「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
最新のマーケット情報まとめ
現状分析
ドル円相場は149円を割り込み、148円台に入った
週足ベースでは先週、長い上髭の陽線が出現し、終値は150円を割り込んだ
フィボナッチリトレースメントでは38.2%戻しから反落の展開
3月高値151円30銭付近が上値抵抗として意識されている
先週の安値を割り込んで下落トレンドが続いている
テクニカル分析
重要ポイントは直近の安値
148.20円の安値を割り込むと下落トレンドの再開と見られ146円台半ばが視野に
150円回復までは戻り売りが優勢な状況
現状の相場レンジは146.50円~151.30円程度
下落要因の背景
米ミシガン大による1年先の期待インフレ率が5%に上方修正
トランプ関税によるインフレ再加速の懸念
同時に消費が押し下げられる可能性(景気減速懸念)
スタグフレーション(インフレと景気後退の同時発生)への警戒感
米国株下落に伴うリスク回避の動き
日経平均も一時1500円(4%)の下落
関税問題
4月2日に相互関税と自動車関税が発動予定
トランプ大統領は「限定された国」ではなく「全ての国」を対象とすると発言
貿易摩擦懸念が再び高まっている
今週の重要指標
4月1日:ISM製造業指数、求人件数
4月2日:ADP全国雇用者数、相互関税・自動車関税発動
4月3日:新規失業保険申請件数、ISM非製造業指数
4月4日:米雇用統計(最重要)
4月1日:日銀短観(大企業の状況、日銀の利上げ観測に影響)
今後の見通し
雇用統計が悪ければスタグフレーション懸念が高まり、ドル売りにつながる可能性
146円台まで下落する可能性も。
結論
現在ドル円相場は下値を試す展開となっており、トランプ関税によるスタグフレーション懸念が高まっている。相場はレンジ相場(146.50円〜151.30円)だが、今週の経済指標次第ではどちらかにブレイクする可能性がある。特に米3月雇用統計が重要で、結果次第では新たな方向感が出るだろう。相場の上値は当面重く、下値リスクに注意が必要。
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『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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ドル円 148円台の下値を探るトランプ関税によるスタグフレーション懸念高まる 今夜のFX予想
ニューヨーク外国為替市場では対ドルの円相場が1ドル=154円台前半から半ばの水準で推移した。米金利上昇による日米金利差の拡大を踏まえたドル買い・円売りが優勢になっている。
メキシコとカナダに対するトランプ関税は2月4日午前0時1分に発効される予定だったが、協議の結果、30日間延期されることが決まった。これがリスクオンとなりドル/円は円安に動いた。ただ、中国に対しては関税が発動されたため、前日の高値(155.88円)には届かなかった。
1月15日から2月4日までのドル/円のレンジは153.72円から156.75円 レンジ幅は、3.03円。 高値と安値の50%(中間点)は、155.24円。 現在のレートは中間点よりも「円高」。
米長期金利が下落するなかドル/円は明け方に154.17円まで円高に動いてこの日の安値をつけた。24時間のレンジ幅は1.35円。
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