不正取引の元裁判官に有罪判決
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不正取引の元裁判官に有罪判決
検察側は19日の論告で、被告は不正取引を重ね約393万円の利益を得たと指摘し「極めて悪質な犯行」と非難した。弁護側は同種の事件に比べて悪質性は低く、懲戒免職となり社会的制裁を受けているなどとして、執行猶予付き判決や追徴金の減額を求めていた。
佐藤被告は不正の発覚を受け、昨年12月に金融庁から懲戒免職処分を受けた。
佐藤被告は今月19日の初公判で起訴事実を認めて謝罪した。被告人質問では、不正取引に及んだきっかけを、「TOB取引を株主の立場で体験して、市場の仕組みを知りたかった」と説明した。不正を繰り返した理由については「両親や子どものため、金銭的に備えようとの思いに取りつかれた」と語った。
検察側は冒頭陳述で、佐藤被告がTOBに関する未公表情報を職場のパソコンで閲覧して把握し、不正な株取引を繰り返したと指摘。取引で得た収入を別の株の購入資金にあてるなど犯行をエスカレートさせ、利得は計約548万円に上ると主張していた。
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