ドル円午前の為替予想、FRB議長解任リスクでドル軟調 2025/4/21

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ドル円午前の為替予想、FRB議長解任リスクでドル軟調 2025/4/21

午前の為替予想は… FRB議長解任リスクでドル軟調

作成日時 :2025年4月21日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

140.500-142.600円

前日の振り返りとドル円予想

18日のドル/円はじり安の展開。日本以外のほとんどの国が祝日で動意を欠いたが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任リスクがくすぶる中でドルが小幅に下落した。終値は前日より30銭あまりドル安・円高の142.14円前後だった。米国家経済会議(NEC)のハセット委員長は、パウエルFRB議長の解任について「トランプ大統領とそのチームが引き続き検討する」と明言。米大統領がFRB議長を解任する権限を有するとの法的根拠は乏しい。そのぶん実現性は高くないが、市場から見れば大統領府がFRBの金融政策に介入を試みているという事実は重いFRBの独立性の棄損はドルにとって明らかなネガティブ材料だ。本日もドルの続落に警戒が必要だろう。なお、本日はイースター・マンデーのため、引き続き多くの国が祝日となる。米国は祝日でこそないがNY市場の参加者は限られる公算が大きい。ドル/円は薄商いの中で想定以上に値幅が広がることも考えられるため注意したい。

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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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ドル円午前の為替予想 FRB議長解任リスクでドル軟調 2025

住宅着工件数が予想を下回り、景気減速懸念に寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)が公表する連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を警戒し、長期金利上昇に連れ、軟調推移が続いた。終盤にかけFRBが公表した1月開催分のFOMC議事要旨では利下げを急がない方針が再確認されると同時に債務上限問題が解決するまで、バランスシートのランオフ減速などを検討していたことが明らかになり金利が低下すると、買いが強まり、相場は上昇に転じ終了。S&P500種指数は連日で過去最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品、医薬品・バイオテクが上昇した一方で、素材が下落。

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