
NZドル円
レジスタンス2 85.64(3/6高値)
レジスタンス1 84.98(3/7高値)
前日終値 84.54
サポート1 83.78(3/7安値)
サポート2 83.15(3/4安値=年初来安値)
ポンド円
レジスタンス2 192.44(13週移動平均線)
レジスタンス1 191.43(3/7高値)
前日終値 191.28
サポート1 189.67(3/7安値)
サポート2 188.26(3/4安値)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル テクニカルポイントNZドル円サポート1 8378
ロンドンタイム午前は、東京タイム午後からの円高の流れが継続。ドル円は83.40円まで、ユーロ円は108.78円まで下落。ユーロ円にはマクロ系の売り観測があった。ポンド円は130.59円まで円高に推移した。豪ドル円は87.50円水準まで反落。欧州株価指数には底堅さも見られ、リスク回避的な円買いではなかったが、このところの円安基調の反動もあって、利益確定の動きが出やすかったもよう。ドルストレートでは、ユーロドルが英系のユーロ買い・ポンド売りもあって、1.3068ドルの高値をつけたが、手掛かりに乏しく上値は限定的。ポンドドルは1.56ドル半ばを中心に推移し、方向感が乏しかった。 スイスフラン(CHF)は対ドル、対ユーロで買いが優勢となる場面もあった。スイス国立銀行(SNB)の政策金利発表を控えた段階で、スイス政府が2012年のGDP見通しを+0.5%から+0.8%へ上方修正したことが背景。その後、SNBは政策金利の据え置きを決定したものの、スイス政府が事前に景気見通しを引き上げていたことで思惑的な動きもあり、政策金利発表直後はCHFが瞬間的に買われた。ただ、SNBがこれまでと同様に「1ユーロ=1.20CHFのフラン上限を維持」とすると、発表前の水準に戻した。このほか、SNBが「CHFは依然として高い」、「さらなる措置講じる用意がある」としたため、CHFの上値は抑えられた。 この後のNY市場では、米3月NY連銀製造業景況指数、同フィラデルフィア連銀製造業指数、米2月生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、米1月対米証券投資などが発表される予定。それぞれの注目度はそれほど高くないものの、手掛かりとしては豊富である。2つの米製造業景況指数については昨年末から改善基調が確認できるほか、米生産者物価指数はコア前年比で伸びを拡大させてきている。消費者への価格転嫁も少しづつ進展していると想定され、強めの結果が出るようであれば米景気回復やインフレ圧力の高まりが連想されそうだ。米新規失業保険申請件数は最近数週間で改善傾向が一服しているものの、米雇用環境の改善が続いているなかで、大幅に悪化するとは考えにくい。ただ、発表される米経済指標の数が多いため、強弱ミックスとなる可能性が高く、米経済指標の結果を受けてドルが一方通行の展開になるとは思えない。 20時10現在、ドル円は83.50円、ユーロ円は108.91円、ユーロドルは1.3043ドルで推移。
ドル円は下げ幅広げる。ドル円は83.50円に控えていたストップロスの売りを巻き込み下げ幅を広げた後も、83.30円に買いオーダーをもこなしながら83.25円まで売られている。 20時39分現在、ドル円は83.29円で推移。
東京タイム午後、円売り一服でドル円は小幅に下押す展開に。午前からの基本的な流れとしての円売り地合いは継続していたものの、日経平均の上昇が一服したこともあって、欧州勢の参入するタイミングでドル円は下押す展開となった。市場関係者の一部からは「本邦勢などの売りが見られた」との声が聞かれ、フローによる下押し圧力もあったようだ。一方、ユーロは対円以外で上昇する展開に。ドル円でのドル売りが波及する形で、ユーロは対ドルで上昇したほか、対ポンドもつれ高となった。 ドル円は買い一巡で下押す。午後に入っても米10年債利回りが上昇を続けるなど、ドル円をサポートする材料となったが、前述した通り欧州勢の参入する時間帯に入ってからは下押す動きに。午前に84.19円まで上昇後は底堅さを示していたが、その後は再び84円を明確に割り込み83.80円水準まで下押した。クロス円は、ポンド円が131.74円を本日高値に131.15円水準まで反落。資源国通貨も、豪ドル円も88.05円を示現後は伸び悩むと87円後半へ押し戻された。そのほか、NZドル円は68円水準で上値が重かったほか、加ドル円は84.30円近辺まで売られた。 ドルストレートでは、ユーロドルがドル円の下落を背景に買われ、レンジこそ狭かったが1.3058ドルまで上昇。ポンドドルは1.56ドル後半で底堅さを示したほか、資源国通貨も、豪ドル/ドルは1.0487ドル、NZドル/ドルは0.8119ドルまで上昇する場面が見られた。
コメント