ドル円、154円か146円か⁉いま重要局面|トランプ関税・米ISM・米JOLTS・米雇用統計など(今夜から来週のFX予想)2025/3/28 #外為ドキッ

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ドル円、154円か146円か⁉いま重要局面|トランプ関税・米ISM・米JOLTS・米雇用統計など(今夜から来週のFX予想)2025/3/28 #外為ドキッ

短期トレード即効チャージ ドル円

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のマーケット情報まとめ

現状分析

ドル円相場は一時151.20円台まで上昇、3月の高値151.30円に迫る展開
月末の実需のドル買いが強まったことが上昇要因
日経平均の大幅下落によりリスク回避の円買いが優先される状況
テクニカル的には上値を試しやすい状況が続いている

テクニカル分析のポイント

3月の高値151.30円と心理的節目の151円が上値抵抗ゾーン
このゾーンは逆三尊のネックラインになっており意識されやすい
ネックラインを明確に突破すれば底打ちとなり、再び上昇トレンドに
1月の高値から高値・安値を切り下げる下落トレンドだったが、151.30円突破で高値を切り上げることになる
151.30円突破後の次のターゲットは200日移動平均線の151.60円台
その後は2月の戻り高値である154円半ばがターゲットになる可能性
下値は148円が重要で、割り込むと再び下値を掘り下げる可能性あり、その場合146円を目指す展開に

今後の注目イベント

今夜(PCEデフレーター):2月分

総合:前年比2.5%(前回から変わらず)
コア:前年比2.7%(前回2.6%から伸び加速)
トランプ関税の影響は3月以降に本格化する見込み

来週の重要指標

4月1日:米ISM製造業指数、米JOLTS求人件数
4月2日:米ADP雇用統計、トランプ政権による相互関税・自動車関税発動
4月3日:米新規失業保険申請件数、米ISM非製造業指数
4月4日:米雇用統計(非農業部門雇用者数12万人予想、失業率4.2%予想)、パウエルFRB議長講演

ドル円今後の見通し

151円台を明確に突破すれば上昇トレンド再開の可能性が高まる
良好な経済指標が出ればドル買いが強まり、154円を目指す展開も
スタグフレーション懸念が高まればドル安・円高に転じる可能性
アメリカ景気悪化はリスク回避の動きを強め、148円割れなら再び下落リスク上昇

結論

経済指標の結果次第で上昇トレンドが再開するか、下落に転じるかの分岐点にある。来週の米雇用統計を中心とした経済指標と相場の反応を注視する必要がある。151円台突破なら154円台を視野に入れた展開、148円割れなら146円を目指す下落展開の可能性がある。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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ドル円 154円か146円かx2049いま重要局面トランプ関税 米ISM

2025年62営業日目は150.54円からスタート。トランプ大統領が自動車関税政策を発表したことを受けたリスク回避のドル売りが優勢となるなか、東京時間昼過ぎに150.06円まで下落した。

金スポットはニューヨーク時間午後2時10分現在、前営業日比23.01ドル(0.8%)高の1オンス=2821.42ドル。ニューヨーク商品取引所の金先物4月限は、22.10ドル(0.8%)高の2857.10ドルで引けた。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、一時1.3%上昇し、2022年11月以来の高水準に達した。その後メキシコ大統領が関税賦課の1カ月先送りを明らかにすると、ドルは伸び悩み、ペソは上昇に転じた。カナダ・ドルは下げ幅を縮小した。

ドル指数の翌日物インプライドボラティリティーは、昨年11月の大統領選挙後で最高水準となる14.3%に上昇した。

スコシアバンクのショーン・オズボーン氏は「週末にかけてドルは著しく上昇したが、関税の規模が発表されていたらもっと大きく上がっていたかもしれない」と指摘。「つまり持続性のある措置というよりも、短期的なレバレッジとして、市場は関税を受け止めていたと考えられる」と述べた。

ブルームバーグ・ドル指数は伸び悩む展開。カナダとメキシコへの米関税発動で一時は約2年ぶり高値を付けた。対メキシコ関税の適用が1カ月先送りされると、ドル指数は急速に上げ幅を縮小した。

しかし、午後にはしっかりとした買い戻しが入った。前日の高値(150.75 円)を超えると未明には3月3日以来となる151円台にのせ、151.16円まで上値を伸ばした。24時間のレンジ幅は1.10円。

ドル/円 151円台。トランプ関税と新経済ナショナリズムってなに?

円は逃避需要に支えられた。主要10通貨のうち円とポンドだけが対ドルで上昇した。

一方で個人投資家は、トランプ氏が関税で経済や市場をリスクにさらすことはないと考えていたようだ。JPモルガン・チェースのグローバルクオンツ・デリバティブ担当ストラテジスト、エマ・ウー氏の分析によれば、リテール投資家は1月31日に21億ドル(約3240億円)を米国株に投じた。20億ドルを超える資金流入は過去3年間に9回しか起きておらず、そのうち5回は2025年に既に起きている。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比63セント(0.9%)高の1バレル=73.16ドルで終了。一方、ロンドンICEの北海ブレント4月限は0.4%高の75.96ドルで引けた。

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