ドル円、146円台へ下落…トランプ関税による今後の影響は？（今夜のFX予想）2025/4/3 #外為ドキッ

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　宇栄原　宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のマーケット情報まとめ

現在の市場状況

ドル円は一時150円50銭付近まで上昇する場面もあったが、その後は急落し147円台まで下落
市場はリスクオフの展開となっている
日経平均も1600円超の下落を記録

トランプ関税の詳細

基本税率は10%（市場予想の20%より低かったため、最初は円売りで反応）
主要国に対する個別税率：

中国：34%
EU：20%
日本：24%

発動時期：

10%基本税率：4月5日午後1時1分（日本時間）
上乗せ税率　：4月9日午後1時1分（日本時間）

今後の市場への影響

・アメリカのインフレ再加速懸念

・アメリカの景気後退懸念

・日本経済の停滞・減速懸念

相場の見通し

短期的には引き続き下落の可能性あり、次の下値目処は3月安値の146円50銭付近
時間の経過と共に動きが変わる可能性もある

本日の注目イベント

23時：米3月ISM非製造業指数発表
明日に控える雇用統計の前に、新規失業保険申請件数も注目

結論

トランプ関税発表により市場はリスクオフの展開
中国、EU、日本に対する大幅な関税設定で貿易摩擦・貿易戦争への懸念強まる
各国の報復措置が予想され、関税率がさらに上昇する可能性も
短期的にはリスクオフによる円高ドル安が継続する見通し
中長期的な影響は経済指標のデータを見極める必要があり

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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