【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-後場に前場高値を更新

日経平均株価は続伸。5日移動平均線(37769円 3/26)をサポートに上昇する展開となり、直近の高値水準を上回る動きをみせた。
RSI(9日)は前日の82.4%→84.7%(3/26)に上昇。日足ローソク足は3日続けて陰線となったが、きょうは後場に前場高値を上回るなど買い優勢の地合い変化がうかがえる。下向きで推移する25日移動平均線(37735円 同)は上値の重荷となるが、特に前日からの見方に大きな変化はない。3/7や2/28の急落で形成したマドを埋め戻す強いリバウンドが続いたことで、底入れ期待が一段と強まる動きになっている。
上値メドは、200日移動平均線(38567円 同)、75日移動平均線(38731円 同)、心理的節目の39000円、2/13高値(39581円)、心理的節目の4万円などがある。下値メドは、25日移動平均線、10日移動平均線(37474円 同)、心理的節目の37000円、3/14安値(36594円)、心理的節目の36000円、9/17安値(35828円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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他のテクニカル指標も高値警戒ゾーンや過熱ゾーンに入ってきています
1949年、長崎市生まれ。長崎大学経済学部卒業、九州大学大学院経済学博士課程修了。流通関連会社勤務後、独立。テクニカル分析手法「柴田罫線」の第一人者。『月刊宝島』の推奨銘柄的中率ランキング上位の常連。現在は(株)オルタナレッジで柴田罫線のアドバイザーとして活躍中。
以上の金融緩和の流れの中で、先週の日経平均も特別に大きな材料がないなかボックス相場を上放れし、15年ぶりの高値更新となりました。但し、先物主導で裁定買いを誘う形での上昇であり、15年ぶりの高値を更新した割には市場ボリュームはそれほど増加していません。2月に入って外国人投資家は売り越しとなっていますが、逆に先物には大量の買いが入って裁定買いを誘っています。テクニカル的には15年ぶりの更新で新たな相場展開に期待がかかるところですが、過去の経験則では、高値を抜けてから過熱感がピークになったところで反動が出て大きく下落するということが繰り返されていますので、この水準からの売買はリスク管理が重要だと考えられます。本日の時点で、騰落レシオは140%を超え過熱ゾーンに入っています。他のテクニカル指標も高値警戒ゾーンや過熱ゾーンに入ってきています。目先は18,500円水準が先物・オプションのフシや心理的フシ目になっていますので、この水準を上値にもみあうのか、それとも更に上昇するのかは、アメリカ株式と為替の動向に左右されることになります。
テクニカル分析ではオシレーター系指標が短期的な過熱感を示唆しているものの「今のように海外の中長期の投資家の買いが入ってきているような時は、短期的な過熱感も無視される」(ストラテジスト)との声もあった。
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