私は自分年金を作るために取組中です。
その取り組みの一つが株式投資であり、
特に「連続増配株や累進配当株、高配当株」へ投資をしています。
今回はUPS ユナイテッド・パーセル・サービスを紹介します。
アメリカの運輸・物流企業です。
UPSの配当金
まずは一番重要な配当金について詳しくみていきましょう。
一般的に配当利回り3%~4%以上が「高配当株」と呼ばれます。
UPSの配当利回り
※2025年3月現在
配当利回り | 5.66% |
配当額(年間) | 6.52ドル(2024年) |
株価(1株) | 115.1ドル |
配当性向 | 96.59% |
配当月 (配当落ち日) |
2月、5月、8月、11月 (2024年) |
※moomoo証券アプリのデータを元に記載
※配当利回り=昨年の配当額/記事更新時の株価で算定
配当利回りは5.66%と高配当で連続増配中です。
株価は1株115ドル(17,000円ほど)なので、1株ずる慎重に買うことになりそうです。
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UPSの配当金推移
単位:米ドル
2014年 |
2.68 |
2015年 | 2.92 |
2016年 | 3.12 |
2017年 | 3.32 |
2018年 | 3.64 |
2019年 | 3.84 |
2020年 | 4.04 |
2021年 | 4.08 |
2022年 | 6.08 |
2023年 | 6.48 |
2024年 | 6.52 |
※moomoo証券アプリのデータを元に算定
10年間で配当金ば2倍以上になっています。
2022年、大幅に増配しています。
これは、業績が向上したことと株主還元の方針を変更したことによるものです。
新型コロナウイルスによりオンラインショッピングが急成長し、配送需要が拡大しました。
そして、余剰利益を株主に還元する方針を強化し、2022年に配当金を前年比49%増の水準まで引き上げました。
UPSの会社概要
(証券コード)名称 | (UPS)ユナイテッド・パーセル・サービス |
国 | アメリカ |
業種 | 輸送 |
事業内容 | 世界中で宅配便、貨物輸送、サプライチェーン管理、物流ソリューションを提供する運輸・物流企業です。 |
時価総額 | 97,551百万ドル |
UPSの配当金にかかる税率
アメリカの株なので日本の配当税率(約20%)の他に、
アメリカの配当税率10%
がかかります。
NISA口座であれば日本の配当税率は0%となります。
財務指標
私が見ている指標はEPSだけです。
EPS:1株当たり利益。利益÷発行株式数。
EPSが高いほど企業の収益性が高いと判断できるので、右肩上がりが望ましいです。
UPSのEPS推移
2014年 |
3.28 |
2015年 | 5.35 |
2016年 | 3.86 |
2017年 | 5.61 |
2018年 | 5.51 |
2019年 | 5.11 |
2020年 | 1.54 |
2021年 | 14.68 |
2022年 | 13.2 |
2023年 | 7.8 |
2024年 | 6.75 |
※moomoo証券アプリのデータより
新型コロナウイルスによる需要の拡大があり、2021年に利益が伸びました。
しかし、そこからEPSは大きく下落しています。
2024年ではEPSと配当金がほぼ同額となり、配当性向が100%に近づいています。
増配が厳しいのでは?と感じています。
連続増配株 UPS ユナイテッド
財務面では、UPSは安定した収益を上げており、さらに、同社の営業利益率は業界平均を上回っており、効率的な運営とコスト管理が利益率の向上に寄与しています。また、UPSは2000年以降、約24年間にわたり連続して増配を行っており、2024年には年配当金が約6.4ドルに達する見込みです。これにより、UPSは配当株としても非常に魅力的であり、特に配当重視のインカム投資家にとっては有力な選択肢となっています。
さらに、UPSは近年、M&A(企業買収)にも積極的であり、2022年にはBomi Groupを買収し、ヘルスケア物流の分野でのポジションを強化しました。この買収により、UPSは医薬品や医療機器の物流サービスの提供能力を拡大し、新たな成長機会を創出しています。これにより、UPSは持続的な成長が期待され、引き続きグローバル市場での地位を強固にすることが見込まれます。
ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS:予想配当利回り5.04%・配当性向90%・1株当たり配当金1.63ドル)は、世界的な物流・配送サービスを提供するアメリカの大手企業です。同社は、1907年に設立され、現在では220以上の国と地域で運営される巨大な物流ネットワークを誇ります。UPSのビジネスモデルは、地上輸送、航空輸送、国際輸送、サプライチェーン管理など、多岐にわたるサービスを包括的に提供する点でユニークです。特に、eコマースの成長に伴い、迅速で効率的な配送サービスの需要が急増しており、UPSはこの分野での競争力を高めています。
現在では、UPSは単なる宅配便業者にとどまらず、グローバルなサプライチェーン全体の最適化を支援する企業へと進化しています。
ユナイテッドパーセル・サービス(United Parcel Service, Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
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