前日欧州間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめした。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)
7日、9日の相互関税第2弾を控え、貿易戦争激化懸念からリスクオフの円買いが進行し、ドル円は欧州時間に145.068円まで下落した。売り一巡後は、日経平均先物の大幅反発を受けて円売りが進行、さらには、NY時間に日米首脳電話会談開催とのヘッドラインを受けて、円売りが加速した。日米首脳電話会談後に石破首相は「日米双方で担当閣僚を指名し、協議を通じ関税措置の見直しを強く求めていく」と発言。トランプ大統領も「関税交渉を開始する」としたが、ドル円は狭いレンジで売買が交錯し方向感は出なかった。
その後は、大幅下落で寄り付いた米株がハセットNEC委員長の「トランプ米大統領は中国を除くすべての国・地域に対する関税を90日間、一時停止することを検討している」と発言したと伝わると、米株がプラ転、円売りが急速に進み、ドル円は147.989円まで急騰。ただ、ホワイトハウスが「90日間の関税停止はフェイクニュース」と同報道を否定すると、米株が再びマイナス圏へ下落し、ドル円は上げ幅を縮小した。もっとも、米長期金利が高水準を維持したこともあり、ドル円はNY時間終盤にかけて148.154円まで上昇した。
本日アジア時間、日本が相互関税問題でベッセント米財務長官らと協議との報道や、昨日の「(欧州は)工業製品の関税、双方でゼロを米国に提案した」とのニュースなどから、貿易戦争激化懸念が後退し、ドル円は148円前半レベルまで上昇するも、その後は米長期金利の低下を受けて、147.255円まで下落した。
取引金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。
市場シェア上位
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
ポジション金額
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)
ポジション増減
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。
外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
FX個人投資家動向 相互関税第2弾発動控え 市場はフェイクニュースが飛び交い混乱x203cドル円プレーヤーは上げ局面で売りを仕込む
31日、4月2日にトランプ政権の関税発動を控える中、週末にトランプ米大統領が「(相互関税について)限定された数ではなく全ての国を対象とする」と述べたことで、市場が混乱。一時、トランプ大統領は相互関税について「柔軟性」に言及していただけに、過度な貿易戦争への懸念が後退していたが、31日アジア時間から日経平均が大幅下落し、リスクオフの円買いが進行、ドル円は148.702円まで下落した。売り一巡後は関税によるインフレ上昇懸念から、ドル買いが進行。NY時間には3月米シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回ったほか、相互関税発表を控えた警戒感やロシア、ウクライナ停戦期待の後退で下落していたNYダウの大幅反発による円売りも加わり、ドル円は150.265円まで上昇した。
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。
個人投資家としても人気の「ひろぴー」氏によるユニークな市場分析とコメント。独自の視点で市場を解説を行います。
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
3日、予想以上のトランプ政権の相互関税の詳細を受けて、市場が大混乱となり、市場センチメントが悪化、アジア市場、欧州市場、NY市場で株価が急落、リスクオフの円買いと米長期金利の低下を受けたドル売が進行。NY時間に発表されたチャレンジャー人員削減数が連邦職員解雇などを受けて3月は60%急増し、2020年5月以来の増加となり、さらに、失業保険継続受給者数が2021年11月来で最大に達し労働市場の減速警戒感も強まり、4日発表の3月米雇用統計の悪化観測が出たほか、3月米ISM非製造業景況指数が市場予想を下回り年内利下げが意識され円買い・ドル売りが加速、ドル円は145.161円まで下落した。売り一巡後は、相互関税詳細発表時に付けた150.471円から約5.3円下落したこともあり、買い戻しが進行、ドル円はNY時間終盤にかけて146.514円まで上昇した。
元邦銀ディーラーの今井雅人氏が、自身の経験や人的ネットワークを駆使した市場分析と取引戦略を展開。シンプルながら、深い知識と経験に基づく解説は人気です。
FXの口座開設でもれなくキャッシュバック!特別キャンペーンを実施中!
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。
井上義教氏が市場の動向と戦略を開陳します。「チャートリーディング」を駆使し専門家ならではのアドバイスを行います。
コメント