ドル円午前の為替予想、底割れリスクはひとまず低下 150円台に定着できるか 2025/2/28

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ドル円午前の為替予想、底割れリスクはひとまず低下 150円台に定着できるか 2025/2/28

午前の為替予想は… 底割れリスクはひとまず低下 150円台に定着できるか

作成日時 :2025年2月28日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

149.000-150.700円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%上昇。NY市場では150円台を回復する場面もあった。トランプ米大統領が、数日前に延期を表明していたカナダとメキシコに対する関税を予定通り3月4日に発動すると発言したことでドルが全面的に上昇。米新規失業保険申請件数は今年の最高水準に増加したが、プレジデンツデーの祝日を含む週のものとあってドル売りの反応は一時的だった。
ドル/円は昨日の上昇で148円台半ばのサポートを割り込むリスクはひとまず低下。ただし、トランプ米大統領の発言を受けたドル高と株安でクロス円が軟化しているだけに大幅な続伸は期待しにくい。まずは150円台に定着できるかが本日の焦点となろう。材料面では米1月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が注目される。そのほか、本日は2月の取引最終日となることから東京仲値(9時55分)やロンドン・フィキシング(25時)の前後はフロー主導で値動きが荒くなる可能性があるため注意が必要だろう。

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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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ドル円午前の為替予想 底割れリスクはひとまず低下 150円台に定着できるか

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米国のトランプ大統領は、前日に再延期を表明していたカナダとメキシコに対する関税を予定通りに3月4日に発動すると発表。ドルが全面的に上昇する中でドル/円は強含んだが、ストレートドルの下落を受けてクロス円は軟化した。なお、トランプ米大統領の発言直前に発表された米10-12月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比年率+2.3%で速報値からの修正はなかった。同個人消費も前期比年率+4.2%と速報値と同じ伸びだった。同時に発表された米新規失業保険申請件数は24.2万件と市場予想(22.1万件)を上回り、昨年12月第1週以来の水準に増加した。

昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%上昇。NY市場では150円台を回復する場面もあった。トランプ米大統領が、数日前に延期を表明していたカナダとメキシコに対する関税を予定通り3月4日に発動すると発言したことでドルが全面的に上昇。米新規失業保険申請件数は今年の最高水準に増加したが、プレジデンツデーの祝日を含む週のものとあってドル売りの反応は一時的だった。ドル/円は昨日の上昇で148円台半ばのサポートを割り込むリスクはひとまず低下。ただし、トランプ米大統領の発言を受けたドル高と株安でクロス円が軟化しているだけに大幅な続伸は期待しにくい。まずは150円台に定着できるかが本日の焦点となろう。材料面では米1月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が注目される。そのほか、本日は2月の取引最終日となることから東京仲値(9時55分)やロンドン・フィキシング(25時)の前後はフロー主導で値動きが荒くなる可能性があるため注意が必要だろう。

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