スーパーの米 15週連続で値上がり

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スーパーの米 15週連続で値上がり
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スーパーの米 15週連続で値上がり

備蓄米が行き渡らない背景として、流通の経路の問題を指摘する声もあります。これまでの2回の入札で、いずれも9割以上を落札したJA全農=全国農業協同組合連合会は、落札した備蓄米について、取り引きの実績がある卸売業者に販売する方針を明らかにしています。一方で、農林水産省は、これまでの入札では、備蓄米が転売されて価格がつり上がることを防ごうと、備蓄米を仕入れた卸売業者が別の卸売業者に販売することは認めていませんでした。こうした結果、JAグループと直接、取り引きの実績がない中小の卸売業者は備蓄米を入手できず、そこからコメを仕入れている中小のスーパーなどにも備蓄米が行き渡りにくいと指摘されているのです。

スーパーのコメ価格は15週連続で最高値を更新しました。

一方、JA全農との取り引きの実績が少なく、備蓄米が回ってきにくいという声も、コメの卸売会社からは上がっています。福岡県広川町にあるコメ卸売会社「カネガエ」は、九州各地の農協や生産者から年間およそ1万2000トンの玄米を仕入れ、精米した上でスーパーなどに販売しています。この会社で米穀部門長を務める森島一紗さんは、例年に比べてコメの在庫は3割少ないと言います。

全国のスーパーで今月13日までの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キロあたりの税込みで4217円と前の週より3円値上がりしました。備蓄米が流通する中でも、15週連続の値上がりとなりました。なぜ備蓄米の放出後も価格の高止まりが続くのか、今後の価格はどうなるのか、専門家による見通しも交え、詳しくお伝えします。

スーパーのコメ価格は15週連続で最高値を更新しました。 農林水産省が21日公表した、全国のスーパーで販売されたコメの5キロあたりの平均価格は、去年の同じ時期より2倍以上高い4217円で、15週連続で最高値を更新しました。 【解説】米の店頭価格はいつから下がるのか…放出効果は5月ごろ?下げ幅はまったく読めず “備蓄米”15万トン入札開始 前週より3円高いですが、値上がり幅は縮小傾向です。 一方、先週発表された業者の間で取引された3月のコメの価格は8カ月ぶりに下落に転じていて、店頭価格の高騰が落ち着く兆しも見えています。

備蓄米が行き渡らない理由については、店頭に並ぶまでに時間がかかっていることに加え、そもそもの放出量が少ないことを挙げ「4000万世帯の人が、5キロの袋を1つずつ買ったら、それで20万トンになる。さらにすべての量が小売り向けになるわけではないことを考えると、なかなか備蓄米を目にしない地域が出てきたり、品ぞろえができないスーパーが出てきたりすることは十分にあり得る」と指摘しています。そのうえで「消費者や業界に安心感を与えるためにできるだけ備蓄米が行き渡るような対策が重要になってくる。卸売業者どうしで売買できるようになることで、備蓄米を落札した集荷業者と取り引きがない業者にも回っていくことは1つの方策だと思う。あとは例えば、備蓄米の放出枠の中に小規模事業者の枠を設けて、町のお米屋さんが買えるとなると身近なお店に備蓄米の商品が並びそれが消費者の安心感につながるので、できるだけ身近なところで目にする機会を増やしていけるかが重要だろう」と話しています。

鯖江市のスーパーでは、今月9日からJA福井県が落札した備蓄米の「ハナエチゼン」の販売が始まり、価格は税込みで5キロ3240円と、ほかの福井県産の銘柄と比べて700円から1300円ほど安くなっています。このスーパーでは、週に1回のペースで備蓄米が入荷していて、最初に入荷した15袋はわずか2日で完売、今月15日に再び入荷した18袋も3日で完売したということです。大阪から観光目的で訪れたついでにコメ売り場を見に来たという客は「自分の地元では備蓄米は見かけません。税抜きで3000円は安いし、買いやすい価格だと思うのでうらやましいです」と話していました。

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