来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「国内に材料少ない 引き続き米関税政策に注意」ハロンズ FX 2025/4/19 #外為ドキッ

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来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「国内に材料少ない 引き続き米関税政策に注意」ハロンズ FX 2025/4/19 #外為ドキッ
 

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
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今週の振り返り

今週の豪ドル/円は90.50円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は83.79円前後で週初を迎えました。前週に米中貿易戦争激化への懸念でリスク回避姿勢が急速に高まりましたが、今週は米中が部分的な追加措置を発表したものの、歩み寄りの姿勢を見せるなどしたことで過度のリスク警戒感が後退。リスクセンチメントに敏感な豪ドルやNZドルが買われました。 一連の関税政策をめぐる混乱が米国の信認を低下させ、米ドルが売られやすい地合いの中、NZドル/米ドルは昨年11月8日以来となる0.60ドル手前まで上値を伸ばし、豪ドル/米ドルは約2カ月ぶりとなる水準まで上昇しました(執筆時)。

米製造業の景況感に注目

来週は21日がイースター・マンデー(復活祭翌日の月曜日)、25日はアンザックデー(第一次世界大戦や第二次世界大戦などに参加した兵士の追悼日)のため、オーストラリア、NZともに祝日となります。また、経済指標の発表は22日のNZ3月貿易収支以外にめぼしいものはないため、豪ドルやNZドルは外部要因による値動きが中心となりそうです。米国の経済指標では4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)・速報値が注目です。相互関税は一部延期となりましたが、すでに発効されている中国への大幅な関税もあることから、米製造業の景況感は4カ月ぶりに好不況の分岐点となる50.0を下回ると現時点で市場は予想しています。予想以上に悪化していた場合には、鉱物資源を多く輸出している豪ドルにはマイナスの材料となるでしょう。
その他では、来週も引き続きトランプ米大統領の関税政策に関する発言に注意です。このところの動きを見ると、トランプ政権が朝令暮改を繰り返す関税政策を受けて、市場では米国への信認が低下しています。米関税政策に新たな進展があった際は米ドル中心で動きますので、豪ドルやNZドルは対米ドルの値動きもしっかり見ておくと良いでしょう。

豪ドル/円のテクニカル分析

今週の豪ドル/円は89円台半ば~91円台半ばと比較的狭いレンジ内での動きとなりました。目先の下値目途は今週14日安値の89.57円前後になります。ここを下抜けた場合には、日足一目均衡表の転換線や11日安値の88.29円前後が意識されそうです。一方上値は15日高値の91.40円前後が目先の上値目途となります。ここを上抜けると4日高値の92.65円前後が意識されそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:88.00-92.00、NZD/JPY:82.50-86.50

4/21週のイベント:

04/21 (月) 10:00 中国 1年物/5年物ローンプライムレート公表
04/22 (火) 07:45 NZ 3月貿易収支

一言コメント:

先日、少し時間があったので30分ほど散歩しました(約3キロ)。その影響もあったのか、ここ数日足のしびれや腰痛が和らいでいます。因果関係は不明ですが、気分的にも適度な運動は必要ですね。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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来週の為替予想 豪ドル 円

4月21日(月曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 90.14、 最高 91.49、最低 88.79。 4月22日(火曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 90.78、 最高 92.14、最低 89.42。 4月23日(水曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 90.30、 最高 91.65、最低 88.95。 4月24日(木曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 90.74、 最高 92.10、最低 89.38。 4月25日(金曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 90.98、 最高 92.34、最低 89.62。

2028年12月の豪ドル円見通し。当月始値 94.81、最低 93.38、当月最高 96.22。平均 94.80。月末 94.80。変更 0.0%。

2028年2月のドル円見通し。当月始値 150.99、最低 145.99、当月最高 150.99。平均 149.05。月末 148.21。変更 -1.8%。

為替レートには、多くの要因が影響しています。上述した内容は、豪ドル対円相場の推移、そしてこの通貨ペアを取引する際の注意点についてです。

南ア最大の貿易相手国中国と米国の関税を巡る対立が一服するか、国内連立政権内でのVATを巡る政局不安が払拭するか、さらに、4/16〜4/18の日程で赤沢経済再生担当相が訪米し4/17にベッセント財務長官と関税についての議論を経たドル円の反応が注目されます。こうした中、3/27以降上値抵抗線として意識される日足・転換線/基準線(7円72銭/7円79銭)を回復するか、或いは23年6月以来の7円01銭、さらに7円00銭割れまで一段安となるか注目されます。

AUDはハイリスクの通貨だと考えられています。しかし近年の動向としては、円安豪ドル高のため、投資家にとって最も安全な投資とされています。ターニングポイントとなったのは、COVID19へのオーストラリアの取り組みが「成功 」し、いち早くビジネスを再開させたことが要因となっているようです。

2028年10月の豪ドル円見通し。当月始値 94.90、最低 90.67、当月最高 94.90。平均 93.13。月末 92.05。変更 -3.0%。

2028年8月の豪ドル円見通し。当月始値 108.51、最低 104.02、当月最高 108.51。平均 106.66。月末 105.60。変更 -2.7%。

2027年1月の豪ドル円予想。当月始値 100.18、最低 97.40、当月最高 100.36。平均 99.21。月末 98.88。変更 -1.3%。

2028年8月のドル円見通し。当月始値 158.35、最低 156.04、当月最高 160.80。平均 158.40。月末 158.42。変更 0.0%。

2029年4月の豪ドル円見通し。当月始値 90.32、最低 89.41、当月最高 92.13。平均 90.66。月末 90.77。変更 0.5%。

2028年4月のドル円見通し。当月始値 152.66、最低 147.19、当月最高 152.66。平均 150.49。月末 149.43。変更 -2.1%。

2028年12月の豪ドル円見通し。当月始値 108.68、最低 107.04、当月最高 110.30。平均 108.67。月末 108.67。変更 0.0%。

2027年5月のドル円予想。当月始値 143.92、最低 143.92、当月最高 149.91。平均 146.36。月末 147.69。変更 2.6%。

2028年7月の豪ドル円予想。当月始値 105.70、最低 105.70、当月最高 110.14。平均 107.51。月末 108.51。変更 2.7%。

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