有馬温泉で素泊まり 増える背景
人気の宿泊先といえば、やっぱり温泉旅館。ところが今、食事を付けない”素泊まり”を選ぶお客さんが増えています。1泊2食付きが定番だった温泉旅館で何が起きているのか。「関西の奥座敷」と呼ばれる有馬温泉でその謎を徹底調査しました。
目前に広がる有馬三山「落葉山」の眺望。館内随所より、四季折々の壮大な絶景をご覧いただけます。姉妹館との湯めぐりも可能。
神戸ビーフや山海の幸を、見た目も美しい会席に。名物料理ではなく、上質な食材を各地から仕入れ、料理にすることが有馬としての誇りだ。「上流階級の方が多かったことも影響しているかも知れませんが、それが有馬流のおもてなしで、“有馬の宿はどこに泊まっても料理が旨い”と昔から言われてきたんですよ」
六甲の自然豊富な日本最古の温泉地有馬に、効能豊かな金泉・銀泉2種類の温泉を備えたリゾートホテルです。温泉街の中心までは徒歩5分という好立地。兵庫五国の食材を中心に、季節感あふれる和食を楽しむことができますよ。
源泉を加温・加水することなく提供している半混浴式「金郷泉」や、御所泉源に隣接した貸切風呂を利用できます。陰の美しさに息を呑み、木の床の軋む音で永遠に触れ、山家料理の中に自然の温かみを感じる。足利義満が滞在し御所と呼ばれるようになった有馬最古の湯宿で、特別な時間が過ごせるでしょう。
兵庫県神戸市に位置する有馬温泉は、歴史あるレトロな街並みのなかでノスタルジックな気分に浸れる温泉地です。日本の三古泉のひとつでもあり、環境省が指定する「療養泉」の9つの主成分のうち7つを含んでいる世界的に見ても珍しい温泉となっています(参照:有馬温泉観光協会)。
六甲連山に続く有馬の山々や有馬温泉市街地が見られる和室・洋室のほか、ゆったりしたスイート和室・露天風呂つき和室を用意。貸切露天風呂では、目の前に広がる一面の森を眺めながら、金泉・銀泉ともに楽しめます。夕食は部屋またはレストランで素材にこだわった月替わりの献立を味わえますよ。
そんな有馬温泉は大阪からバスや車で1時間程度と、比較的アクセスに優れた立地であるため、関西エリアの人は一人でも気軽に訪れやすいのが魅力です。温泉街が充実しており宿のタイプも豊富なので、ぜひ気ままな一人旅の旅行先に選んでみてくださいね。
また夕食や朝食に合わせて行動する必要がなく、自由に過ごしやすい点もメリットといえます。「有馬温泉御幸荘花結び」はチェックイン時間が23時までと夜遅くに設定されているため、観光地の飲食店での食事も楽しめますよ。
兵庫県を代表する温泉地、有馬温泉(神戸市)は1995年1月17日の阪神大震災後、観光客の急減に見舞われ、新型コロナウイルスの感染拡大でも再び厳しい状況に陥った。有馬温泉の奮闘の軌跡は兵庫の観光の軌跡でもある。有馬温泉は震災から復活した経験を、コロナ禍の集客策にどう生かそうとしているのか。
有馬温泉でどのように過ごすかに合わせて宿を選びましょう。何もせずのんびりするか、温泉を楽しむか、館内施設やアクティビティ体験に没頭するかいろいろな過ごし方ができますよ。
古い歴史の有馬の街に建つ新しい形の温泉ホテル。館内に「金泉」「銀泉」を備えた大浴場あり。
部屋食がない場合には、食事処の個室で食事ができる宿をチェックしましょう。食事処に移動する必要がありますが、空間にこだわっている宿ならより食事もおいしく感じられます。宿の選択肢も増えるので、検討してみてくださいね。
有馬温泉で一人旅する場合には部屋食・個室食などの一人で食事がしやすい宿がおすすめです。部屋食は人目を気にせず食事ができるのがメリット。少し値は張りますが、朝食・夕食ともに部屋食が可能な宿もあります。
一人の自由気ままな温泉旅行に選びたいのが「有馬温泉の一人旅向けホテル・旅館」。部屋食・日帰り・素泊まりなど、一人旅にうってつけのプランやサービスが充実しています。神戸ビーフなど贅沢な食事が楽しめる宿もたくさんあるため、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
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