【見通し】17日香港株=軟調か、米利下げ期待が後退 連休前にリスク回避も

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【見通し】17日香港株=軟調か、米利下げ期待が後退 連休前にリスク回避も

17日の香港市場が軟調か。米中対立の激化懸念に加え、米利下げ期待の後退も嫌気されそうだ。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は16日の講演で、トランプ関税は短期的にインフレを押し上げる可能性があり、「目標からさらに遠ざかる可能性が高い」と述べ、早期の利下げに慎重な見方を示した。香港市場では18日がグッドフライデー、週明け21日がイースターマンデーで休場となり、市場の先行き不透明感が強いなかで連休を前にリスク回避の動きが加速する可能性がある。

 中国の国家統計局が16日に発表した1-3月期の国内総生産(GDP)速報値などの主要な経済指標がいずれも市場予想を上回る結果となったが、その日の市場では支援材料にはならなかった。もっとも、政府系マネーによる相場の買い支えや、中国当局による内需振興や産業支援の強化への期待が引き続き下値を支えるだろう。

 16日のNY市場でダウ平均は699米ドル安と大幅に続落。エヌビディアが大幅安となりハイテク株の下落を主導したほか、パウエル議長が関税による経済の影響に懸念を示したことも相場の重しとなった。ナスダック総合株価指数も大幅に続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。欧州金融大手のHSBC(00005)、インターネットサービス大手のテンセント(00700)などが香港終値を上回った半面、香港都市ガス事業のホンコン・チャイナガス(00003)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、新エネルギー自動車・電池メーカーのBYD(01211)などが下回って引けた。

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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