
大陰線引け。192円半ばで今週高値を更新したところから一転売り戻しが優勢に。190円を割り込んだところで下落は一服し、190円台で下げ渋って終えたが5手ぶりの陰線引け。
190.10円台には日足一目・転換線や基準線、21日線も位置している。本日はそれら主要線を意識しながらの取引か。なお、基準線は本日から190.11円まで低下し、僅かではあるが転換線を下回った。
レジスタンス1 191.53(3/6レンジの下値から61.8%戻し)
前日終値 190.64
サポート1 189.50(ピボット・サポート1)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日足テクニカル ポンド円主要線位置する190円前半を意識
これらオシレーター指標が買われ過ぎの水準付近でデッドクロスへ転じる場合は、反落相場を警戒したい。特に上述したテクニカルラインや192.00レベル(リトレースメント61.8%)をトライする局面では、反落の可能性を想定しておきたい。
一目均衡表の主要指標をはじめ主なトレンド系テクニカル指標は軒並み上方向を示唆したまま。上昇継続の流れにある。ただ、すう勢を示す5日移動平均線など短期的なめどとなる指標からもかい離しているため、調整が入る場合は相応に大きめ反落となる可能性も視野に入れつつ臨みたい。
フィボナッチリトレースメント(フィボナッチ)とは、人間が自然に意識するとされる比率(いわゆる「黄金比」)に基づいて、レートの動きを予想しようとする、ポンド円FXで広く用いられるテクニカル指標です。
ポンドドルは現在、フィボナッチ・エクステンション76.4%の水準1.2993レベルの攻防にある(下のチャート、緑矢印を参照)。このテクニカルラインを上方ブレイクする場合は、先月18日以来となる1.30台の攻防へシフトするだろう。
今日以降、ポンド円が上値抵抗線と21日線を上方ブレイクする場合は、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準192.07レベルのトライが焦点として浮上しよう。このテクニカルラインをも突破する場合は、194円台まで上昇幅が拡大する可能性が出てくる。
しかし、ポンド円(GBP/JPY)はドル円の下落の影響を消化しながら反発トレンドを維持し、テクニカルの面で分岐点に差し掛かっている。その分岐点とは、191円前半の水準である。
今日現在、191.10台には短期の上値抵抗線が推移している。191.30レベルには21日線が推移している。日足チャートで直近の動きを確認すると、これらテクニカルラインで相場の反発が止められていることが分かる。ゆえに、ポンド円がこれらのラインを上方ブレイクする場合は、上値トライの機運が高まるだろう。
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