FX個人投資家動向「パウエル砲で株安・円高も、日米関税交渉での『為替議論なし』で円売り進行‼」2025年4月17日

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FX個人投資家動向「パウエル砲で株安・円高も、日米関税交渉での『為替議論なし』で円売り進行‼」2025年4月17日

 

前日欧州間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめした。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。

FX投資家フローと市況

前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)

16日、翌日に日米関税交渉を控える中、NY時間に発表された米3月小売売上高のコア前月比が市場予想を上回ったものの、市場の反応は限定的となり、NY時間中盤までドル円は方向感が出ず、142円ミドルレベルでの推移となった。注目された、パウエルFRB議長の講演で同氏は「米政権の関税措置による経済への影響は予想を大幅に上回る」と述べた一方、景気の下支えにつながる早期の利下げには慎重な考えを改めて示した。パウエルFRB議長の発言を受けて、一時、NYダウは970ドル超下落し、ナスダック総合も4%超下げ、リスクオフの円買いが進行、ドル円はNY時間終盤に141.636円まで下落した。

本日アジア時間は、昨晩の流れを引き継ぎドル円は141.607円まで下げた。しかし、日米関税交渉に出席した赤沢経済再生相から「為替については議論が出なかった」との発言を受けて円売りが急激に進行、米長期金利も上昇し、ドル円は142.874円まで上昇した。トランプ米大統領は赤沢経済再生担当相と会談し、その後SNSで「日本の交渉団と会談できて大変光栄。大きな進展だ」とコメントした。

取引金額

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。

市場シェア上位

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。

ポジション金額

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)

ポジション増減

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。

外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。

 
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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル FX個人投資家動向「パウエル砲で株安・円高も、日米関税交渉での『為替議論なし』で円売り進行‼」2025年4月17日

FX個人投資家動向 パウエル砲で株安 円高も

なお、以前にも トランプ大統領がパウエル議長に対して 「大幅な利下げを期待している」と表明していたこともあり、 次回のFOMCで追加利下げが発動されるだろう といった観測も増えてるのではないかと予想できます。

追加の大幅な利下げが実施されるとなれば、 それに従いドル円相場も さらにドル安円高に向かうかもしれません。

とはいえ、為替リスクが資産を全損させることは通常の投資信託や外国株取引ではありえません。信用取引もしくはFX(外国為替証拠金取引)のように、レバレッジをかけた場合には、為替の影響が資産を大きく食い尽くしてしまうことがありますが、これに手を出さなければいいわけです。

これまで、 パウエル議長は年に4回目となる利上げを実施しましたが、 それに対してトランプ大統領は「市場への感度が鈍い」 と言ってパウエル議長に圧をかけたばかりでした。

FRBのパウエル議長は、 今回の利下げについて 世界景気の減速や国内のインフレ低迷についてを指摘したあと、 「世界経済の下振れリスクに対する保険を意図したものだ」

このパウエル議長の発言が、 市場にとっては少し期待外れの結果となってしまいます。

全世界株式(オールカントリー系)やS&P500に連動した運用を目指す投資信託は、一気にその残高を積み上げてきましたが、資金を投じてきた投資初心者の中には、ここまでの大きな値上がりの一部が円安パワーであったことと、円高(といっても数年前の水準に戻ったわけではないのだが)の影響が生じうることを、軽く考えていた人がいると思います。

しかし、その後パウエル議長は、 「何も利下げが一度きりだとは言っていない」と補足し、 「え、今後もまた追加で利上げされる可能性があるの!?」 と投資家に想起させたのです。

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