トランプ大統領に振り回される展開が続いています。ウクライナ情勢の行方、関税戦争がどうなっていくのか?などをみんな固唾を飲んで見守っています。今週も方向性は見えてこないと思いますので、相場も荒い展開が続くでしょう。IMMのポジション動向を見ると、ドル円では、ショートポジションが溜まってきています。ショートカバーが出やすくなっていますので、150円程度までの戻しの可能性はあると思います。ユーロドルはロングになってきていますので、そろそろ上げは一服しそうです。
【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】
最新の為替チャート|米ドル/円(USDJPY)|60分足 はこちら
【シカゴ通貨先物(円)投機筋(Non-Commercial)のポジション】
【シカゴ通貨先物(ユーロ)投機筋(Non-Commercial)のポジション】

株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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このコラムでの「ドル建て」は 「米ドル建て」をいいます
※このコラムでの「ドル建て」は、「米ドル建て」をいいます。
10月9日、ニュージーランド中央銀行は0.50%の利下げを決定しました。8月の0.25%の利下げに続き、2会合連続の利下げです。そして10月17日のECB(欧州中央銀行)理事会では0.25%の利下げ期待が高まっています。利下げはユーロ売り圧力となり、ユーロ/円も円高になり、ドル/円の円安を抑制することが予想されます。 ただ、市場ではほぼ織り込まれているため、あまり大きな変動は期待できないかもしれませんが、追加利下げについてどの程度踏み込むのかが注目です。追加利下げを示唆する場合は、引き続きユーロ売り圧力となることが予想されます。FRBの利下げペースが緩やかになれば、相対的にECBの利下げペースが勝り、ユーロ売りが優勢になることも予想されます。 ECBだけでなく、11月には英中央銀行の利下げ期待も高まっています。ベイリー英中銀総裁は、10月に入って、インフレが抑制された状態が続けば、金利引き下げについてより積極的になる可能性があると発言しています。 物価が目標の2%近辺に低下してきたことが背景にありますが、8月の利下げに続く利下げとなり、11月以降の連続利下げの可能性があります。ユーロ円と同じく、利下げによるポンド安はポンド円の円高につながり、ドル円の円安を抑制することが予想されます。
7月の利上げ決定は、為替の影響で物価見通しが上振れるリスクに配慮したということなので、今後も円安が進んでいくなら金利を上げなければなりませんよね。なぜならもし今後160円を超えて円安が進む場合、金利引き上げがなければ円安を容認したことになってしまい、市場は更なる円安水準を試しにいくでしょうから。一方で、大統領選があり、どちらもドル高は嫌がると考えると、急速に巻き戻す可能性も否定できない。政治の影響は受けるものの、金融政策は国内の状況を見て着実に、柔軟に進めていただければなと思います。 為替が国力を反映するとするなら、中身を変えていかねば根本的な解決にはならないので。
一方、1ドル=100円よりも1ドル=125円のほうが交換できるドルが少ないため、ドルに対して円の価値が低いことになります。
ドル建て保険はドル円の為替レートが円高になるほど、保険料が安くなる傾向があります。例えば一時払保険料が5万米ドルのドル建て一時払い終身保険に加入する場合、契約時に1ドル=100円であれば払い込む保険料は500万円ですが、1ドル=80円であれば払い込む保険料は400万円になります。
ドル建て保険は、円高になると保険料が安くなり、受取時の保険金が減る傾向があります。今度は、円高が保険料と保険金に与える影響について見ていきましょう。
本レポートでは、最新のAI技術を活用し、トランプ政権下でのドル円相場の行方を分析する。具体的には、経済指標、金融政策、地政学的リスクなど、様々な要因を考慮しながら、複数のシナリオにもとづきドル円相場を予測する。そしてこの分析を通じて、今後の為替動向に対する新たな知見を得ることを試みる。
ドル建て保険は為替レート次第で保険金、解約返戻金、満期保険金が増える場合がありますが、元本割れする可能性もあります。またドル建て保険は次のような諸費用がかかるため、加入前に諸費用の種類や金額を確認しておきましょう。
次に、「今後想定されるドル円価格シナリオを、就任日から任期終了までについて予測してください」とAIに指示したところ、基本シナリオとして強いドル・弱い円の展開が示され、政権移行期(2025年1~6月)では145~155円、政策実行初期(2025年後半~2026年)では150~165円、政策効果の本格化(2027年)では160~175円、政策定着期(2028年~2029年初)では165~180円という段階的な円安進行が予測された(図表2)。この予測には、法人税引き下げによる米国企業の収益改善、包括的関税措置の導入による輸入物価上昇、製造業の国内回帰、日米金利差の拡大などが要因として挙げられている。
「ドルコスト平均法」をご存知ですか?
連休明けの東京市場では154円58銭(午前11時30分現在)まで上昇する中、神田財務官があらためて「過度な変動がある場合には、適切な対応をとらなければならない」と牽制したものの、4日のイエレン米財務長官による円買い介入に対する不快感ともとれる発言のほか、日米の経済ファンダメンタルズの違いも反映して円安が進んでおり、ドル円は再び155円台を上抜けるか注目されます。
円相場は14日に一時1ドル=149円98銭と約2カ月半ぶりの安値を更新し、150円の心理的節目に接近した。8月15日の安値(149円39銭)を超え先安観が強まっている状況だ。日本の通貨当局も為替市場の動きににらみを利かせている。
ドル建て保険のなかでも終身保険や養老保険は、早期に途中解約すると元本割れする可能性があります。円安局面でドル建て保険は保険料が高くなる傾向があることから、対策として急な円安でも保険料が継続的に払い込めるよう無理のない保険料を設定しましょう。
契約時に定めた死亡・高度障害保険金を契約通貨であるドルで保障を準備することができます。死亡・高度障害保険金額は、ドルの一定額で固定されますが、受取時にドルを円に換えると、為替レートの変動により円で払い込んだ保険料の総額を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。
このように円と相反する値動きをするドル建て資産と、円建て資産を併せ持つことで、為替相場の変動によるリスクから自身の資産全体の価値を守る効果が期待できるのです。一方で、ドルで運用するため、為替変動のリスクもあり、損失が生じるおそれもあります。
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