開幕の万博 会場でハプニング続出
大阪・関西万博が13日、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開幕した。10月13日までの184日間で、158の国・地域が参加。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、各国の英知を結集して今後の世界の在り方を模索する機会となる。
開幕を告げる花火が夜空に打ち上がった。来場者からは歓声が上がり、スマホで写真を撮る人が多く見られた。大阪府羽曳野市の大学生、森本勇介さん(18)は、Adoさんのスペシャルライブ後に花火を見た。「いよいよ始まった感じ。建設費用とか、工事間に合うか、とか暗いニュースも多かったけど、来てみたら楽しく回れた。また来たい」
ハプニングといえば午後から強まった風雨もそうだ。藤井さんも悪天候を懸念し、今回の万博のシンボル大屋根リングには上らなかった。それでも「雨の方が人や列が減ってかえっていい」とパビリオンや会場風景を満喫した。
閉場時間の22時を過ぎても、会場内には人だかりが。「閉場時間を過ぎております。東ゲートからお願いします」「速やかに退場よろしくお願いします」とアナウンスが流れ、残っていた人たちは足早に出口へ急いだ。
長い入場待ちの列を抜け、会場に入れた後にも。「月の石」の展示やロケットの打ち上げを再現した映像が楽しめるアメリカ館を始め、予約なしでも入れる人気のパビリオン前は大混雑です。
大阪・関西万博がついに13日開幕しました。今回は「並ばない万博」を目指しましたが、入場ゲートやパビリオンなどには行列ができて、大混雑となりました。■入場口も会場内も大行列入場ゲート前の来場者 開幕初日を迎えた13日、入場ゲート前には開場を今か今かと待ちわびる数千人が。午前8時半ごろ、入場ゲート前の来場者。何列にも及ぶ人の列が進んで行きます。 そして、午前9時に入場が始まりました。手荷物検査・身体検査などの入場確認を済ませ、続々と入場していきます。 入口のゲートでは携帯でQRコードを確認してから中に入る形となっています。一人ひとり確認をするので、時間が少しかかっています。来場者「1時間くらい入るのに待ちました」 会場にはキャスター付きの荷物を持ち込むことはできません。三重から来た女性も、キャスター付きの荷物を持ち会場に来てしまい、近くのロッカーに預けることにしました。来場者「(ネットで)検索したらダメだって書いてあったから、分かっていたんですけど。これくらいだったらイス代わりになるからいいかなと思ったらダメでした。ドタバタですわ」パビリオン前は大混雑 長い入場待ちの列を抜け、会場に入れた後にも。「月の石」の展示やロケットの打ち上げを再現した映像が楽しめるアメリカ館を始め、予約なしでも入れる人気のパビリオン前は大混雑です。会場スタッフ「立ち止まらず、ゆっくり2列でお願い致します。2列でお進みください」 「並ばない万博」を掲げていましたが、大屋根リングに上がるエスカレーターの前も行列です。
13日に開幕した2025年大阪・関西万博。1970(昭和45)年大阪万博に魅了され、国内外の万博を訪れたという万博マニアの藤井秀雄さん(66)は初日から足を運んだ。55年ぶりに大阪で開かれるこの万博をどう見るのか。密着し、会場を回った。あいにくの悪天候も前向きにとらえ、万博を楽しもうとする愛好家の姿がそこにあった。
大阪・関西万博がついに13日開幕しました。今回は「並ばない万博」を目指しましたが、入場ゲートやパビリオンなどには行列ができて、大混雑となりました。
大阪・関西万博は13日、大阪・夢洲で開幕。開幕初日の会場内外の様子をタイムラインで詳報します。
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