24年度の対米輸出額 過去最高に

24年度の対米輸出額 過去最高に
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 24年度の対米輸出額 過去最高に

24年度の対米輸出額 過去最高に

中国税関総署の王令凌副署長は、2024年の中国の貿易について「質、量、成長率ともに向上した」と評価したうえで、特に「質」について、ハイテク製品の貿易が順調に成長し、自主ブランドの輸出が過去最高を記録し、越境EC(電子商取引)などの新たな貿易形態が盛んになっている、と分析した。

財務省が17日発表した2024年度貿易統計速報によると、米国向け輸出額は前年度比3.8%増の21兆6482億円と過去最高になった。

(注1)中国税関総署の発表によると、人民元建てでは貿易総額は43兆8,468億元(約920兆7,828億円、1元=約21円)と過去最高額になり、輸出は25兆4,545億元、輸入は18兆3,923億元となった。

【ワシントン=田中宏幸】米商務省が5日発表した2024年の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノの輸出額から輸入額を差し引いた貿易赤字額は前年比14・0%増の1兆2117億ドル(約185兆円)で過去最大だった。貿易赤字(通関ベース)の相手国・地域別では中国が2954億ドルと最大で、日本は685億ドルで7番目に多かった。

この結果、貿易黒字は前年から20.7%増加し、過去最大だった22年より1542億ドル拡大した。

台湾財政部が9日に発表した貿易統計によりますと、台湾の去年1年間の輸出額はドル換算で4750億ドル余りとなり、前の年と比べて9.9%増加しました。国・地域別でみますと、▽アメリカ向けが前の年と比べて46.1%増加したほか▽ASEAN=東南アジア諸国連合向けが15.1%増えて、それぞれ過去最高となり、双方の輸出額を合わせると全体の4割余りを占めました。これについて、台湾財政部は、▽AI=人工知能などに関連する新たなビジネスチャンスに依然として活力があることや、▽アメリカのトランプ次期大統領の就任前に、高い関税を避けるための駆け込み需要があった可能性があるなどと理由を挙げています。一方、中国と香港向けの輸出額は、中国国内の需要の不振などから、前の年と比べて1.1%減少しました。中国と香港向けが減少するのは3年連続で、輸出額全体に占める割合は3割余りに低下しました。中国が、一部の台湾製品への関税の優遇措置を停止するなど、台湾の民進党政権に対する経済的な圧力を強める中、台湾と、アメリカやASEANの結び付きが深まっていることが浮き彫りとなった形です。

海関総署の統計で米中間の貿易動向をみると、2024年の中国の対米輸出は前年比4.9%増の5,246億5,600万ドル、対米輸入が0.1%減の1,636億2,400万ドルで、対米黒字額は7.4%増の3,610億3,200万ドルだった。貿易統計データベース「グローバル・トレード・アトラス」を基に中国の対米輸出品目をみると、HSコード4桁ベースで最大の輸出品目である電話機(HS8517、スマートフォンなど)は6.5%減の465億5946万ドル、2位の自動データ処理機械(HS8471、PCなど)は0.4%増の412億2,381万ドルとほぼ横ばいだった一方、3位の小口貨物(HS9804)は30.3%増の218億7,053万ドル(注2)、4位の蓄電池は16.5%増の163億6,735万ドルと大幅な伸びを示した。また、対米輸入品目をみると、最大の輸入品目である石油ガス(HS2711)は35.6%増の140億4,171万ドル、3位の集積回路(HS8542)は43.1%増の118億9,514万ドルとなった一方、2位の大豆(HS1201)は29.7%減の120億5,645万ドル、4位の自動車(HS8703)は13.3%減の72億8,205万ドルだった。

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