お疲れ様です。
2025年3月11日のFX日足チャート分析です。
■今日の基本戦略
買い目線は【 ユーロ 円 スイス 】
売り目線は【 ドル ポンド 豪ドル カナダ 】
まずは上記の通貨強弱を強く意識しましょう。
火曜日は後の3日間のための仕込みをするタイミングです。
一度に大量のポジションを持つことは避け、ペアも分散しておきましょう。
■目標ラインと想定レンジ
9ペアでトレンド発生中!
①可能な限り目標ラインに引きつけてからエントリー。
②利確と損切は想定レンジの範囲内で。
③チャートアプリを開いて目標ラインを引く習慣をつけましょう。
※通貨強弱と矛盾するペアも条件を満たす場合は記載しています。優先度は低いので避けるか、ロットを減らす形で対応下さい。
【ドルスト】
◎ドル/円
148.4 以上で売り、想定レンジは 144.5 - 153.3
前日陰線につきトレンド継続
◎ユーロ/ドル
1.068 以下で買い、想定レンジは 1.022 - 1.106
前日陰線につき調整入りの可能性
RSIが買われすぎを示唆、急な反発に警戒
◎ポンド/ドル
1.279 以下で買い、想定レンジは 1.241 - 1.311
前日陰線につき調整入りの可能性
◎ドル/スイス
0.888 以上で売り、想定レンジは 0.869 - 0.912
前日陽線につき調整入りの可能性
◎ドル/カナダ
1.438 以下で買い、想定レンジは 1.423 - 1.460
2連続陽線につきトレンド強め
【クロスペア】
◎ポンド/円
190.6 以上で売り、想定レンジは 186.2 - 193.0
前日陰線につきトレンド継続
◎ユーロ/ポンド
0.835 以下で買い、想定レンジは 0.821 - 0.851
2連続陽線につきトレンド強め
◎豪ドル/円
93.2 以上で売り、想定レンジは 91.1 - 96.2
2連続陰線につきトレンド強め
◎カナダ/円
103.0 以上で売り、想定レンジは 100.5 - 106.7
2連続陰線につきトレンド強め
RSIが売られすぎを示唆、急な反発に警戒
■最新情報はTwitterをチェック
最新の目標ラインはTwitter(https://twitter.com/Hazu26048962)で確認できます。
■免責事項
本ブログで扱う情報は全て無料です。個人に対する投資助言行為は行っておりません。
チャート分析はVPS(お名前.com デスクトップクラウド for MT4)を利用しています。
メンテナンスなどで配信が遅れたり、投稿できないことがあります。
投資を行う際は余力にご注意の上、自己責任でお願いします。
2025年3月11日のFX日足チャート分析 ブログ版
豪ドルの上値余地を探る上では、RBAによる金融政策の動向が最大の焦点となりそうです。RBAは2020年11月に政策金利を同国史上最低値となる0.10%に引き下げましたが、2022年5月の会合で利上げに踏み切りました。2023年4月の会合で利上げを見送り、10会合に及んだ連続利上げがストップしたものの、翌5月にはインフレの上振れリスクなどを理由に利上げを再開、予想外の決定でマーケットを驚かせました。RBAは2024年6月の会合で政策金利を据え置き、4.35%の高水準で維持することを決定しました。声明では「直近のインフレ率は低下ベースが鈍化」と引き締めの可能性に含みを持たせており、その後行われたブロックRBA総裁の記者会見では、利上げの議論があったことも伝えられました。RBAの政策運営は豪ドル/円に対して大きな影響力を持つためその動向は注視しておきたいです。
そして(C)のところ(2024年10月21日・28日週)では1本目、2本目と連続で移動平均線を上回りましたので上昇トレンドに転換、現在の長期トレンドは米ドル高・円安という判断となります。12月2日週の安値が移動平均線で止められたことも上昇トレンドを支持していると言えます。
さて、オーストラリア経済に目を移すと同国経済は2018年までの28年間にわたり年度単位でのプラス成長を実現してきています。ですが、新型コロナウイルス感染拡大やドル需給問題などの影響によって2020年の経済成長率はマイナスに転じてしまいました。しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた初期から財政・金融双方において大胆な支援策を打ち出したことによって同国経済は他国と比べ悪化せず、結果的に早い段階でコロナショック以前の水準を回復するとその後も着実な成長を続けています。
2025年初は欧州市場序盤までは売りが先行したものの156円台半ばで反転、実需の米ドル買いを背景に157円台後半へと上伸し、ダウが下げる動きをよそに円売りが強まりました。1月3日(金)はほとんど動きが見られず、157円台前半での小動きの週末クローズとなりました。
3/3の1.2576ドル、187円90銭を安値に欧州各国が国防費の早期増額で一致したことや米2月ISM製造業景気指数の下振れを受けたことからに呼応し1.2723ドル、191円98銭へ反発。3/4には米国とウクライナの関係修復が早期に実現するとの見方に加え、ウクライナへの軍事支援を一時停止した米国の国際的な孤立につながるとの観測とともに、ドルの価値を毀損させるとしたドルインデックスの昨年12月以来の水準への下落につながり1.2799ドルへ上昇。一方、フォンデアライエン欧州委員長による欧州の防衛力強化など、結束強化を示したことがユーロのセンチメント上昇につながり、対ユーロでのポンド売りが対ドルでの上値を抑制するとともにポンド円も188円26銭へ反落。ただ、3/5には議会で証言した4名の英中銀政策委員が利下げに慎重な見解を示したことから3/6には1.2924ドル、192円54銭へ上昇。さらに、3/7にはユーロの上昇に牽引され1.2945ドルへ上昇。一方、対円では米雇用統計を受けたドル円の下落とともに189円67銭へ反落したことから対ドルで伸び悩み、1.2919ドル、191円25銭で取引を終えました。短期金融市場が織り込む英中銀の年内の利下げ幅が0.50%未満となり、英米10年債利回り差(英>米)が2023年8月以来の46-47bpsへ拡大したことがポンドの堅調を支援。そのため、3/4に200日移動平均線を上抜けるなど、ポンドドルは堅調を継続。そのため、昨年11/6の1.3048ドルを目指して一段高となるか、3/14発表の英1月鉱工業生産や月次GDPが堅調をサポートするか、さらに、米2月CPIやPPIを受けた米長期金利の反応と合わせて注目されます。一方、ポンド円は日足・転換線/基準線(いずれも190円11銭)を下値支持線として対ドルでの上昇に牽引される堅調地合いを維持し3/6の192円54銭を上回り2/13の193円06銭、さらに日足・雲の下限(3/10:193円27銭)を回復するか、対ドル及びドル円の動向と合わせて注目されます。
20週移動平均線は週足終値との位置関係で、2週連続で移動平均線を上回るか、下回るかした時にトレンドが転換したという見方をします。具体例を見て行きましょう。
材料的には依然として日米金利差の影響が大きく、2025年前半のFRB(米連邦準備制度理事会)の緩和速度が緩やかになると見られること、一方で日銀の追加利上げも春闘の様子を見てからの判断になることから、日米10年債利回り差は拡大傾向が続いています。米ドル/円(週足)と日米10年債利回り差の20週相関係数は0.98とほぼ同じ動きと言え、米ドル/円(日足)と日米10年債利回り差の20日相関係数も0.91とほぼ同じ動きと言えます。
チャート中央(A)のラインマーカーを塗ったところをご覧ください(2024年3月4日・11日週)。1本目のローソク足終値で移動平均線を下回りましたが、2本目のローソク足終値は移動平均線を上回って引けました。ここは2本連続ではないので移動平均線よりも上、つまり上昇トレンドが継続中と判断します。
日足チャートにもラインマーカーで印を付けましたが、(a)2024年11月21日の陰線でデッド・クロスとなり売りシグナル、(b)2024年12月6日の同事線でゴールデンン・クロスとなり買いシグナル、(c)2025年1月3日の同事線でデッド・クロスとなり売りシグナルという見方ができます。現在は短期的には売りシグナルが出た直後ということになります。
また、テクニカル分析は水平線(過去の高値・安値)、トレンドライン、チャートパターンを基本にしながら、主に移動平均線を使ってその時のトレンドを判断するやり方です。長期の分析には20週移動平均線を使い、短期の分析には5日移動平均線を使います。
世界各国のロシアに対する経済制裁強化により、ロシア産エネルギー資源禁輸の懸念が資源価格上昇を引き起こし、電力といった我々にも身近なところで影響を与えました。オーストラリアは液化天然ガス(LNG)の輸出シェアが産油国カタールを押さえ第1位(2021年度)であり、世界情勢がより一層の“脱ロシア”へと加速した場合、ロシアに代わる新たな調達先としてのニーズを満たすかもしれません。
既に2024年末に『2025年の為替相場展望』を掲載しましたが、2025年から『今週の為替相場予想(テクニカル分析)』を毎週月曜日に執筆することになりました山中です。どうぞよろしくお願いいたします。
またトランプ政権誕生後、金融政策面での影響は少ないと見られますが、為替政策面で大きな変化につながる可能性があるかもしれません。1期目には繰り返し米ドル高牽制発言をしていたことから、1月20日の就任式以降のトランプ大統領の発言には注意が必要です。
RBAはオーストラリアを見舞ったコロナショックに対応し、その経済支援の一端として政策金利を過去最低の0.10%まで引き下げました。その後、RBAが注視していたインフレ率や失業率などが改善に向かっていく中で利上げが進んでいき、一時停止を挟みながら2023年11月会合まで利上げを継続しました。2024年5月時点の政策金利は4.35%となっています。現在は金利を据え置いていますが、インフレ動向とRBAの金融政策の行方が今後の注目ポイントです。
次に(B)のところ(2024年7月22日・29日週)ですが、こちらは1本目、2本目と連続で移動平均線を下回りましたので下降トレンドに転換したという判断ができます。
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