猛烈な円買いの流れに歯止めがかかった?ドル円は押し目買いの準備を(今週の米国株・FX見通し)田嶋智太郎氏 2025/3/24 #外為ドキッ

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猛烈な円買いの流れに歯止めがかかった?ドル円は押し目買いの準備を(今週の米国株・FX見通し)田嶋智太郎氏 2025/3/24 #外為ドキッ
 

このレポートの概要:米国株式市場と外国為替市場の最新動向と分析
金融マーケットで永く情報発信を行っている田嶋智太郎氏が、米国株式市場の最新動向を詳しく解説します。

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リスク回避ムードがやや後退

先週の米株市場は、今月13日までの目先的な売られ過ぎ感を伴う急落に対して、ひとまず一定の戻りを試す動きとなった。
支援材料の一つは、先週行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)の参加メンバーらによる金利予測(ドット・プロット)において、その中央値が昨年12月と同様に「年内2回の利下げ」を見通すものとなったこと。加えて、4月から米国債のランオフ(償還に伴う保有証券減少)ペースの上限を月250億ドルから月50億ドルに減らす方針が打ち出され、それを「ほぼ利下げに等しい」と市場が受け止めたことも大きかった。
さらに、週末21日にはトランプ米大統領が4月2日に予定する相互関税の導入について「柔軟性がある」との認識を示したことも、市場に漂っていた過度なリスク回避姿勢を後退させることにつながった模様である。

FRBはインフレ警戒強める

ただ、公表されたドット・プロットをよく見ると、昨年12月時点の利下げ予測にあった「年3回」、「年4回」が消え、代わりに「年1回」、「年0回」と回答するメンバーがグンと増えていたことは、やはり見逃せない。つまり、少なからぬメンバーが「一段とタカ派寄りの姿勢を強めている」というよりも「トランプ関税によるインフレへの影響に対して警戒を強めている」ということになろう。
FOMC後の会見で米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が「(影響は)短期あるいは一過性のもの」と述べ、21日にもシカゴ連銀のグールズビー総裁が同様に「一過性」と繰り返し述べていたが、そこから滲み出す“必死さ”のようなものが、かえって米インフレ再燃への懸念を抱かせるようにも思える。

「4・2」までは無闇に動かず

いずれにせよ、4月2日に相互関税の詳細が明らかになるまでは、どんな楽観論も悲観論も市場関係者の論評や市場の反応も信じるに足りない。目下のところ、S&P500種が5700ポイントあたりで幾度となく上値を押さえられているのも道理である。
先週のロウソク足は、俗に「極線(コマ)」と称される小陽線の形状を成しており、言うまでもなく「気迷い商状」を示している。今週も基本的に市場に大きなムードの変化は生じにくいと考えられ、身も蓋もない話にはなってしまうが、やはり「『4・2』を消化するまでは無闇に動かないのが無難」としか言いようがないだろう。あえて短期勝負に挑みたいというのであれば、やはり「5700ポイントを超えたところで戻り売り」のスタンスを基本にしたいと考える。

投機筋の円買いポジション巻き戻し

なお外国為替相場に関しては、先週末に一つの重要な事実が明らかとなった。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した今月18日時点における投機筋ポジションの円買い越し(ネット)が前週比10938枚減の12万2964枚となり、久方ぶりに猛烈な円買いの流れに歯止めがかかったのである。既知の通り、前週(11日時点)までの円買い越し規模は3週連続で過去最大を更新し続けていた。
少し振り返ると、日本の10年国債利回りが一時的にも1.575%まで上昇したのは今月10日のことであり、それ以降は調整含みの状況が続いている。つまり、金利上昇の一服が一つの転換点となったわけで、実際にドル/円は11日(同日の安値は146.53円)以降、一時的にも150円超の水準まで戻りを試す動きとなった。

シカゴ通貨先物(円)投機筋(Non-Commercial)のポジション

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ドル/円は上値も下値も限られる?

とはいえ、目下のところドル/円は一目均衡表の週足「雲」(現在、週足「雲」上限は150.76円処)に上値を押さえられ続けており、当面の上値余地は自ずと限られると見られる。仮に、米株価が戻り一巡から再び下げ基調に転じれば、リスク回避の円買い・ドル売りが生じやすくもなるだろう。
その一方で、円の上値も自ずと限られると見る。カギを握る日本の国債利回り上昇に対しては、かねて植田日銀総裁が機動的な国債買い入れオペレーションで対応する方針を掲げているうえ、足元では国債価格の低下時に割安と見た海外投資家の買いも集まっている。
仮に148円割れの場面があれば、そこは打診買いを入れてみる方針で臨みたい。

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yoshizaki.jpg田嶋智太郎氏
経済アナリスト 慶應義塾大学を卒業後、現三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て、経済アナリストに転身。現場体験と綿密な取材活動をもとに、金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産掲載まで幅広い範囲を分析・研究。 WEBサイトで経済・経営のコラム執筆を担当し、株式・外為・商品などの投資ストラテジストとしても高い評価を得ている。 また、「上昇する米国経済に乗って儲ける法」など書籍も手掛けるほか、日経CNBCレギュラーコメンテーターも務める。

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猛烈な円買いの流れに歯止めがかかったドル円は押し目買いの準備を 今週の米国株 FX見通し

その一方、米利上げのプロセス自体はなお継続され、米2年国債利回りが本格的な反落を見せないうちに、米ドル/円の下値余地も限定されるだろう。さらに、個人投資家をはじめ、逆張りの意欲はなお旺盛であり、米ドルロングポジションの解消はこれからも続くと思われるが、当面下値を限定させる可能性がある。今週の米雇用統計次第では、下値打診の可能性が大きいが、その前に安値圏での保ち合いを維持するだろう。戻り売りのスタンスで臨みたい。

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775 :Trader@Live!:2013/12/02(月) 23:44:18.49 ID:/+3FXiPBま、逆もあるからねー。認証おりてからがんばろーっと。ここの人の話は勉強になるわー。

887 :Trader@Live!:2013/12/03(火) 20:21:21.07 ID:rX+PUEvH今週は100ずつ、来週は150ずつ。平日に伸びて、週末に調整。そして今年中に5,000突破!

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北朝鮮を・・・何とかして動かさなければダメだ。そのためには非公然活動も止むを得ない」 この言葉を不意に聞かされて、私は顔面蒼白となった。なぜ北朝鮮なのか? どうして彼らをこれから動かさなくてはならないのか? しかもインテリジェンス機関による隠密行動である「非公然活動(covert action)」によって? なぜ米国のキーパーソンは、北朝鮮に言及したのか 今年(2013年)10月初旬。私は米国の首都ワシントンD.C.にいた。毎年恒例の「世界一周出張」の帰り道、いつものとおり選んだ停泊地がそこだった。ワシントンD.C.はあいにくの雨で、私を迎えてくれた。 私がこの街を訪れたのには訳がある。若い友人であるM君を介して、米国の「対日利権グループ(ジャパン・ハンズ)」を代表する老翁と会うためだ。日 程調整を出発直前から始めたのだが、二転三転を経て「それでは30分だけ」ということで、アポイントメントを取り付けることができた。 だが実際に会ってみると、全くもって話が止まらない。日米関係の今とこれからからに始まり、ありとあらゆる問題について話を聞いて、私はふと腕時計 を見た。会話が始まってから、あっという間に1時間が経っている。「そろそろ次のアポイントメントがありましたよね・・・」と席を立ちかけた私を制するよ うに、老翁は手をこちらに向け、早口で言葉を継いだ。その時言われたのが冒頭の衝撃的なメッセージだったのだ。 12月6日に上梓する最新の小著『ジャパン・ラッシュ――『デフレ縮小化』の中で日本が世界の中心となる』(小社刊)の 「はじめに」で登場するのがこの老翁だ。海の向こう側で戦後、綿々と続いてきた二つの「対日利権グループ」の内、現政権に近いグループのトップを務める人 物である。表面的にはアカデミズムの住人だが、決して絶やさないその笑顔に浮かぶ眼光の鋭さから、本来、権勢の人であることがよくわかる。 突然の発言に面食らっている私のことなどお構いなし、といった調子で、老翁はこうも語った。「インテリジェンス機関による非公然活動・・・そうですね、北朝鮮には例えばサイバー攻撃など仕掛けると有効なのかもしれない」 私は正直唖然とした。北朝鮮をなぜこれから動かさなければならないのか、老翁は全く語らなかった。だがその決然とした語調からは明らかにこのメッセージが単に思い付きなどではなく、米国を動かすエスタブリッシュメントたちの総意であることがうかがわれたのである。 この時、老翁と話した内容についてはその大部分を小著『ジャパン・ラッシュ』の「はじめに」の中で記しておいた。だが、そこで語られた内容のうち、 3つのメッセージだけはあえて“その時”が来るまで公表するのを控えてきた経緯がある。その一つがこの北朝鮮に対する、米系インテリジェンス機関による非 公然活動の開始なのだ。 2013年の北朝鮮軍事パレードの「衝撃」とは 雨の降りしきる肌寒いワシントンD.C.におけるこの会話の後、私はずっとこのメッセージの真意を探り続けてきた。そしてそれから約1か月が経った 11月4日。米国を代表する高等研究機関であるジョンズ・ホプキンス大学米韓研究所(USKI)が運営するサイト「38ノース」が突然、こんな分析記事を掲載したのである。概要はこうだ。 「北朝鮮が2012年に平壌で行った軍事パレードで陳列した“弾道ミサイル”と、今年(2013年)に陳列したそれとの間には明確な違いがあった。 その理由を最もシンプルに説明するならば、要するに可動式の発射台による弾道ミサイルを北朝鮮は新たに開発した可能性が高いということになる」 実にさらりと書いてある分析だが、私はかつて我が国の外務省で北朝鮮班長を務めた者としてこれを見て仰天した。なぜならばこれが事実であるなら、北朝鮮の弾道ミサイル発射はかなり巧妙にその直前まで隠ぺいされることになるからである。 北朝鮮はこれまで弾道ミサイルを地下に創り上げたサイト(ミサイル基地)から発射してきた。だが如何に地下とはいえ、発射よりやや前から液体燃料を ミサイルに注入しなければならず、そうすると白煙が立ち上ることになる。そのため、必ず事前に発射の兆候を掴むことが出来たのである。 だが「可動式の発射台」となると訳が違う。北朝鮮はこれを好きな時に移動させ、そして好きな時に発射することが可能になってくるのである。人工衛星 を使ってウォッチする方は正に神出鬼没の「可動式ミサイル」に翻弄され、当然、発射の兆候をつかむことも難しいのだ。――私はこの分析記事を読んでなぜ米 国がこのタイミングであえてこのことを公言するのかが、気になって仕方がなかった。 この謎が私の頭の中で氷解したのは、11月24日(日本時間)であった。この日、スイス・ジュネーヴで4日間にわたり行われてきたイランの核問題に 関する7か国協議がようやく最初の合意に到達。イランによる核開発が事実上、米国などによって認められることが決まったのである。 「そんなはずはない。イランは2か所の核関連施設に対して国際原子力機関(IAEA)が毎日査察を行うことを認めたではないか。またプルトニウムが 製造されてしまう危険性があったアラク実験用重水炉についても建設中止を認めた。それなのになぜ『イランによる核開発が事実上認められた』などと断言でき るのか」 無論、こう言うのには理由がある。第一に、最も問題視されていたパルチンにある核関連施設が査察の対象とされなかった。第二に、高度な技術と重大な 実験を伴う核兵器は造れなくとも、イランは核関連物質を通常兵器で撒き散らすという意味での「ダーティ爆弾」を造ることは可能なのである。そのため、今回 の合意をもってして決められたことはただ一つ、「イランによる事実上の核保有国化」であったといっても過言ではないのだ。 あらかじめ「握っていた」米国とイラン こうなってくると「なぜ米国など参加各国はそうした危険なカードをイランに譲り渡してしまったのか」と読者は疑問に思うに違いない。私が想うに、この疑問を解くカギは一つだけある。 それは今回の「合意」成立の直後、米国務省関係者から行われたこんなリークだ。「米国とイランは数年前から交渉を開始しており、特に今年(2013年)2月からは湾岸諸国の一つ、オマーンで極秘接触を始め、今回の合意にまで辿りついた」。 要するに、この「合意」は何も一朝一夕に決まったものではないということなのだ。そうではなくてむしろ数年越しに米国とイランとが考え抜き、「今こ の瞬間だ」と判断したタイミングで世の中に喧伝した代物であった、というわけなのである。それではなぜ「今この瞬間」にこの合意を国際社会に対して喧伝し なければならなかったのか。「木を見て森を見ない」ではなく、「木を見ないで森を見る」ようにしてみると、マーケットとそれを取り巻く国内外情勢を巡る次 のような構図が浮かび上がって来る。 欧米を襲うデフレ・スパイラル ●米国と欧州は、共に強烈なデフレ・スパイラルに入り始めている。大規模な量的緩和を続け、大量のマネーをマーケットに投げ込んできたが、インフレが進まず、むしろデフレへ、デフレへと落ち込んでしまっている ●デフレに突入すると、とりわけ金融マーケットではちょっとやそっとでは動きが生じなくなる。しかしその結果、ヴォラティリティ(変動率)が発生しなくなると金融商品で投資家たちが利益を上げることが出来なくなってしまう ●そのため、マーケットを動かし、ヴォラティリティを発生させるために巨大なリスクの炸裂が必要となってくるのだ。そこで利用されるリスクは人々が想像すらつかないものであり、したがってその炸裂がサプライズになるものである必要がある ●そこでまず画策されてきたのが「イランの事実上の核保有国化」である。米国がこれを率先して認めることにより、中東諸国の間では衝撃が走る。特に「アラブの盟主」であるサウジアラビアはこうした展開を絶対に認められないはずだ ●そうした流れになることを見越して、米国と密かにシナリオをすり合わせたイスラエルが対イラン攻撃にサウジアラビアをおびき出す。サウジアラビアは空軍基地を貸し出すことでイスラエルに協力し、イランが「大国化」する前に叩こうとする ●これに対してイラン(イスラム教シーア派が多数)が猛烈に反撃を行い、サウジアラビア国内にいるシーア派少数派住民に一斉蜂起を呼びかける。その 結果、かえってサウジアラビアの方が大混乱に陥ってしまう。無論、世界最大の産油国であるサウジアラビアが大混乱に陥ることにより、原油価格が急騰。世界 中の株式マーケットで大暴落が発生し、マネーの逆回転がいよいよ始まることになる 「壮大な謀略」に気づいた、サウジアラビア ところが、である。どうやらこうした「隠されたシナリオ」にサウジアラビアが気づいたようなのである。先ほどの「合意」が生じてから1日以上も経ってからサウジアラビア政府は公式見解を発表。非常に用心深い言い回しを使いながら、この「合意」を支持するとした。 中東における地政学リスクの炸裂は確かに大仕掛けであり、これが発生した場合の効果は金融マーケットにおけるヴォラティリティの演出という意味では絶大だ。だが、何といってもこれに関わる利害関係国が多すぎるところに最大の問題がある。 マーケットを飛び回るヘッジファンドや投資銀行たちが織り成すポジションを見ていると、総じて今年(2013年)の8月後半以降、この「中東開戦リ スク」に賭けてきていたことがよくわかる。「すわ開戦」という山場がこれまで何度も何度も訪れ、その度にマーケットは乱高下してきた。 だが賢明なるアラブの盟主は明らかに「罠」に気づいているのである。米国、イスラエル、そしてイランやフランスなどが大立ち回りを演じても、静かに それを見守っている。その結果、このままでは金融マーケットでヴォラティリティが発生せず、実体経済はデフレ縮小化へと突入してしまうのである。米欧から すればこれは実にまずい、まず過ぎるのだ。 「北朝鮮カード」は、「中東カード」と表裏の関係 そこで今度は、中東とカードの「裏表」の関係にある北朝鮮の出番ということになってくる。―――先月(11月)22日、米国務省は突然、85歳にな る元米軍兵士が10月より北朝鮮当局に拘束されていることを発表した。その直前にサンノゼの地方紙にどういうわけか記事が掲載され、それを追認したのだ。 その直後の同月25日、今度はデービス米北朝鮮問題担当大使が訪日。我が国に対して「北朝鮮の核・ミサイル開発の進展阻止を目指し、日米韓に加えて 中国と連携して圧力を強める方針」を確認させたのである。要するにかつての小泉訪朝(2002年)の時のように、「日本だけが抜け駆けをするのは許さな い」というわけなのである。 北朝鮮が望んでいるのは、米国との二国間協議だ。そのためにこれまでも繰り返し仕掛けをしては米国をおびき出そうと躍起になってきた。しかし対する 米国は全く乗ろうとする気配を見せていない。無論、時折「民間人」を派遣して様子をうかがうが、あくまでもそれは形式的なものであり、北朝鮮が望んでいる ような、米国との「名誉ある大団円」には程遠いレヴェルにとどまってきたのだ。 「ならば日本と手を組むぞ」と脅しをかけるために平壌へ招いたのがアントニオ猪木・参議院議員だったと考えれば、一連の顛末にも納得がいく。無論、羽交い絞めにされた日本が今、米国を裏切ってまでも北朝鮮カードを切ることなどできず、不発に終わった。 事ここに至ると、問題は果たして北朝鮮が米国の“真意”をくみ取り、動き出すか否かなのだ。それはすなわち、「デフレの恐怖」に怯える米国、そして 欧州のために、核弾頭が搭載可能なミサイルという大きな“花火”を打ち上げ、それによって金融マーケットでマネーをものの見事に逆回転させることだ。 日中のいさかいは、いわば「フェイク」 1970年代後半から米国が軍・CIAを挙げて取り組んだ「遠隔透視(remote viewing)」研究プログラムである“スターゲート・プロジェクト”の生き証人の一人にエド・デームズ元陸軍少佐がいる。同元少佐は自らの「遠隔透 視」の成果であるとして、2003年から世界中にこんな警告を発していることで知られている。 「これから5つの重大な出来事が地球を襲う。その2番目が日本で大地震が発生し、チェルノブイリ級の原発事故が発生することだ。そしてその次に起きるのが北朝鮮による核ミサイルの発射である」 1番目として語った「アフリカにおける穀物の伝染病発生」と共に2番目まではその後に発生した事実と完全に合致してきている。そのため、今度は3番目である「北朝鮮による核ミサイル発射」が一体いつ起きるのかに注目が集まりつつある。 中東で仕掛けが発動しなければ、追い込まれるのは北朝鮮なのである。いや、仮に中東でそれが発動したとしても、同時に北朝鮮もまた突き動かされるはずなのだ。まさに「想定外の事態」の連続となることは間違いない。 来年(2014年)1月に行う恒例の年頭講演会(「2014年 年頭記念講演会」)では、そうした中、「それでは我が国は、マーケットは、そして世界はこれかどうなるのか」について、私なりの考えをご説明できればと考えている。 ワシントンD.C.の老翁は私に一言たりとも「中国が問題だ」とは語らなかった。“防空識別圏”を巡る大騒動で、にわかに緊迫し始めた日中間のいさ かいこそが、米欧を中心としたグローバル・マクロの流れからすれば壮大なフェイクであることを噛みしめつつ、私たち日本人は今こそ「本当の未来」に備えな ければならない。

先月28日、韓国の古里原子力発電所1号機(58万キロワット級)が突然停止したのは励磁機(発電機に電力を供給する装置)の接地不良のためだったと原子力安全委員会が2日明らかにした。韓国水力原子力は、該当部品を交換して再稼働の承認を原子力安全委員会に要請した。原子力安全委員会は今週末に古里1号機の再稼働を承認すると発表された。

750 :Trader@Live!:2013/12/02(月) 22:28:58.09 ID:/+3FXiPB>>749あの、3時ぐらいから5時ぐらいまで下がるのはなんでなんだろうね。

なお外国為替相場に関しては、先週末に一つの重要な事実が明らかとなった。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した今月18日時点における投機筋ポジションの円買い越し(ネット)が前週比10938枚減の12万2964枚となり、久方ぶりに猛烈な円買いの流れに歯止めがかかったのである。既知の通り、前週(11日時点)までの円買い越し規模は3週連続で過去最大を更新し続けていた。少し振り返ると、日本の10年国債利回りが一時的にも1.575%まで上昇したのは今月10日のことであり、それ以降は調整含みの状況が続いている。つまり、金利上昇の一服が一つの転換点となったわけで、実際にドル/円は11日(同日の安値は146.53円)以降、一時的にも150円超の水準まで戻りを試す動きとなった。

711 :Trader@Live!:2013/12/02(月) 17:50:18.64 ID:/+3FXiPB円取引遅いなあ、みんなドルでやってる?

762 :Trader@Live!:2013/12/02(月) 23:16:15.19 ID:/+3FXiPB>>759まあ、まだ2スレめだから。

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