【見通し】NY株見通し-大手金融機関の決算と3月PPIなどに注目

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【見通し】NY株見通し-大手金融機関の決算と3月PPIなどに注目

今晩は大手金融機関の決算発表と米3月生産者物価指数(PPI)などの経済指標に注目。昨日は前日の急反発の反動や、米中貿易戦争の激化懸念などで主要3指数がそろって大幅反落。ダウ平均は一時2180ドル安まで下落後、1014.79ドル安(-2.50%)で終了し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ3.46%安、4.31%安で終了した。センチメントは再び悪化し、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の33.62ポイントから40.72ポイントに上昇した。ただ、週初来ではダウ平均が3.34%高、S&P500が3.82%高、ナスダック総合が5.13%高とそろって3週ぶりの反発ペースとなった。

 今晩の取引では週末の取引となることで、持ち高調整の動きが予想されるが、発表がスタートする大手金融機関の第1四半期決算発表に注目が集まる。寄り前にJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレーのほか、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ブラックロックなどが発表予定で、決算結果並びに関税政策の不透明感が強まる中、各金融機関が発表する経済見通しやガイダンスが焦点となりそうだ。経済指標では米3月生産者物価指数(PPI)が発表されるほか、4月ミシガン大消費者信頼感指数速報値や併せて発表される同1年先・5年先期待インフレ率速報値にも要注目となる。

 今晩の米経済指標・イベントは3月PPI、4月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など。このほか、ムサレム米セントルイス連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレーなどが発表予定。

(執筆:4月11日、14:00)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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見通し NY株見通し大手金融機関の決算と3月PPIなどに注目

・10-12月期決算発表で、コスト削減、投資抑制の方向を明確に打ち出したことから業績見通し・目標株価とも上方修正されました。また、売上の伸びは低水準が続くと考えられますが、「Reels」(「Instagram」の短尺動画機能)「WhatsApp」などの寄与が高まりつつあることから、安定性は増すと期待されます。

・2023年12月期の業績見通しを売上が前年比15~17%増、EPSは同12~16%増相当の11.00~11.40ドルとしました。2022年の新規カード獲得が12.5百万件に達し、顧客の利用頻度、顧客保持とも好調、かつ、プレミアム顧客が多いことを背景に信用指標も堅調と、事業モメンタムが強いことが背景にあるとみられます。

・10-12月期の売上は前年同期比4%減ですが、ドル高の影響を除くと同2%増でした。オフィスの集約や約1.1万人のレイオフなどのリストラ費用を含む営業費用が同22%増となったため、純利益は同55%減に落ち込みました。ファミリー・デイリー・アクティブ・ピープル(各種サービスのユーザー数合計)は、29.6億人で前年同期比5%増と堅調でした。2023年12月期の費用見通しは、従来予想の940~1000億ドルから890~950億ドルへ、資本的支出は従来予想の340~370億ドルから300~330億ドルへレンジが引き下げられました。

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