サムスン電子CEO急死 衝撃広がる

サムスン電子CEO急死 衝撃広がる
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サムスン電子CEO急死 衝撃広がる

【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子の韓宗熙(ハン・ジョンヒ)代表取締役副会長兼最高経営責任者(CEO)が25日、心臓まひにより死亡した。63歳だった。同社のテレビ事業を19年連続世界1位に導いた立役者の突然の訃報に、社内や業界関係者の間で衝撃が広がっている。

【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子の韓宗熙(ハン・ジョンヒ)代表取締役副会長兼最高経営責任者(CEO)が25日、心臓まひにより死亡した。63歳だった。同社のテレビ事業を19年連続世界1位に導いた立役者の突然の訃報に、社内や業界関係者の間で衝撃が広がっている。 韓氏は先週まで株主総会への出席や中国出張など、精力的に活動していたという。 韓氏は1988年に新入社員として入社し、CEOまで上りつめた立志伝中の人物であるだけに、社内では驚きと悲しみの声が上がっている。 ただでさえ厳しい状況に置かれているサムスン電子は、韓氏の急逝で経営の舵取りにも空白が生じることになった。 サムスン電子でモバイル、テレビ、家電を総括するDX(デバイスエクスペリエンス)部門長、生活家電(DA)事業部長、「品質革新委員会」委員長の3役を1人で担っていた韓氏の死去により、これらのポストはすべて空席となった。 同社は昨年上半期まで半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門長の慶桂顕(キョン・ゲヒョン)社長(当時)と韓氏が共同で代表取締役を務める「ツートップ」体制だったが、5月にDS部門長が全永鉉(チョン・ヨンヒョン)副会長に交代。一時、韓氏が単独で代表取締役を務め、昨年11月に全氏が代表取締役に就いて再び2人体制になったばかりだった。 サムスン電子はこの日、全氏が単独で代表取締役を務める体制に変更されたと発表した。 財界関係者は「韓副会長があまりにも突然亡くなり、すぐに後任の任命などを議論するのは難しいと思われる」と話した。 韓氏が最後に公の場に登場したのは、19日に行われたサムスン電子の定期株主総会だった。 この席で韓氏は同社の業績不振や株価低迷などに対する株主らの質疑に対し、低姿勢で繰り返し謝罪した。 韓氏は「最近の株価が株主の期待に沿えなかったことを心より謝罪申し上げる」として「今年は必ず根源的な技術競争力を確保し、堅調な実績を達成し株価を回復させるよう最善を尽くす」と約束した。 この言葉が、37年間「サムスンマン」として会社に身を捧げてきた韓氏の最後のメッセージとなった。

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