NYダウ 一時1200ドル超す下落
東京株式市場では日経平均株価(225種)が一時、1400円超下落した。終値は前日比955円35銭安の3万3780円58銭となり、過去最大の暴落となった昨年8月5日以来、8か月ぶりに3万4000円を割り込んだ。関税の影響で業績が悪化する恐れのある自動車株や半導体関連などが下落し、全面安となった。
【ニューヨーク共同】3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落して始まった。前日終値と比べた下げ幅は一時、1200ドルを超えた。
4日のロンドン外国為替市場で、対ドルの円相場は一時、1ドル=144円台となった。2024年10月初旬以来、およそ半年ぶりの円高・ドル安水準となる。世界経済低迷への懸念が強まり、円を買ってドルを売る動きが加速した。
【ニューヨーク=小林泰裕】4日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)は一時、前日の終値から1200ドル超下落し、4万ドルを割り込んだ。トランプ政権の関税政策によって中国などとの貿易摩擦が激化し、米国景気が悪化するとの懸念から、株価の下落に歯止めがかからない状況となっている。
5日のニューヨーク株式市場では市場参加者のあいだで疑心暗鬼が広がりました。投資家の不安心理を表すとされるVIX指数は一時、65まで上昇しました。「恐怖指数」とも呼ばれるこの指数はシカゴ・オプション取引所が公表していて、投資家がこの先、株価の値動きが激しくなると予想すると上昇します。20を超えると警戒感を示すとされていて、5日の金融市場では投資家の不安がかなりの水準まで高まったことを示しています。この指数が上がると投資家は株式などリスク性の資産の比率を下げる動きをとる傾向が強まるとされています。
【ニューヨーク共同】週明け5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続落し、前週末終値と比べた下げ幅が一時、1200ドルを超えた。東京市場で日経平均株価が歴史的な下落幅を記録し、アジアや欧州の主要株価指数も下げるなど世界的な株安を背景に、投資家がリスク回避姿勢を強め売り注文が膨らんだ。
ニューヨーク株式市場では4日、ダウ平均株価(30種)が一時、前日の終値から1200ドル超下落し、4万ドルを割り込んだ。中国政府が米国の「相互関税」への対抗措置として米国からの全ての輸入品に34%の関税を課すと発表し、世界の景気悪化への警戒感が強まった。ダウ平均は3日、終値が前日比1679・39ドル安の4万545・93ドルと約7か月ぶりの安値となり、1日の下落幅としては2020年6月11日以来、約5年ぶりの大きさとなっていた。
アメリカの株価ですが下落が止まりません。5日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が再び急落し一時、1200ドル以上値下がりしました。 世界同時株安となった流れを受け、ダウ平均株価は取引開始直後に1200ドルを超える大幅な下落となりました。 その後、アメリカの7月の非製造業の景気を示す指数が先月から改善し、市場予想を上回ったことから下げ幅は縮小しました。 終値は先週末より1033ドル99セント安い、3万8703ドル27セントでした。 外国為替市場の円相場は、1ドル=143円から144円台で推移しています。 市場では、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げが遅れることへの懸念も出ていて、9月の会合を待たずに利下げを行うという観測も出ています。
先週末にダウ平均株価が一時、900ドルを超える値下がりとなったニューヨーク株式市場では、週明けの5日も取り引き開始直後から半導体やIT関連など多くの銘柄に売り注文が膨らみました。ダウ平均株価は一時、1200ドルを超える急落となり終値は先週末に比べて1033ドル99セント安い3万8703ドル27セントでした。ダウ平均株価の終値が1000ドルを超える急落となるのは2022年9月以来、1年11か月ぶりです。株価の急落は、アメリカの景気減速への懸念が背景にあります。先週発表された雇用統計の内容が市場予想を大幅に下回ったことで売り注文が一気に増加しました。また、5日の東京株式市場で円高ドル安の進行とともに日経平均株価が急落したことも投資家心理を悪化させ、リスクを避けようという動きが加速しました。ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も一時、6%を超える急落となり、終値は先週末と比べて3.4%の下落でした。市場関係者は「先週から続く株価下落に歯止めがかかるかどうかは今後、発表されるアメリカの経済指標を受けて投資家の間の動揺が収まるかどうかにかかっている」と話しています。
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