昨日の東京市場では早朝にドル円は150円台に乗せたもののその後は実需の売りに押し戻された。また、日経平均株価が下落して始まるとドル円も下落したが、その後株価も戻し4営業日ぶりに反発して引けたことでドル円も買い戻された。
欧州市場では米長期金利低下に伴いドル売りが先行しドル円も149円ミドルまで下落。
その後「ホワイトハウスの補佐官たちは米国への輸入品の大半に約20%の関税を課す提案を起草」との報道を受けユーロを中心にクロス円の売りが進みドル円も149円前半まで下落。
NY市場で更にドル売りが進んだ。
この日発表された3月ISM製造業景況指数が49.0と予想の49.5を下回り好不況の分かれ目となる50を下回った。また同時に発表されたJOLTS求人数も予想を下回る弱い結果を示したことでドルは全面安。ドル円も150円を割り込み149円98銭を付けた。
NYダウもこの指標結果を受け400ドル超続落して始まったもののその後は130ドル超上昇に転じるとリスクオンの円安が進みドル円は149円ミドルまで買い戻されて引けている。
今日の関税発表を控え短期的な荒っぽい動きが目立った。
今日の関税発表ではほぼ全てにその日から20%関税をかけるといった最悪シナリオを織り込み始めている。
もし想定よりも緩和された結果が示されるようならサプライズであり、ドル売りで反応するとみている。ただ、同時にリスクが後退しリスクオンの円安も進むとみられクロス円も全面高と予想する。
一方、関税問題と同時に最近の米経済指標はインフレと景気悪化が同時に起きるスタグフレーションリスクも高まり始めていることも、ドルの上値を抑える要因となりそうだ。
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