ドル人民元は昨日レンジの中央付近=中国人民元
ドル人民元は7.2640前後での推移。朝からのレンジは7.2617-7.2661と昨日のレンジ7.2598-7.2681内にとどまっており、やや動きにくい。
USDCNY 7.2639
(配信:みんかぶFx 2025/3/28(金) 15:05)
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FX 為替 ドル人民元は昨日レンジの中央付近中国人民元
米連邦準備制度が高金利を長期化させるとの見方から、最近のドル相場は底堅く、人民元の安定という人民銀の任務をより困難なものにしている。また、投資家が中国の経済成長の見通しに悲観的なことも、人民元相場に圧力をかけている。
先週人民元がこの取引レンジの下限近くまで下落した後、トレーダーらは政府が人民元をどこに誘導したいのか、いわゆるフィクシングに注目している。中国当局は、輸出業者が人民元安から恩恵を受ける事実にもかかわらず、為替圧力が国内の株式や債券に影響することを警戒している。
中華人民共和国が発行する通貨は人民元(CNY)と呼ばれます。通貨の単位は元(Yuan、ユアン)となっており、補助単位に角(Jiao、ジャオ)、分(Fen、フェン)があります。香港では独自通貨「香港ドル」が使われており、中国人民元とは別に扱われます。人民元はもともと米ドルとの固定相場を採用していましたが、2005年7月に人民元改革が行われ、通貨バスケット制を参考にした管理変動相場制へと移行しました。新制度へ移行の際に、対米ドルで人民元が約2%切り上げられ、人民元の自由化に向けて一歩踏み出すことになりました。暗号資産の注目度が高まる中、2019年に中国政府は「デジタル人民元」構想を打ち出しました。他国に先行した最先端の取り組みに注目が集まっており、将来的なデジタル人民元の普及から中国・人民元の更なる地位向上が期待されています。
中国は世界有数の貿易大国である点も見逃せません。2001年の世界貿易機関(WTO)への加盟を経て、貿易シェアは輸出入共に世界トップクラスです。中国の経済・景気動向の良し悪しが貿易相手国の動向にも影響を与えます。時には世界経済や為替相場などにも広く波及する場面も見受けられ、世界における中国の立ち位置は極めて重要と言えるでしょう。政治面では建国以来、事実上の中国共産党による一党独裁体制が続いており、現在トップの習近平国家主席は3期目(1期・5年)に突入し、異例の長期政権となっています。直近の中国経済は、GDPの約30%に相当する不動産市況の低迷が引き続き足かせとなる中で、中国景気の建て直しに向け、そのリーダーシップや舵取りの動向に注目したいです。
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