ディズニーのDEI施策 米当局調査
カー氏は、27日付でディズニーに送付した書簡をX上で公開した。そのなかで、カー氏はディズニーとABCを調査する理由を「不快なDEI差別を推進して、雇用機会均等を巡るFCCの規則に違反していないかどうかを確認するためだ」と説明した。
そもそも、日本での従業員(キャスト)の身だしなみの規定は、東京ディズニーランドが開園した1983年から続いているものだという。
今回の変更は、カリフォルニア州のディズニーランド・リゾートとフロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールドの従業員に適用されるという。
アメリカの経済誌・Forbesによれば、米ディズニーは2019年10月にもディズニールックの規定を一部変更していて、長さが1インチまでの髭やあご髭は許可し、1つのブレスレットやネックレスを身につけることもすでに認めていたという。
報告書では、入園者数トップ25を公開しています。昨年同様、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを上回る入園者数を記録しています。上海ディズニーリゾートが大幅に入園者数を上げた結果、東京ディズニーシーを超え第5位にランクインしました。
【ニューヨーク=清水石珠実】従業員の多様性を尊重する「DEI(多様性、公平性、包摂性)」の施策を巡って、通信・放送業界を監督する米連邦通信委員会(FCC)が米ウォルト・ディズニーと傘下の地上波ABCの調査を開始することが分かった。FCCのカー委員長が28日にX(旧ツイッター)で公表した。
米ディズニーの規定改定について、アメリカのオーランド・センチネル紙のWeb版は、「例えば、サイズに制限はあるものの、従業員は首から下にタトゥーを入れることができ、片耳に1つではなく2つの小さなピアスをつけることが許される」などと報じている。
4月15日で東京ディズニーランドは38周年を迎えた。ウォルト・ディズニーは「ディズニーランドは永遠に完成しない」との言葉を残している。もちろん、それぞれの国の文化や社会の状況に合わせた適用が求められるが、時代に応じてより多様性を尊重するための変化は、今後も必要になるのではないだろうか。
ディズニーの広報担当者は日本経済新聞の取材に対し「FCCの書簡を精査している」と回答した。
この日本の「ディズニールック」について、ネット上では「少々厳しすぎるのではという印象がある」「時代に合わなくなっているのでは」という声が上がる一方、「パークに行くたびに爽やかで誠実そうなキャストさんの身だしなみは印象が良い」「厳しい身だしなみがディズニーの世界観には合っていると思う」などの声もあり、賛否が分かれている。
FCCは2月には米メディア・通信大手コムキャストに対し、DEIの実施状況を調査すると通告していた。コムキャストは傘下に地上波NBCを運営するメディア企業NBCユニバーサルを抱える。
担当者の話によると、規定については「同社の人事部で策定しているが、テーマパークの運営に関わることですので、米・ディズニー社と連携を取りながら、その国の文化や社会状況などを元に、それぞれ(の国)で決めております」という。
アジアパシフィックの結果もまとめられています。レポート上で扉絵を飾ったのは香港ディズニーランドの「World of Frozen」で、その他はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのイベントや上海ディズニーリゾートのズートピアエリアがピックアップされています。東京ディズニーリゾートに関しては2019年に比べ入園者数が減少しているが、それはオリエンタルランドが厳密に入園者数をコントロールしていること、東京ディズニーシーは2024年にファンタジースプリングスをオープンさせることで、パークのキャパシティが増加し、今後数年の変化が期待できるとコメントされています。
米ディズニーは現地時間の4月13日、「ディズニールック」と呼ばれるテーマパークで働く従業員(キャスト)の身だしなみに関する規定を緩和することを発表した。
【ニューヨーク=小林泰裕】米連邦通信委員会(FCC)は28日、少数派に配慮する「DEI(多様性、公平性、包括性)」の取り組みを巡り、米娯楽大手ウォルト・ディズニーと傘下の米放送局ABCを調査すると発表した。DEIの推進により、雇用面に「悪質な差別」が発生している可能性があると指摘している。
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