前日欧州間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめした。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)
19日、NY時間、米株が堅調に推移し、米長期金利も上昇し、ドル円はNY時間に150.150円まで上昇した。注目されたFOMCは市場予想通り政策金利を4.25-4.50%で据え置きを決定。また、FOMC金利見通しでは、年内の利下げ回数が2回と前回の想定が維持されたほか、4月から保有資産を圧縮するQTのペース緩和を決定、さらに今年のGDP見通しは大幅に下方修正した一方で、インフレ率は上方修正した。公表を受けて、米長期金利の低下とともに、ドル売りが進行し、さらに、声明文の「成長見通し引き下げ、インフレ見通し引き上げ」でスタグフレーションへの警戒感から円買いも入り、ドル円は148.609円まで下落した。
尚、パウエル議長の会見では「調査では関税がインフレ期待を押し上げていることが示唆されている」「インフレ期待上昇、かなりの部分が関税に起因」「新たな政策とその影響に関する不確実性は高い」「今年のインフレのさらなる進展が遅れる可能性」と述べた。
本日アジア時間、本邦が春分の日で休場の中、NY時間の流れを引き継ぎ、ドル売り・円買いが進行、ドル円は148.184円まで下落した。
取引金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。
市場シェア上位
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
ポジション金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)
ポジション増減
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。
外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。
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FX個人投資家動向 米FOMC 成長見通し引き下げ
FXは通貨ペアで取引するので、もう片方の通貨の国債利回りもあわせて確認すると相関性が見えてくる場合もあります。
さらに、FOMCでは、国債や住宅ローン担保証券(MBS)などの資産購入に関する規模や内容も議論されます。これは、市場に資金を供給し、経済成長を促進する一方で、物価上昇率をコントロールするために行われるものです。
各国中央銀行は景気や物価の動向をコントロールするために金利や通貨の供給量を調整する金融政策を行っています。この金融政策の一環として、中央銀行が設定する金利を政策金利といいます。この政策金利は経済全体の金利水準に大きな影響を与え、物価の安定や経済成長を目的として調整されます。
まずは景気です。利上げに動いたり、高水準の政策金利が続いたりするということは景気・拡大や底堅い動きが続いていることを示唆しています。米経済の成長力が日本経済に比べて相対的に強いとなれば、ドル建て資産に対する需要が拡大し、ドルの価値が上がります。その結果、ドル円相場は円安・ドル高(円売り・ドル買い)に振れやすくなるという流れです。一方、日米経済の方向性に変化が出れば、ドル円相場も逆方向に振れる可能性も意識されます。
大胆な金融政策・機動的な財政政策・民間投資を喚起する成長戦略を行い、円高基調の相場を円安方向へとシフトさせています。
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CPI(消費者物価指数)の上昇により、景気が過熱し、インフレリスクが高まった場合には、FOMCが利上げを実施します。金利が上昇すると、企業や個人が借入れを控えるようになり、経済活動が抑制されます。これにより、インフレを抑え、経済の過剰な成長を防ぐことが目的です。
政策・経済見通し(SEP)は、参加者が予測するGDP成長率、失業率、インフレ率などの経済指標の推移を数値で表します。経済予測に基づく政策の方向性がわかります。将来の経済見通しや金利政策の予測する資料として注目されます。
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