【日経平均予想】3万円台の底打ち確認!日米貿易交渉の影響は? 4月8日(火)川合美智子 CFD #外為ドキッ

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【日経平均予想】3万円台の底打ち確認!日米貿易交渉の影響は? 4月8日(火)川合美智子 CFD #外為ドキッ
 

3万円台の底打ち確認!日米貿易交渉の影響は?【外為マーケットビュー】

配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は4月22日 (予定)

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

動画の要約

日経平均株価の分析
– 週足で3週連続で大きく下落し、昨日も値を下げて始まった
– 当面は3万2000円から3万4000円の範囲でもみ合い、3万3700-3800円が上値抵抗となる見通し
– 底打ちしても下値を固めながらの動きとなり、戻りは鈍い展開が予想される
– 中期トレンドは弱く、3万8000円台までの回復は難しい
– 押し目は買いだが、戻ったところでは利益確定売りが必要な展開

S&P500の分析
– 全体のトレンドは弱く、4600まで下落する可能性もある
– 中期トレンドは完全に弱気に入っている
– 今週末の時点で5000をキープできるかが重要
– 中期トレンドは弱いため、戻したところで再度売られる展開が予想される

貿易交渉に関する見通し
– トランプ政権は関税政策を重視し、双子の赤字解消を目指している
– 特に自動車関税については厳しい姿勢が予想される
– 日本側も対米投資拡大や米国内での自動車生産増加、雇用拡大などの譲歩が必要
– 米国産米の輸入に関する関税緩和も交渉点となる可能性
– 自動車関税の問題が解決されれば株価に大きな影響を与える

結論
日経平均株価は一旦底を打った可能性が高いものの、まだ中期的なトレンドは弱く、上値は重い展開が続きそうです。S&P500も弱気トレンドに入っており、サポートラインを注視する必要があります。金は短期的に弱含みで、1万4000円が重要なサポートラインとなります。貿易交渉の行方が市場に大きな影響を与える可能性があり、特に自動車関税の動向に注目が必要です。全体として、短期的な押し目買いの機会はあるものの、戻りは鈍く、売り場を探る展開が続く見通しです。

 

川合美智子氏
外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。

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日経平均予想 3万円台の底打ち確認日米貿易交渉の影響は 4月8日

日本株市場では週初の7日(月)の取引で、これら(2)と(3)と(5)の売りと対峙することになりますが、先ほども見てきたように、先週の日経平均は買い戻す動きを見せながら下落していたこともあり、特に(5)の売りが多く出ることが予想されます。

たとえば月1万円ずつ16回に分けて買い付けた場合の合計買付口数は、2025年4月時点で16万1236口ですが、このうち5万6114口は、4月4日の基準価額である2万8603円を下回っています。この分がバッファとなり、損失率を小さく抑えられているのです。まさに定額積立投資の効果といっても良いでしょう。

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の月初の基準価額は、2025年2月に3万4065円の高値を付けています。もし、この時の基準価額で16万円分を購入し、2万8603円まで下落した場合、損失額は2万5655円になり、損失率は▲16.03%にもなります。

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の場合、積み立てた総額は2025年4月までで16万円です。急落が生じる直前、4月2日時点の基準価額は3万632円で、この時点での評価額は16万4632円でしたから、4632円の利益が生じていました。しかし、4月2日の評価額は、2日連続の下落を受けて、15万3727円まで目減りしています。積立総額である16万円から見ると、評価損は6273円の評価損が生じてしまいました。

まず、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の基準価額は、直近高値が1月24日の3万4638円で、4月4日が2万8603円ですから17.42%のマイナスです。

また、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の直近高値は1月24日の2万8060円で、4月4日が2万4293円ですから、13.42%のマイナスでした。

そのため、今週の日経平均は一段安からのスタートを覚悟しておく必要がありそうです。

それに比べ、2024年1月から積立投資を始めた人の評価損と損失率が小さく抑えられているのは、4月4日の基準価額である2万8603円に比べて、それよりも安い基準価額で買えた口数があるからです。

このように、先週の日経平均は大幅な下落となりながらも、冷静に下値を探っていた面があります。しかしながら、翌5日(土)の朝に取引を終えた、大阪取引所の日経225先物取引ナイトセッションの終値が3万2,220円となっており、株価水準がさらに1,500円以上も切り下がっています。

では、この下落によってどの程度、評価損が生じているでしょうか。NISAの制度見直しが行われた、2024年1月から毎月積立投資をしていることを前提に、4月4日時点でどの程度の損失が生じたのかを見てみましょう。ちなみに買付は毎月、月初という前提で、積立金額は毎月1万円とします。

となると、「日経平均の次の下値の目安がいくらになりそうなのか?」と、「次の株価下落で底打ちとなるのか?」の2点が目先の焦点になってきます。

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