
陰線引け。21日高値の手前となる1.08ドル半ばで頭を抑えられ、1.07ドル後半まで下落した。1.08ドル台を回復して終えるも、4手連続の陰線引け。
先週半ばから上値を切り下げる展開が継続。日足一目・転換線は1.0869ドルに本日位置し、昨日高値から同線が抵抗帯として働くか。下サイドは1.07ドル半ばの21日線が目先のめどだが、1.07ドル前半の200日線も意識されつつある。
レジスタンス1 1.0869(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 1.0801
サポート1 1.0727(200日移動平均線)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日足テクニカル ユーロドルユーロドル昨日高値から一目
ユーロドルは上昇し、1.07ドル付近で推移している。フランス・ドイツのPMIが市場予想を上回ったことがユーロ買いを支えた。フィボナッチリトレースメントの38.2%まで戻しており、一目均衡表の転換線を上回っている。ただし、ECBは利下げ路線、FRBは利下げ時期が遅れる見通しとなっており、長期的にはユーロ安ドル高に傾きやすい。1.07ドルにはフィボナッチや過去の安値などのテクニカル要因もあるため、戻り売りには注意が必要だ。米株価指数は上昇し、ナスダックは90日移動平均線が抵抗線、S&P500は90日移動平均線で反発した。ドル円は34年ぶりの高値154.875円を更新し、ドル高円安が止まらない。
一目均衡表とは、ローソク足と五種類の線を用い、レートのトレンドの強さや上値下値メドを予想しようとする、世界中のドル円FXトレーダーが用いるテクニカル指標です。
このケースでは、1.08の維持が焦点となろう。10日線は今日現在1.08レベルで推移している(上の日足チャートを参照)。テクニカルの面でも1.08レベルを目先のサポート水準と想定しておきたい。
下図に見るとおり、ユーロ/ドルは昨年の年初あたりから形成していたヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ(三尊天井)の転換保ち合いフォーメーションを完成させた後、一気に下落基調が強まって、今年の年初には一時1.0340ドルまで下押す場面がありました。同水準は、昨年5月高値からネックラインまでの当時の値幅を、昨年秋にネックラインを下抜けたところから下方にとった水準とほぼ一致しており、そこでとりあえず下げ一服となったのはテクニカル分析のセオリー通りと考えることもできます。
コメント