コストコに行列 2h半前倒し開店
コストコ小郡倉庫店は、九州を縦断する九州自動車道と、九州を横断する長崎自動車道・大分自動車道に接続する、鳥栖ジャンクションから約5kmの大分自動車道 筑後小郡インターチェンジ西側に立地。
1日の来店客は3000人~7000人を見込む。コストコ小郡倉庫店では、地域採用として300人以上を雇用、小郡の街の発展にも期待がかかる。
1組目の来店者となった宮平雅子さん(46)は子どもたちと一緒に前日の朝7時半から並んだという。「初めてコストコに来た。見たことのない商品ばかりですごい」とうれしそうに語った。肉など食材のほか、大容量のトイレットペーパーや130センチ以上ある大きなくまのぬいぐるみを購入していた。
小川恭一店長は「これまで沖縄になかった商品もある。高品質・低価格を実践できるよう頑張りたい」と話す。従業員は300人だが、オープン当初の需要に対応できるよう臨時で200人を追加動員しているという。同日はコストコホールセールジャパン(千葉県木更津市)のケン・テリオ日本支社長も店頭に立ち、来店者を出迎えた。
コストコの進出をきっかけとして、筑後小郡インターチェンジ周辺のエリアを対象に2023年10月「まちづくり構想」を策定した。
オープンに先立ち2024年11月20日には、小郡市とコストコが災害協定を締結。
米会員制量販店のコストコは、沖縄県での初店舗を24日に開業した。早朝から多くの人が訪れ、午前8時を予定していた開店時間は4時半ごろに前倒しとなった。周辺道路では店舗へ向かう車が列をつくった。しばらく「コストコブーム」が続きそうだ。
対して、コストコ小郡倉庫店が立地する筑後小郡インターチェンジ周辺地区は多くが農地で、近年では広域交通の高いポテンシャルを活かし物流の拠点として成長している。
駐車場内の車は福岡・久留米など県内ナンバーの他に、佐賀・長崎・大分の県外ナンバーも見られ、当初の見込み通りコストコが進出していないエリアからの来場も確認された。
11月21日に「コストコ小郡倉庫店」がオープンした。 アメリカ発祥の会員制大型量販店「コストコ」は、北米を中心に全世界893店舗を展開。 日本では、1999年4月に一号店となる「コストコ久山倉庫店」を福岡県糟屋郡久山町にオープン。
「コストコ小郡倉庫店」は日本国内では36店舗目、福岡県内では3店舗目となる。(2024年11月21日現在) 敷地面積6万8800平方メートル、売り場面積は約1万平方メートル。
オープンからの週末は、周辺道路は渋滞が続き、小郡市役所のホームページではコストコ周辺地域の交通状況への外部リンクを掲載するなど、オープンならではの賑わいを見せている。
地域の自然環境を守りながら、工業・商業・流通企業の誘致でさらなる雇用の創出、コストコの南側を走る甘木鉄道の松崎駅と今隈駅間に新駅設置の検討、住宅地の開発によって約130世帯を呼び込むことを目指す。
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