ドル円、上昇再開か?上値の目処と今後の戦略(今夜のFX予想)2025/3/25 #外為ドキッ

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ドル円、上昇再開か?上値の目処と今後の戦略(今夜のFX予想)2025/3/25 #外為ドキッ

短期トレード即効チャージ ドル円

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のマーケット情報まとめ

現在の市場状況
– ドル円相場は150円を明確に突破し、150.90円台まで上値を切り上げ
– 今年に入って12円ほど下落していたが、ようやく切り返しの動きが明確に
– 移動平均線は3本とも上向きに変化(下落優位から上昇優位な展開へ)
– RSIも50を突破し、反発基調が強まっている

テクニカル分析
– 現在は上値を試しやすい状況
– ただし、3月高値の151.30円(または151円ちょうど)突破までは警戒が必要
– 下落トレンドライン(高値間を結ぶライン)は既に上抜けており、上昇方向への動きを示唆
– ダウ理論では、高値・安値を切り下げる動きが下落トレンドだが、151.30円突破で高値が切り上がれば下落トレンドは崩れる

今後の見通し

上昇シナリオ
– 151円~151.30円ゾーンを突破すれば上昇トレンド再開の可能性
– 目標レベルは心理的節目である154円、155円
– 2月の戻り高値である154.80円付近も視野に

下落シナリオ
– 148円(直近安値)を割り込むと再び146円安値が意識される
– 148円割れしない限りは、どこかで反発する可能性は残る

注目ポイント
– IMMポジションでの円ロングが過去最大水準、その解消タイミングが重要
– 月末に向けたリバランスの動き(円ロングのコスト負担と将来見通しの変化)
– 151.30円突破で円ロングの解消が進み、上昇勢いが強まる可能性
– トランプ大統領の関税関連発言(多くの国への猶予措置の可能性)
– 本日発表の米消費者信頼感指数(市場予想は94.0で前回からの低下)

結論
ドル円は150円を突破して上昇基調が強まっており、テクニカル指標も上向き。今後は151円~151.30円の突破が鍵となり、突破すれば155円も視野に入る本格的な上昇トレンドとなる可能性がある。一方、148円割れまでは底堅い展開が予想される。トランプ大統領の関税政策発言や米経済指標に注目し、金利動向と株式市場の変化も併せて確認することが重要。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反落

ただ、今後は米通商代表部(USTR)や米商務省が国ごとに調査したうえで個別の対応を取るとしており、調査は4月1日までに終える見込み。発動までには猶予があり、交渉次第では関税が回避されるとの期待があるため、マーケットは株高・債券高(金利低下)・ドル安で反応。ドル円は6時前に一時152.70円と日通し安値を更新した。

「半値戻しは全値戻し」の相場格言を念頭に、ドル円の売り買い要因を整理しておきたい。

ドル円は154.80円まで上昇し、年初来の高値158.87円(1/10)から安値150.93円(2/7)までの下落幅の半値戻しである日足一目均衡表・基準線154.90円に迫っていた。しかし、昨日は、トランプ米政権の「相互関税」が即時発動されなかったことで、200日移動平均線付近まで反落している。

ユーロ円は4日ぶりに反落。終値は159.90円と前営業日NY終値(160.33円)と比べて43銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが優勢になると、3時30分過ぎに一時159.02円と日通し安値を付けたものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると159.93円付近まで下げ渋った。

13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反落。終値は152.80円と前営業日NY終値(154.42円)と比べて1円62銭程度のドル安水準だった。1月米卸売物価指数(PPI)が予想よりも強い内容だったことが分かると全般ドル買いが先行し、一時154.01円付近まで値を戻す場面もあったが、買い一巡後は再び弱含んだ。米長期金利の低下などが相場の重し。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の構成要素となる部分が控えめの数字と受け止められ、前日急上昇していた米長期金利が低下した」との声が聞かれた。

本日の東京外国為替市場のドル円は、トランプ米政権が打ち出した「相互関税」が即時発動されなかったことで、200日移動平均線152.73円付近での上値が重い展開が予想される。

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