金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
3月11日の金相場は反発し、上昇傾向を示しています。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の中心限月である4月物は前日比21.50ドル(0.74%)高の1オンス=2920.90ドルで取引を終えました。
この上昇の主な要因は、トランプ政権の高関税政策発表に伴う世界経済への懸念です。市場参加者の間では、これらの政策によって米国経済が景気後退に向かう可能性が指摘されており、安全資産としての金への需要が高まっています。
欧州時間では、ドイツの政治情勢に関するニュースがユーロ高を促し、金価格の上昇を後押ししました。また、全体的なドル安傾向も金価格にプラスに作用しています。
また米国の景気後退懸念が強まれば金利とドルの下落が予想され、年後半の金価格さらなる上昇につながる可能性があるとの声も聴かれます。
一方、元米財務長官のサマーズ氏は、トランプ政権の政策による信頼感の低下を理由に、米国が今年景気後退に陥る確率が「五分五分」との見解を示しています。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が横ばいになる中、価格は移動平均線の上に位置した。また、相場の過熱感をはかるRSIは基準(50)と「売られすぎ」とされる30の間で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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さらに 日本国内の金価格も円安によって大きく上昇しました
中銀による金購入はリーマン・ショック後の2010年ごろから目立ち始め、以来10年以上にわたって増加傾向にあります。なかでも特に注目したいのが新興国中銀の動きです。もともと新興国は、米ドルに偏りすぎた外貨準備資産の保全を図る目的で金購入を進めてきました。そこへ今回は、世界の対立構造の深まりという新たな事情が加わった格好です。
9月末のNY金の終値は2,659.40ドルで終了。9月は13日に初めて2,600ドル台に乗せ、わずか9営業日目の26日に2,700ドルを突破と短期間に水準を切り上げただけに月間ベースで131.80ドル、5.21%の大幅高となった。
スポット金価格も同様の傾向を示しており、一時1オンス2670.57ドルまで上昇し、5日連続で値上がりしました。
一方で配当や利息を生まないことから、好景気や金利上昇の局面では投資対象として選ばれにくいという性質があります。例えば米国の政策金利が3.75~4.00%に上昇した22年11月には、国際金価格は1610ドル台まで下落しています。
2024年の金相場は、乱高下を繰り返しながらも上昇基調を維持し、史上最高値を何度も更新しました。これは、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの衝突、台湾有事の懸念といった地政学的リスクに加え、米国のインフレ懸念や経済不安が影響を与えたためです。金相場は、従来のセオリーに反して上昇し、特にBRICS諸国の中央銀行が金を大量に購入したこと、また中国やインドの国民による金需要の増加が要因として挙げられます。さらに、日本国内の金価格も円安によって大きく上昇しました。
そのほかにも金本位制時代の金貨に用いられた「21.6金(K21.6)」、万年筆などのペン先等に用いられる「14金(K14)」などが存在します。 ちなみに、品位の証明として「K24」などと金製品に刻印される「K」は、カラット(karat)という単位の頭文字からとられており、ダイヤモンドなど宝石のカラット(carat)とは区別されています。また、「K18」「18K」など「K」の刻印の位置が製品により違いますが、これは製造された国によっての違いもあります。日本においては「K」が前に来る「K18」などが一般的です。 さらに、造幣局など公的な機関による金(GOLD)の品位証明の刻印(ホールマーク)は、1000分率で表示されています。
日本の超低金利政策とは反対にアメリカの政策金利により起きた円安ドル高は、ドル建てで取引される金には大きな影響を与えています。更に中国経済の深刻さが地政学的リスクとして世界中が金を購入している点も要因とされています。アメリカのシリコンバレーバンクを含む3つの銀行が相次いで破綻したことにより、中国は「恒大ショック」に続き不動産最大大手と呼ばれる「碧桂園」が約1兆円の赤字を発表。中国経済の崩壊は今後の金価格を大きく左右しています。これまでアメリカと肩を並べるほどの経済成長を遂げてきた中国でしたが、近年は少子化に加えて新卒採用の減少や銀行預金の金利も下がるなど中国国内の富裕層がリスクヘッジとして金を購入するケースが増えたことも金高騰の要因とされています。
なお、今週は米国重要経済指標が目白押しで、いつ史上最高値突破しても不思議はない。筆者もNY市場の仲間たちと連絡を取りながらモニター画面から目が離せない状況だ。とにかく突然理由もなく金価格が10ドル、20ドルと乱高下する地合いゆえ、気を抜けない日々である。
18金同様、アクセサリーなどの宝飾品に用いられることが多く、18金と比べ輝きは劣りますが、硬く傷がつきにくいという特徴があります。1000分率における純度は、42.00%程度のものを指します。
「金(GOLD)」が、なぜ古より珍重され有事の際の安全資産として重宝されるのか。それは美しい輝きを放ちながらも、多くの有用な性質を併せ持つ貴金属だからであり、品位や色調が違っても決して価値がゼロにはならないからだと言えます。とはいえ世界中で金の相場は毎日変動しており、売るのも買うのも「相場・レート表」などをチェックし、タイミングを見極めることが賢い戦略と言えるでしょう。
世界の金相場の基本通貨単位は米ドルであり、米ドルの価値や信用が上昇すると金相場は下落し、逆に米ドルの価値や信用が下落すると金相場が上昇します。アメリカ・トランプ政権下では自国主義の考えが高まり、米中貿易摩擦・中東問題・コロナウイルス感染症の世界的な感染蔓延・ロシアによるウクライナ侵攻などアメリカにも強く影響を及ぼす世界情勢への不安から米ドルも信用が低下し、金相場を押し上げています。今後はアメリカの政治にも目を向けてみましょう。
金は「世界経済を映す鏡」とも言われますが、その意味では国内外ともに厄介な状況へ突入しつつあることを、私たちは覚悟すべきなのかもしれません。
日本では22金を使った金製品はあまり作られていませんが、世界においては資産としての人気が高い金(GOLD)で、「標準金」とも呼ばれており、金貨などに利用されています。1000分率における純度は、91.70%程度のものを指します。
10月4日のNY金は、雇用統計の結果から米ドルの長期金利が急騰したことを受け、一時2,651.60ドルまで売られたが、売りが一巡すると急伸し、一時2,690.60ドルを付けるなど上下に振れ、前述のように2,667.80ドルで終了した。
実は、国際金価格が2000ドルを超えた局面は今回を含めて過去に3回しかありません。1回目は新型コロナウイルスの感染拡大により景気悪化懸念が強まった20年8月で、前述のように金は史上最高値を付けました。2回目はロシアによるウクライナ侵攻後の22年3月で、地政学リスクや世界的な高インフレを背景に2078.8ドルまで上昇しています。
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