ドル円解説 反発の条件とは?週足・日足から読み解く主要通貨の最新分析 FX/為替見通し 4月8日(火)川合美智子 #外為ドキッ

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ドル円解説 反発の条件とは?週足・日足から読み解く主要通貨の最新分析 FX/為替見通し 4月8日(火)川合美智子 #外為ドキッ
 

ドル円解説 反発の条件とは?週足・日足から読み解く主要通貨の最新分析【外為マーケットビュー】

配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は4月22日 (予定)

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

動画の要約・まとめ

市場の概要
– 海外市場では特に注目される経済指標の発表はなかったが、トランプ関税を巡る思惑で上下変動が激しい一日だった
– 日米の電話首脳会談が行われ、その後日本との貿易交渉に当たると発表
– トランプ大統領が中国を除いて他国との相互関税に関して速やかに交渉を開始すると表明

市場の動き
– アメリカの株式市場は上下動を繰り返した後、わずかに反発
– 日本の株式市場の先物市場も上昇して引けている
– ドル円は円の売り戻しの動きが強まり、148円台を回復して147円台後半で引けている

ドル円の分析
– 週足では陰線で終わり、上値を切り下げる流れは変わらず
– 中期トレンドは弱く、150.60-70円を週足の終値で上抜けない限り円高リスクは軽減されない
– 145円付近に長期的なサポートラインがあり、その範囲内で反発の可能性がある
– 短期的にはドルの底打ちと反転の動きが強まるかもしれないが、中期的な流れは円高ドル安のまま
– 144円を下抜けると142円半ばや140円台を目指す動きになる可能性も

ユーロドルの分析
– 中期的なトレンドは強く、1.06付近にサポートラインがある
– 1.07-1.08台に重要な抵抗線があり、これを上抜けられていない
– 1.06を割り込まない限りは調整下げの範囲内
– 短期的なサポートポイントは1.085円付近

ユーロ円の分析
– 160-163円台の範囲内で動いている
– 160円付近が重要なサポートポイント
– 160円を下抜けると次のサポートは158円、さらに156円
– 164円を上抜けない限り上値余地は広がりにくい

豪ドル円の分析
– 非常に弱い展開で、下降トレンドに入っている
– 95円を上抜けない限り中期的にも弱い展開が続く
– 88-90円が中期的なサポートポイント
– 現状では90円台から上はどこかで売る対象となる
– 92円を上抜けるのは難しく、91円台を回復するのも容易ではない

結論
相互関税を巡って右往左往する展開が続くと予想される中、ドル円は短期的に反発の可能性はあるものの中期的には円高ドル安の流れは変わらない。ユーロドルは調整下げの範囲内での動きが予想され、ユーロ円は160円をサポートに上下動が続く見込み。豪ドル円は弱い展開が継続し、上値は重い状況。トレンドを見極めながら取引することが重要で、短期的な反発を捉えつつも中長期的な方向性を意識した取引戦略が必要。

目次

00:00 ドル円 週足分析
03:49 ドル円 日足分析
07:35 ユーロドル 週足分析
10:17 ユーロドル 日足分析
12:03 ユーロ円 週足分析
14:35 ユーロ円 日足分析
16:49 豪ドル円 週足分析
18:25 豪ドル円 日足分析

 

川合美智子氏
外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。

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ドル円解説 反発の条件とは週足 日足から読み解く主要通貨の最新分析

こうした相手国の動きで相場は急激に巻き戻され、窓を開けていたドルストレートの多くは窓を埋めてきています。

私が月曜(2月3日)に、米ドル買いの動きが続かない可能性を考え、撤退ポイントを配信した理由は、チャートの示す値動きと、関税措置の開始が2月4日(火)に設定された点です。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX! 2025年2月3日(月)11:14の配信メールより一部抜粋 EURUSD日足の窓 このため、EURUSDを週末の間に注文した方は、約定値がかなり下になっていると思います。これは私も同様です。 ~中略~ もし現在のポジションが不安で、解消を考えるなら、約定値の下か、本日高値の上、ぐらいに決済注文を置くか、成行で決済することになります。 ~中略~ 要するに、約定値が注文よりズレたことで、日足レンジ上限=1.0467(1/30高値)と約定値の損切り幅が拡大したので、その想定外の損失を容認できるかどうかの問題です。 広がった損切り幅でも容認できるなら、ポジション解消という対応をする必要はなく、そのまま値動きを見守ることになります。

日足でなく週足に注目している点は流動性と関係しており、この点はオンライン交流会などでメルマガ会員の方にご説明しています。

彼は、法人税の大幅減税や、社会保障給付への課税の撤廃も主張する一方で、「台湾の半導体チップに課税する」と発言しています。1次政権でも、国家安全保障上の必需品として鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課しました。しかし、これらの動きはすぐに反発を引き起こしました。

流動性が高いドルストレート日足が、週初オープンで窓が開くほど動いたのは、週末中の2月1日(土)にトランプ米大統領が、メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を2月4日(火)から課す大統領令に署名したからです。

この署名で、トランプ米大統領の関税措置がやっと始まったのかと考え、米ドル買いを仕掛けた人が多くいたのだと思います。

前回(第32回)は60名近い方にご参加いただき、トレード戦略の相談があったり、ダウ理論への認識やFXの総合力といった話題になりました。第33回は今回のコラムでも取り上げるドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)の窓開けについて理解を深める回となりそうです。

ということは、週足では米ドル買いに傾いておらず、市場参加者の考えがここに表れています。

結論相互関税を巡って右往左往する展開が続くと予想される中、ドル円は短期的に反発の可能性はあるものの中期的には円高ドル安の流れは変わらない。ユーロドルは調整下げの範囲内での動きが予想され、ユーロ円は160円をサポートに上下動が続く見込み。豪ドル円は弱い展開が継続し、上値は重い状況。トレンドを見極めながら取引することが重要で、短期的な反発を捉えつつも中長期的な方向性を意識した取引戦略が必要。

まず、チャートが示す値動きですが、ダウ理論でチャートを見ると、主要なドルストレートは週足のレンジ内での推移です。週足では明確に方向感が出ているわけではありません。

ドルストレートが動いた影響で、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)も動きました。

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