【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-5日線下で波乱が続く

日経平均株価は大幅反落。売り先行後も下値模索が続き、下落幅は1000円を超す展開となった。終値はやや戻して終えたものの、32000円を割り込んで終えた。
RSI(9日)は前日の22.0%→19.7%(4/9)に低下。下向きの5日移動平均線(32875円 4/9)下で波乱含みの展開が続いている。ボリンジャーバンド(20日線)では終値でマイナス2σ(31908円 同)を下回った。短期波動は下落継続との判断となる。
一方、週初のレンジで上げ下げをしているだけで、下方に水準訂正している印象は小さい。
そういった意味でも目先的には自律反発が予想されるが、5日移動平均線の下方で寄り付く場合には下向きの同線が上値抵抗になりやすい日柄しかまだ経過していない。
上値メドは、5日移動平均線、心理的節目の34000円、心理的節目の35000円、4/2安値(35426円)、25日移動平均線(36273円 同)などがある。下値メドは、4/7安値(30792円)、心理的節目の30000円や29500円、2022年8/16高値(28928円)、2023年3/9高値(28734円)などがある。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-5日線下で波乱が続く
テクニカル 日経平均株価テクニカル分析5日線下で波乱が続く
以上4つのテクニカル指標からは、日経平均はここのところやや下げすぎで、スピード調整的な持ち直しの局面に入ってもおかしくはない、と判断される。ただし、それは下降トレンドが続く中での一時的な持ち直しなのか、それとも年初来高値を更新するような本格的な上昇トレンドに転じるのかを判断する材料には欠ける。一目均衡表は3月後半にも相場が反転する可能性があることを示唆しているが、下降トレンドの中での小幅な上昇トレンドにとどまるリスクもある。
今後の相場については、「買われすぎか、売られすぎか」を判断するためのテクニカル指標「RSI」から日本株の「底入れ」が近いのではないかと分析しますが、まだ不安は残るといいます。
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