来週のドル円関連重要イベント
3月10日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
3/10(月):
【日本】1月国際収支・貿易収支
3/11(火):
【日本】10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
【アメリカ】1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
3/12(水):
【アメリカ】2月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】2月月次財政収支
3/13(木):
【アメリカ】2月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
3/14(金):
【アメリカ】3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは11日(火)の日本の10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)、12日(水)の米2月消費者物価指数(CPI)です。
11日(火)には日本の10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)が発表されます。GDPはその国の経済活動の規模を示す重要指標です。11日に発表されるのは改定値であり、速報値に比べると注目度は下がりますが、速報値と大きく異なる結果となった場合は相場変動につながる可能性もあり注意が必要です。
12日(水)には米2月消費者物価指数(CPI)が発表されます。CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。インフレの実態を見極めるのに利用され、季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に注目されます。
今週、ドル円はアメリカの関税政策や日銀の追加利上げ観測の高まりを受けて乱高下しつつ、一段と下落しました。トランプ大統領の関税政策をめぐる先行きの不透明感が強まり、今月の日銀会合での追加利上げを予想する見方も出る中、ドル円は上値の重い展開が続く可能性があり、来週の重要イベントを受けてどのような方向感が出るかに注目が集まります。
来週のドル円相場はどうなる3 10週のイベント予定
為替相場(為替レート)とは、為替市場での円と外国通貨との交換比率です。ここでは、日銀が公表しているデータを参考に、この10年間の円・ドル相場推移と円安になる原因・理由について解説します。
このAIが作成した2024年度の世界の地政学、経済、政治動向に関する悲観シナリオを改めて読み込ませたうえで、「悲観シナリオにもとづき024年6月末、9月末、12月末のドル円レートを予測してください」と指示したところ、AIは、前提条件として世界的に政治的緊張が高まること、経済的不安定性が増大すること、地政学的リスクが増大することという3点を挙げたうえで、2024年6月末185円、2024年9月末210円、2024年12月末230円という予測を算出した。これらの予測値は、世界経済の先行き不透明感、日米金利差の拡大、世界的なリスク回避、日本経済の悪化、地政学的リスクの高まりといった要因が組み合わさることで円売り・ドル買いが進むという見通しが背景にある(図表 5)。
来週のドル・円は上昇が見込まれる。市場の注目は米国の金融政策見通しを占う消費者物価指数(CPI)に集中している。市場予想よりも強い結果となった場合、利下げ織り込みが一段と後退して節目の150円を超える公算が大きい。市場予想通りであれば上昇は小休止となりそうだ。
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