた。同氏によると、違法採掘者らは老朽化し密閉されていたシャフトを開け、金を採掘していた。
先に救い出された11人が警察に逮捕され、残りが坑外に出るのを拒否したことから、救出作業は16日に中断していた。違法採掘者らは当初、200人が閉じ込められたと主張していたが、マジジャ氏は確実に救助されるよう数字が「誇張されていたかもしれない」と述べた。
首都プレトリア(Pretoria)に設置された高さ9メートルの巨大な銅像の制作者、芸術家のアンドレ・プリンスルー(An...dre Prinsloo)氏とルハン・ヤンセ・バンブーレン(Ruhan Janse van Vuuren)氏は、作品への「署名」の代わりとして政府に無断でウサギの像を付け加えた。
【ロンドン=上杉素直】南アフリカ準備銀行(中央銀行)は29日、政策金利を5.0%から5.5%へ引き上げると発表した。利上げはリーマン・ショック前の2008年6月以来、約5年半ぶり。新興国ではインドやトルコも28日に利上げしており、下落が目立つ自国通貨を防衛する政策対応が広がってきた。ただ、各国通貨の反発は限られ、先行き不安から欧米株も軟調に推移している。
また南アフリカ警察へのライセンス登録について、米メディア『TMZ』は、申請に許可が下りたのはトーラスのみで他のものは承認待ちであったことを伝えている。今月3日からいよいよ裁判が始まり被告は無罪を訴え続けているが、検察側はこのほどリーバさんが被告宛に綴ったメールをいくつか明らかにし、被告の性格にはそもそも強いDV傾向があると指摘した。死のほんの数週間前という昨年1月27日に綴られたのは、婚約パーティに出席した際、友人の夫とリーバさんがいちゃついたと勘違いしてリーバさんを人前で怒鳴りつけた被告に対するもので、「あなたの思い込みからくる誤解よ。短気を起こしたり粗暴な態度に出るのはやめて。時々あなたをとても怖く感じるわ」とある。また殺される直前の2月8日には、「女性としてもっと優しく扱ってほしい」とのメールも送信されていた。裁判は3週間ほどで決着をみると言われていたが、5月半ばまで延びるもよう。検察側は他にもいくつかのメールを証拠として入手しているという。
トルコ中銀は28日夜の臨時会合で利上げを決め、1週間物レポ金利を5.5ポイント引き上げ10%とした。
アサヒビールは、フルーティーで飲みやすい南アフリカ産ワイン「ビーチハウス」3種を発売。サクランボやプラムのような香りがする赤ワイン「レッド」、爽やかな香りの白「ソーヴィニヨン・ブラン」、クリーミーな味わいの白「シャルドネ」。アルコール度数は13%前後。750ミリリットル1134円程度。
市場の売り圧力の強さを示すのが南アフリカやインドなどの通貨の動きだ。22日時点での対ドル相場を100として指数にすると、30日の南アフリカランドは96、インドルピーは98、トルコリラは99にとどまる。これら新興国は物価高の回避や通貨防衛を狙って、28〜29日に相次いで利上げに動いた。だが効果は続かず、30日までに通貨安がぶり返している。
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