250円のモーニング 続ける理由
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250円のモーニング 続ける理由
「実家の製麺所には先代からの教えがありまして、『原価率を上げること』……つまり麺の材料費にコストをかけ、なるべく低価格で、おいしい麺を提供することなんです。とは言っても、250円のラーメンだけではやっていけません。ほとんどのお客さんが『手作り餃子』も注文してくれるんですよ。ラーメンと餃子で税込500円。これで何とかやれるんです」
昨今、コンビニのサンドイッチでも200円以上すると考えると、席代も込みでこの価格設定というのは、かなりのお得感。いろんな意味で、250円相当のメニューだとは思えません。
単品価格で税込250円という、同業他社と比べると圧倒的な低価格でコーヒーが飲めるのは「ドトール」最大の魅力だといえるでしょう。
「ラーメン・餃子250」
朝6時から実家で麺をつくり、夜10時まで店に立つ村上さん。250円ラーメンで業界に革命を起こせるのか? その熱き挑戦は始まったばかりです。
さて、肝心の「250円ラーメン」のお味ですが……まずスープを啜ると、醤油をベースにした豚の脂のコクと旨みがよく出ています。中細のストレート麺は、さすが自家製麺とあってツルツルシコシコ、程よく腰があり、のど越しがいいのです。
「夜の街なので、昼間はすべてのお店がシャッターを下ろしているんです。そこで250円のラーメン店を出したら、逆に目立つでしょう? SNSでお客さんが広めてくれるので、宣伝費も広告費もかからない。絶対にうまくいく自信がありました」
国産豚を使用した薄切りのチャーシューが1枚。大きめの海苔が1枚。刻んだ玉ねぎがひと摘み。「これで250円なの?」と、食べたお客さんは満足顔で帰っていきます。250円のなかに村上さんのこだわりが詰まっています。
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