ドル円午前の為替予想、下値リスク残る 61.8%押しのサポートに注目 2025/3/10

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ドル円午前の為替予想、下値リスク残る 61.8%押しのサポートに注目 2025/3/10

午前の為替予想は… 下値リスク残る 61.8%押しのサポートに注目

作成日時 :2025年3月10日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

146.300-148.500円

前日の振り返りとドル円予想

7日のドル/円は5カ月ぶり安値を更新後に持ち直す。米2月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回る伸びにとどまり、失業率が上昇したことを受けて昨年10月4日以来の安値となる146.94円前後まで下値を拡大した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、米経済は良好な状態にあるとの認識を示した上で利下げを急がない姿勢を強調するとドルを買い戻す動きが広がり148円台を回復。終値は前日比ほぼ横ばいの148.01円前後だった。なお、週明けの本日は147円台半ばへと円買いが先行している。週末にはトランプ米大統領が米経済は過渡期にあるとして景気減速リスクを否定しなかったほか、ラトニック商務長官は鉄鋼・アルミニウム関税を予定通りに12日に発動する考えを示した。朝方に発表される本邦1月勤労統計にも、日銀の利上げ観測に絡んで市場の注目が集まっている。こうした中、ドル/円は本日も下値リスクが残っていると見るべきだろう。7日安値146.94円前後は、昨年9月から今年1月の上げ幅の61.8%押し水準でもある。まずは、この水準で再びサポートされるか注目したい。仮に下抜けるようだと心理的節目の145.00円まで下値余地が拡大しそうだ。

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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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ドル円午前の為替予想 下値リスク残る 618押しのサポートに注目

2021年1月からの4年間はバイデン政権の4年と重なっていますが、その前の4年は1期目のトランプ政権であり、2017年から2020年の4年の間に当時のトランプ大統領は米ドル高牽制発言を繰り返しました。2期目では就任早々に関税強化が行われ、中国はそれに対抗した人民元安容認の為替政策を取ると見られます。そうなるとトランプ大統領は改めて米ドル高、特に人民元安の牽制をしてくる可能性が高そうですし、その場合は円安についても言及して来るのではないかと考えられます。

ドル円はペナントを形成して、ボラティリティが縮小。先週のように利幅が勝手に伸びる相場ではなくなってきた。当然、ブレイクを期待したトレードはレンジに捕まって損切りを連発することになるため、先週勝っていても今週から来週にかけたトレードで大きく負け越すことになるだろう。テクニカル分析やプライスアクションは相場の変化を捉える。

2月20日のドル円の仕掛けどころをテクニカル分析をもとに解説する。昨日のドル円は高値から安値まで30pips程度の小動きだった。しかし24時頃の上昇の兆しが残っており、今朝から上昇継続の動きを見せている。あとはどこで買うかだが、セットアップはどのように見極めるのか。4時間足、30分足、5分足に分けて分析する。

米国雇用統計の発表を前に、ドル円は大きく下落した。久しぶりに150pipsを超える値幅だ。30分足を見ると、3本の移動平均線EMAがすべて同じ方向を向くパーフェクトオーダー。当然、今日戻り売りを狙う。雇用統計では大きく上昇するかもしれないし、逆に下落スピードが増すかもしれない。わからないときはトレードをしない。

2月28日のドル円はまだアセンディングトライアングルの中でレンジの戦略がハマりやすい。とはいえ、昨日の下落で弱含みともとれる形になった。大きな値動きも常に小さな足から始まる。レンジ内の戦略を取りながらも、大きな下落に備える心構えが大切だ。逆に高値ブレイクだってあり得る。もう少し時間がかかりそうだけど。

昨日のドル円は久々にレンジで終わった。先週の雇用統計から、わかりづらい値動きが続いていて、一方向への安易な値動きとは様子が変化していく可能性を感じる。とはいえ、売りの戦略に変わりはなく、戻しを売っていく目線で観察する。日々のテクニカル分析やプライスアクション分析は、相場の変化を丁寧に拾い上げるための手段だ。

3月1日のドル円トレードの狙い目を分析する。昨日は久しぶりに大きな値動きになった。高値ブレイクにチャレンジしていたドル円に勢いが足りず、力尽きて反落したように見える。アセンディングトライアングルの下値を支えていたトレンドラインもブレイクした。しかし4時間足の移動平均線で支えられ、再上昇なるか。さて、今日の狙い目は?

ドル円の狙い目をオリジナルなテクニカル分析で解説する。ドル円はトライアングルを下抜けたものの下落を継続せず、じわじわと上昇し始めた。このまま上がるにはレジスタンスが多いが、上昇は継続するのか。継続するなら150.8円、151.9円をターゲットに動くだろう。しかしデイトレーダーにとっては値動きがどっちに行こうが関係ない。

FOMCドル円大幅下落。ノックアウトオプションにファンダメンタルは使えない!?

2月29日ドル円ニューヨークタイムの狙いは?押し目をつけて上昇か、トレンド転換か?

特に有名なアノマリーとして、「ゴトー日(5・10日)アノマリー」があります。これは、金融機関が顧客に適用するその日のレートを決める日本時間の午前10時ごろの「仲値」に向けて、特にグローバル企業の決済が集中しやすい5や10のつく日は米ドルが買われて円安になりやすい傾向にあるというもので、この動きを利用した「仲値トレード」と呼ばれる取引手法は一部のFXトレーダーから注目されています。

ドル円は上昇の形を崩し始めている。このままいけば151円をブレイクできず、トレンドが変わるかもしれない。各足の移動平均線EMAが機能しているが、単純にパターン化したグランビルの法則では勝ち続けられない。その日の値動きを丁寧に観察し、日々の動きの違いに敏感になったほうが良い。パターン化すると、変化に鈍感になる。

昨日のドル円はめちゃくちゃ難しかった。レンジから大きく上下して、一旦下方にブレイクすると見せかけてからの上昇。レンジではカウンターいわゆる逆張りがセオリーといわれるけど、勢いよく極値に達するケースも多くて、タイミングが難しいし、モメンタム見てると仕掛けづらい。正直レンジの戦略は難しい。さて、今日は金曜日。

ノックアウトオプションとは強制的に損切りラインを決めて取引するFXのようなものだ。必要な資金は少なく、ドル円1万通貨は1,000円前後で取引できる。ノックアウトレベルに価格が達したら必ずその価格で決済される。ずれて大損することはない。海外FXのゼロカットと一緒にするなよ。ノックアウトの方が遥かに健全だぜ。

これを見ると、2日と3日の両日でユーロ/円とユーロ/米ドルが20%台、8日はユーロ/円とユーロ/豪ドルが15%、ユーロ/英ポンド、ユーロ/ニュージーランドドル、ユーロ/スイスフランは30%と、陽線の出現確率が低くなっています。

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