
日足一目均衡表におけるトレンド示唆2 ※前営業日引け時点
ポンド円
転換線 190.68円 > 190.08円 基準線 … 買い示唆
遅行スパン 192.18円 > 188.30円 実線 … 買い示唆
終値 192.18円 < 192.26円 雲の下限 … 売り示唆
豪ドル円
転換線 93.27円 < 94.58円 基準線 … 売り示唆
遅行スパン 93.71円 < 95.17円 実線 … 売り示唆
終値 93.71円 < 96.75円 雲の下限 … 売り示唆
三役陰転 転換線<基準線・終値<雲の下限・遅行スパン<実線 …売りトレンド
NZドル円
転換線 84.39円 < 85.28円 基準線 … 売り示唆
遅行スパン 84.86円 < 85.92円 実線 … 売り示唆
終値 84.86円 < 87.55円 雲の下限 … 売り示唆
三役陰転 転換線<基準線・終値<雲の下限・遅行スパン<実線 …売りトレンド
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は一風変わった日本発のテクニカル分析のひとつです
一目均衡表は一風変わった日本発のテクニカル分析のひとつです。5つの線と「雲」をローソク足と組合せて分析します。他のテクニカル分析に比べ構成要素が多いため難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえればとてもシンプルなテクニカル分析手法です。世界中の多くの投資家から支持されている一目均衡表について、基礎知識から相場動向を予測するための活用方法まで詳しく説明します。
テクニカルポイント 豪ドル/ドル、保ち合いからの上抜けを試す0.6559 200日移動平均0.6446 100日移動平均0.6434 一目均衡表・雲(上限)0.6326 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)0.6324 エンベロープ1%上限(10日間)0.6292 現値0.6287 一目均衡表・雲(下限)0.6261 10日移動平均0.6259 21日移動平均0.6210 一目均衡表・基準線0.6199 エンベロープ1%下限(10日間)0.6199 一目均衡表・転換線0.6193 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) 豪ドル/ドルは一目均衡表の雲下限を上回ってきている。1月から続き保ち合いの上限は1/24高値0.6331となっており、この水準を試す動きになっている。RSI(14日)は55.9と、買いバイアス優勢の領域に上昇している。10+21日線は0.6260付近の同水準に並んでおり、ゴールデンクロス示現となる可能性が高まっている。ただ、全般に緩やかな値動きとなっており、しっかりとした上昇トレンドに転じるのかどうかはまだ不透明だ。
一目均衡表とはどのようなテクニカル分析なのか、初めての方でもわかるように基礎知識から解説しましょう。
一目均衡表は、1936年に細田悟一(ペンネーム:一目山人、いちもくさんじん)が考案したとされている日本を代表するチャート分析手法です。考案者である細田氏は、独自の研究所を設立し2000人の職員と7年の年月をかけて一目均衡表を完成させたと言われています。緻密なデータに裏付けられた一目均衡表は、本来は株価を基に考案された指標ですが、FXの為替レートなどほかの銘柄にも応用することが可能です。 一目均衡表と他のテクニカル分析との大きな違いは、多くのテクニカル分析が価格の変化や相場の流れを重視して時間を二次的なものとして扱っているのに対し、一目均衡表は時間を主体として値段を二次的なものとして扱っている点です。つまり「いくら」になるかを分析するより「いつ」を分析することに特化したテクニカル指標といえます。また、一目均衡表は、買い方と売り方の均衡が崩れた方向に、相場が動くとする考えに基づいています。買いと売りの均衡が崩れた際の大きな動きを一目で把握することを目的として作られたとされ、日本人のみならず海外の投資家にも人気があるテクニカル分析です。そのように多くの人に使用されていることもあり一目均衡表の各線それぞれがレジスタンス・サポートラインとして機能する働きがあります。 なお、現在は一目山人の遺族が経営する株式会社経済変動総研が一目均衡表の普及に努めており、一目均衡表の資料や原著の販売などを行っています。
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