金(ゴールド)CFD(外為どっとコム「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の価格動向や相場状況を振り返り、今後の注目ポイントをわかりやすくまとめました。短時間で金相場の最新情報やCFD取引のポイントをチェックしたい方はぜひご覧ください。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
3月17日の金相場は上昇基調を維持し、中心限月の4月物は前週末比5.00ドル(0.17%)高の1オンス=3006.10ドルで取引を終えました。
この上昇の背景には複数の要因があります。米2月小売売上高は全体では前月比0.2%増と市場予想を下回ったものの、GDPの算出に使用されるコア売上高は予想を上回る前月比1%増となり、投資家に一定の安心感をもたらしました。また、中東情勢への懸念やドル安も金価格を支える要因となっていました。
金相場の見通しについては、主要金融機関が相次いで上方修正しています。「予想を1オンス=3000ドルから3200ドルに引き上げ」「第2四半期に3500ドルまで急騰」などが聞かれます。世界的な貿易摩擦の長期化リスクが高まる中、安全資産としての金の魅力が増していると分析されています。
現在、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定(FOMC)を控え、市場は様子見ムードが広がっていますが、金相場は上昇が続いている状態です。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が右肩上がりになる中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは「買われすぎ」とされる70を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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それに準じて 国内金価格の値動きもレンジとなりそうだ
米国では物価上昇圧力が継続する中、2022年1月25、26日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文を受けて、2022年3月から政策金利(フェデラル・ファンド(FF)金利)の引き上げ(利上げ)が開始されるとの見方が強まっています。
その後、金相場は上げ渋った。22日は、4月30日~5月1日のFOMCの議事要旨が、FOMC直後のパウエルFRB議長の会見よりもタカ派的と見なされ、金の売り材料になった。
今週の金市場は2,000ドル大台を巡り売り買い交錯状態となった前週の流れから、やや沈静化を想定している。目先の材料一巡で、NY金は1,900ドル台後半を固める値動きとなりそうだ。それに準じて、国内金価格の値動きもレンジとなりそうだ。NY金については1,955~1,990ドル、国内金価格は8,150~8,400円を想定している。
22年は米国の利上げ観測が金相場の弱材料となる一方、「米国の財政赤字が意識されて、ドル安が相場の支えとなり高止まりしやすい展開になる」(芥田氏)との指摘もある。
筆者も金について話す時には「スタグフレーションなら金の独り勝ち」と語るが、一個人の立場では当然のことながらスタグフレーションになって欲しいとは思わない。
米国株式と金の組み合わせ比率を10%ずつ変化させた場合のリスク・リターン(有効フロンティア)(図表3)をみると、米国株式に対し金の保有比率を上げていくと(米国株式50%、金50%あたりまで)、リスクが下がり、リターンが上昇していることがわかります。つまり、米国株式に対し、金を10%、20%程度組み入れることでも、分散投資効果があることを示しています。
しかし、15日は、4月の米CPIの伸びが市場予想通りに鈍化したことで米利下げ観測が強まり、金は上昇した。17日は、4月の中国鉱工業生産が市場予想を上回ったことや、中国政府が不動産支援策を発表したことで、中国の金需要が増加するとの期待から金相場の上昇幅がやや大きくなった。
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注目のFOMCメンバーによる政策金利の見通しでは、先述のように2023年末中央値は5.1%と前回(2022年12月)から結果的に据え置かれた。あと1回、0.25%の利上げが行われると、この水準に達することになる。
過去20年間の金と米国株式の相関係数は、金(円ヘッジ)と米国株式が-0.16(逆相関)、金(円換算)と米国株式が0.15(低相関)でした。資産間の相関が逆相関の場合はそれぞれの資産が逆の動きを、相関が低い場合は価格の動きに関連性が小さいことを意味します。そのため、米国株式と金は、分散効果が期待できる可能性のある組み合わせと言えます。
ただ、米国の“双子の赤字”を背景としたドル安がドル建て金の割安感を強めて、金相場の下支えとなる展開も想定される。米国では消費回復に伴う輸入増で経常赤字が拡大し、外貨需要が増加している。また、コロナ禍対応での巨額財政出動に加え、バイデン政権のインフラ投資などによる多額の支出が財政赤字の膨張に拍車をかけて、ドルの信認が揺らぐ可能性もある。
新型コロナ感染が広がった20年には、同年3月に米連邦準備制度理事会(FRB)がゼロ金利政策を導入したのを足掛かりに金相場は騰勢を強めた。同年7月には約9年ぶりに史上最高値を更新して1トロイオンス=2000ドルを超え、同年8月に年初比で約4割高となる同2100ドル台をつけた。
希少価値が高く換金性に優れる金は、発行体の信用力に依存しない「無国籍通貨」とも呼ばれ、リスク分散目的で資金の一部を金に振り向ける投資家は少なくない。金利を生まない弱点はあるが、景気悪化時などの低金利環境では相対的に投資魅力が増す。このためドル建て金相場は、物価上昇率を控除した米国実質金利との逆相関性が強い。
やはり金は保有しても役立たないことが望ましいと言える。有事の金にしても、誰も台湾有事とか北朝鮮やロシアとの偶発的衝突などの有事になって欲しいとは思わないであろう。
過去の動きを参考にするのであれば、金への注目度を高めていく必要があるかもしれません。
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