ヘリ転覆 運航会社昨年も墜落事故
4月6日、陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島の周辺で消息を絶った事故で、陸上自衛隊はこれまでに死亡が確認されている5人のうち1人の身元について、熊本市に司令部を置く第8師団の前の師団長の坂本雄一陸将と確認されたと発表しました。
運航していたのは佐賀市に本社を置くエス・ジー・シー佐賀航空です。
今回の事故では、当時の第8師団長の坂本雄一陸将(55)などヘリコプターに乗っていた10人が行方不明となり、これまでに5人が海底から引きあげられ、死亡が確認されています。
6日午後、長崎県の対馬から福岡市の病院に患者を運んでいた医療搬送用のヘリコプターの消息がわからなくなり、その後、壱岐の沖合の海上に浮いているのが見つかりました。この事故で、乗っていた6人全員が救助されたものの、このうち患者を含む3人は心肺停止の状態だということで、海上保安本部などが詳しい状況を確認しています。
長崎県対馬市から福岡の福岡和白病院に向かっていた民間の医療搬送ヘリが消息を絶ち、その後、海上で見つかった事故で、運航していたのは佐賀県のヘリコプター会社だとわかりました。運航していたのは佐賀市に本社を置くエス・ジー・シー佐賀航空です。佐賀航空によりますと、搭乗していた操縦士と整備士はいずれも60代の男性で、佐賀航空の社員だということです。また福岡和白病院によりますと、ヘリにはその他に30代の医師・20代の看護師・患者・付き添いの家族の4人が搭乗していました。また、機体はユーロコプターEC-135T2+型だということです。民間ヘリは対馬空港を午後1時半に離陸し、福岡市の福岡和白病院に午後2時20分に到着予定でしたヘリは午後5時すぎに壱岐島の北約20キロの海上に転覆している状態で見つかりました。搭乗していた6人のうち3人は救助され、福岡和白病院に運ばれました。
6日午後、長崎県の対馬から福岡市の病院に向かっていた医療搬送用のヘリコプターが消息を絶った事故で、運航を委託している病院と運航会社が記者会見を開き、救助の状況や消息を絶つまでの経緯、それに機体の整備状況などを説明しました。事故を受け、ヘリコプターの運航を委託している福岡和白病院と、佐賀市にあるヘリコプターの運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」は6日午後8時半すぎから記者会見を開きました。この中で福岡和白病院の富永隆治院長は、新たに3人が救助され6人全員が救助されたことを明らかにしました。救助された6人のうち、3人は生存が確認されていて、3人は心肺停止の状態だということです。救助された6人のうち生存している3人については「低体温の状態だが、3人とも意識はある。軽い擦過傷はあるが、比較的良い状態だ」と説明しました。またヘリコプターは対馬市内の病院からの救急搬送の依頼を受けて、6日午後0時半に福岡和白病院を出たあと午後1時10分に対馬に到着し、患者らをのせて午後1時半に対馬を離陸したことを明らかにしました。その後、ヘリコプターは、午後1時43分に連絡が途絶えたということです。ヘリコプターは、この病院に患者を搬送するために運航されていて、機体は2008年に製造され、患者の搬送時は6人乗りのヘリとして運航していたということです。病院によりますと、これまでの総飛行時間はおよそ3000時間だったということです。また、4日、機体を点検した際には異常は確認されなかったとしています。
長崎県の対馬市消防本部によりますと、ヘリコプターには対馬市厳原町に住む80代の女性とその家族の60代の男性を乗せたということです。6日午前11時ごろ、119番通報を受けた消防が女性と男性の2人を救急車で自宅から対馬市内の病院に搬送したあと、午後1時ごろに病院から対馬空港まで搬送し、福岡県から到着したヘリコプターに乗って離陸したということです。
第7管区海上保安本部によりますと、6日午後3時前、長崎県対馬沖で消息不明になったヘリコプターについて、午後5時5分ごろに転覆した状態で海上に浮いている事故機を巡視船が見つけたということで、機体周辺のフロートにしがみついていた3人を救助したということです。
同社はこの命令に基づき、整備体制を見直して機体の一斉点検を実施。今回墜落したヘリについても毎年耐空検査を行っていた。今年4月にエンジン不調のために修理し、運航を再開した6月中旬以降、トラブルはなかったという。
陸上自衛隊は、ヘリコプターに乗っていた10人のうち、死亡したほかの2人の身元の確認を進めるとともに、海底で見つかった隊員とみられる1人の引きあげと行方が分かっていない4人の捜索を急いでいます。
墜落した群馬県の防災ヘリの運航を委託されていた東邦航空(東京都江東区)を巡っては、昨年11月に同県上野村で同社ヘリが墜落し、乗員4人全員が死亡する事故が発生した。国土交通省が今年2月、機体修理の際に部品の一部を交換しないなど多数の整備規定違反が確認されたとして、航空法に基づき事業改善命令を出していた。
第7管区海上保安本部によりますと6日午後2時50分ごろ「対馬空港から福岡県内の病院に向かっていた医療搬送用のヘリコプターが消息不明になった」という情報が入りました。機体には6人が乗っていて、現場の海域を捜索した結果、午後5時5分ごろに転覆した状態で壱岐沖の海上に浮いている機体を巡視船が見つけ、周辺で3人を救助したということです。その後、航空自衛隊の救難ヘリコプターが午後7時ごろまでに新たに3人を救助したということで、これで乗っていた6人全員が救助されました。海上保安本部によりますと先に救助された3人は66歳の男性機長と、年齢が不明の男性整備士、28歳の女性看護師でいずれも意識はあり、新たに救助された3人は、86歳の女性の患者と、付き添いの家族で68歳の男性、それに34歳の男性医師で、救助された際は心肺停止の状態だったいうことです。病院によりますと、ヘリコプターは午後1時半ごろに対馬空港を出発し、午後2時15分に福岡市の病院に到着する予定だったということで、海上保安本部が事故のいきさつや当時の詳しい状況を確認しています。
長崎県対馬市から福岡の福岡和白病院に向かっていた民間の医療搬送ヘリが消息を絶ち、その後、海上で見つかった事故で、運航していたのは佐賀県のヘリコプター会社だとわかりました。
長崎県対馬市から福岡市の福岡和白病院に向かっていた民間の医療搬送ヘリが消息を絶ち、その後、海上で転覆しているのが見つかった事故で、病院とヘリを運航するエス・ジー・シー佐賀航空が6日午後8時半から会見を開きました。 民間ヘリは対馬空港を午後1時半に離陸し、福岡市の福岡和白病院に午後2時20分に到着予定でしたが消息不明となり、午後5時すぎに壱岐島の北東約27キロの海上に転覆している状態で見つかりました。 佐賀航空によりますとヘリは毎日点検していて、4日の金曜日には50時間点検という定期点検も行いましたが、特に異常はなかったと認識しているということです。 また乗員についても特に健康上の問題はなく、通常通りだったということです。 佐賀航空をめぐっては去年7月、運航するヘリコプターが福岡県柳川市で墜落しパイロットなど2人が死亡する事故が起きています。 佐賀航空側は会見で、去年7月の事故の原因は特定できていないとしながらも、その他の機種についても再発防止、訓練を実施して業務を行っていたと説明しました。 また、病院側によりますと15年ほど前から佐賀航空に運航を委託していましたが、機体の整備や去年7月の事故のため、一時運航を取りやめ、11月に再開していたということです。 富永隆治院長は「事故は本当に悲痛の極み。大事な患者さん、病院スタッフを乗せて、安全であるという説明をうけて大丈夫だと判断したが、甘かったかなと思う」と話しました。
長崎県対馬市から福岡市の福岡和白病院に向かっていた民間の医療搬送ヘリが消息を絶ち、その後、海上で転覆しているのが見つかった事故で、病院とヘリを運航するエス・ジー・シー佐賀航空が6日午後8時半から会見を開きました。
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