現在の制度の根底は 三井住友銀行発足以来大きく変わっていません
改めてこの先を見据えると、2020年の人事制度で改定した領域がさらに広がると思っています。現在の制度の根底は、三井住友銀行発足以来大きく変わっていません。階層や職種を見直してはいますが、これも全て階層や職種という制度があって、その中を見直しているに過ぎない。つまり、大きなプラットフォームは変わっていないということです。
三井住友銀行は、人材に関するあらゆる場面における長期的戦略としてSMBCグループにて制定した、「SMBCグループ人財ポリシー」に従い、人材育成に取り組みます。従業員一人ひとりの挑戦を後押しするため、人事部主導の人材育成スタイルから、現場主導で従業員が自律的に成長していく育成スタイルへ転換しつつ、評価の透明性を高め、年次を問わず、貢献した従業員がより評価されるための環境整備を進めています。
たとえば、三井住友銀行とSMBC日興証券で、ウェルスマネジメントビジネスに携わる人材を一括採用する「グループリテールコース」を新設し、資産運用や相続・承継など幅広いニーズに対応する必要がある富裕層取引について、銀行と証券双方にまたがる知識・経験を持つコンサルタントを育成します。
またキャリア教育にも注力しており、各社では年代に応じたキャリア研修を実施するとともに、グループ横断でキャリアコンサルティングが利用できる体制を整えています。たとえば、三井住友銀行では、人事部と従業員のコミュニケーションションを重視し、年間約7,000時間の面談時間を確保しています。
三井住友銀行は10月から、約3万人の全従業員を対象に社外での副業を認める。事前に申請し承認を得ることを前提に、月20時間まで他の企業との雇用契約を伴う労働ができるようになる。
三井住友銀行は、社員が強みとする技能などの個人情報を自分で登録できる専用データベースを作り、各部署の責任者が社員に「移籍」をオファーできるようにする「フリーエージェント(FA)制度」を導入する。約2万8000人の全従業員を対象に、来年1月から始める。
SMBCクラウドサインの三嶋社長は、2018年に三井住友銀行へ中途入社し、オープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」を統括していましたが、同拠点のイベントで知り合った弁護士ドットコム社との会話がきっかけで新規事業を構想し、社内でのピッチを経て社長就任に至りました。今後も三嶋社長のような意欲を持った従業員の挑戦を全力でサポートしていきます。
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